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映画館のタダ券が期限切れる前に、
大急ぎで空いた時間に見に行ってきました・・・
ペコロスの母に会いに行く
(2013年「ペコロスの母に会いに行く」製作委員会)
監督:森崎東
脚本:阿久根知昭
原作:岡野雄一
あらすじ
長崎で生まれ育った団塊世代のサラリーマン、ゆういち( 岩松了
)。
ちいさな玉ねぎ「ペコロス」のようなハゲ頭を光らせながら、
漫画を描いたり、音楽活動をしな
がら、母と暮らす。
彼は父さとる( 加瀬亮
)の死を契機に認知症を発症した母みつえ( 赤木春恵
)の
面倒を見ていた。
実家に来ているゆういちの大学生の息子まさき( 大和田健介
)と
迷子になったり、汚れたままの下着をタンスにしまったりするようになった彼女を、
なんとか面倒見続けるが、普段は男やもめのゆういちにはかなりの負担に。
ホームヘルパーとも相談の結果、断腸の思いで介護施設に預けることに。
苦労した少女時代や夫との生活といった過去へと意識が
さかのぼっているのが、だんだん一人息子の自分のことすらわからなくなる母。
ぼんやりすることも多くなり、ゆういちは祭りの日に外に連れ出してみた・・・
親の痴呆に介護、といった、決して明るくはなりそうもない話題なのに
しみじみ面白かったです。
加瀬亮が出てることと、上映時間がちょうどよかったから、
という程度で見たんですが、ミニシアターはそれなりに人が入っていたなー
なんか、明日はわが身、とか思わないのかな??っていうような
年配の人がほとんど。
年配の人が多い映画館って、案外マナーが悪くていやなんだよね
この日も、ポイントではみんなで笑えたけど、
それ以外のときに立ち上がったりとか、出入りしたりとか、
ホント気になって困る。
それはともかく、なんたってこういう映画が撮れる 森崎東
監督がすごい。
以前見た作品は、やはり加瀬亮が出ていたから見た、
ニワトリはハダシだ(2003年)
以来なんですが、
ご自身もご高齢なのに、あのシビアな描き方・・・
そして静かに染み入る余韻。
もちろん、配役もとても良くて、
岩松了さんすごいんだもん。
面白くて切なくて悲しくて、そして歌がうまい。
赤木春恵さんのみつえは、本当にかわいらしくて
前半の軽い症状の頃のコミカルなかわいらしいおばあちゃんから、
後半ゆういちもわからなくなるくらい症状が進んでしまった、
ぼんやりした表情まで、本当に切なくなるくらいいいお母さんで・・・
いつか自分もゆういちのような経験をするのだろうか、
娘たちに対してみつえみたいになっちゃうんだろうか、、、と
そういった寂しい気持ちにもなるんだけど、
ぼけるのも悪くないかも、と思ったりもする・・・
介護施設にはいろんなご老人がいて、その一人、
本田さん( 竹中直人
)の母親が 佐々木すみ江
さんで、
施設のスタッフに 根岸季衣
さんがいて、、、、
ひとり、" ふぞろいの林檎たち
"だ・・・と感慨深く?なっていましたが、
とにかく脇の人たちもとてもよかったのだ。
特に、みつえの孫にあたるまさき、よかったなあ~
ちょっとボケ始めたおばあちゃんを家の近くで見つけると、
バイトに行くのをちょっと遅らせて一緒に家まで帰ったり、
絶対に怒らずあわてず、すごくやさしい孫なのだ。
ゆういちは大変かもしれないし、自分のことがわからなくなった母のそばで
似顔絵を描きながら涙するんですが、
それでも生まれ育った場所で暮らし、
母のそばで会いに来ることができ、
息子も優しい子供で、、、、
それはある意味恵まれている気もする・・・
ペコロス仲間の竹中直人(最初はヅラでごまかしてる)& 温水洋一
コンビも
ゆういちの良き理解者だし、長崎弁がまたすごくいい。
いろんな感覚が残って、かなり面白か
とにかく、細かいところ笑える部分がたくさんあって、
取り扱っている題材はなかなか寂しい感じもするけど、、、よかったです。
この写真、最後に出てきます。
みんなすでにこの世にいない人なんだけど、、、
痴呆がはいると、私の母方の祖父もそうだったんだけど
昔のことは鮮明に思い出すみたいで、、、
どんどんその時代に意識がいってしまうんでしょうね・・・
このパンフは、結構面白かった。
最近、HPをプリントしただけ?みたいな中身のないパンフが多かったけど
これは結構読めました。
原案の岡野さんの漫画も
ちょっと載っていて・・・・読みたくなります。
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