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ヤフーで見つけたこんな記事。 「愛してる!」 妻に絶叫=東京「愛してるよ!」―。31日の「愛妻の日」を前に、日本愛妻家協会などが29日、東京都千代田区の日比谷公園で開いたイベントで、会社員ら約40人が妻への思いを絶叫した。夫たちの叫びは妻に届いた? 1月31日って、「愛妻の日」とは知らなんだ。それに 「日本愛妻家協会」 というのもあるなんて、知らなんだ。人前でこんな風に叫んじゃう会社員。度胸ありますね。それとも単なる目立ちたがり??おもしろいから、イタオヤに見せる。「なんだ、このざまは!!本当に自分の妻を愛してるんなら、こんなわざとらしいパフォーマンスはいらないんだ。いつも気にかけてあげるとか、優しい言葉をかけてあげるとかそういう毎日の積み重ねで表現すればいいんじゃないか?こんなイベントを企画するのも、いかにもわざとらしい。まるでサーカスだな。」ほほう、なかなかいい事を言ってくれるじゃないの。と感心していたら、「で、愛夫の日もあるの?」 とイタオヤの質問。 日本愛夫協会とか、愛夫の日なんて、あるんでしょうか???
Jan 31, 2009
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今日ちょうどお昼ご飯の時間に、郵便屋のマリンおじさんがドアのベルを鳴らした。封書と一緒に箱が届いている。・・・・・・???母からだ。早速開けてみると、 きゃ~~インスタントラーメン!!イタオヤはいそいそとラーメンパックを食料棚に並べる。やけに張り切っている。そういえば味噌味ラーメンは、まだ食べた事がなかったのではないだろうか?今週末のお昼は、説明なしでイタオヤに味噌味デビューをしてもらおうと思う。母上、ありがとうございます。
Jan 29, 2009
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去年の冬、寒さと雪でスズメも食べ物がなかなか見つからなくて大変だろう・・・・なんて言いながらクッキーを粉々にして与えていたイタオヤ。夏の間は、バルコニーが汚くなるしスズメは自分で食べ物を探せるんだからと遠慮してもらっていた。去年12月からの大雪で、イタオヤはまたスズメに餌付けを始めた。そんなある日、スズメだけではなく、こんなかわいいお客さんもバルコニーに立ち寄るようになった。 画像提供=イタオヤ アメリカでは、「ロビン」という名で親しまれているこの鳥。日本名は「コマドリ」というようだ。 潰したクッキーの上を歩く様についばむのがかわいい。 この子はなんていう名前なのだろうか?おなかのあたりから首にかけて、ふわっふわの毛がかわいい。そして気がついたことがある。この鳥達は、1羽で来る事が多い。仲間も沢山いないようで、ほとんど単独行動のようだ。それに比べてスズメはいつも仲間連れ。そしてコマドリがついばんでいる時、横から大勢で飛んできてコマドリを追い出したりもしている。鳥には鳥の世界があるのだろうけど、そういうのってなんかなぁ・・・・スズメは用心深く、私達がちょっと窓に近つ゛いたりするとパーーーーッと飛んでいってしまう。写真撮影のためにカーテンをちょっとあげたままにしていると、もうしばらく寄ってこない。ところがコマドリ達は私達がちょっと窓に近寄っても平気な感じでついばんでいる。中には窓のまん前で首をかしげるような動作をしている事もある。それがイタオヤの心をくすぐったようだ。いつもはしない窓ガラス拭きをせっせとし、カメラと三脚をセットしてコマドリを待ち続ける。おかげでキッチンの窓はいつもきれいだ。大勢でやって来て、気を許さないスズメ達。我が家では 「暴走族」 という名で呼ばれている。
Jan 27, 2009
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マーラちゃんが配達してくれた牛肉に、カルパッチョも入っていた。土曜日の夕食は、これを前菜に景気良くやる。 薄切りの肉を皿の上に並べて、小さなお茶碗にソースを作る。にんにくを1かけおろして、オイルと混ぜる。それにちょっとバルサミコ酢を入れる。そんなソースを肉にかける。お好みで塩、こしょう。生の肉は消化しにくいかなぁ・・・・と心配だったが、翌朝も胃の重さはなく、すっきりとしていた。ただにんにくの匂いがちょっときつかったかな。
Jan 26, 2009
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オバマ大統領のスピーチを書いて、有名になった27歳のジョン・ファブローさん。日本のネットをサーフィンしていると、「イケメンスピーチライター」 とか「超 イケメンライター」とかって書いてあるので、一体どんなイケメンなんだろう・・・・ってとても気になる。気になるから検索して、ファブローさんを探す。そして見つけた画像。 ふつうのおにーちゃんじゃない??超イケメンって、一体・・・・・・こういう風にどーでもいい事で振り回される私もバカだけど、このイケメンハンターみたいな見出し、 どうにかならないもんかねぇ・・・・
Jan 25, 2009
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私の同僚のマーラちゃんは、農家の娘だ。酪農をしているのだが、実は先日「食用に飼っている牛1頭を仏さんにする予定なのだが、牛肉を買わない?」 と聞かれた。去年も今の時期、1頭仏さんにしてこの職場でも何人かが1人10キロあたり購入したらしい。私は2人暮らしだし、近頃めったに牛肉は食べなくなったので遠慮しておこうと思ったが、「にきーたのために、おとーちゃんに頼んで5キロくらいの詰め合わせにしてもらおうか?」とも言ってくれたので、買ってみることにした。昨日夜9時にマーラちゃんが配達してくれた牛肉を、早速小分けにして、フリーザーに収める。 肉のうちわけは:フィレ肉 4枚フィレよりちょっと劣るステーキ 4枚ミラネーゼ用の薄切り 12枚カルパッチョ 2人分生でも食べれるひき肉 200gラグー用(ミートソース)のひき肉 800gロースト用 500gシチュー用 800g1キロあたり9ユーロで、45ユーロ。イタオヤはラグー用が脂身たっぷりで、それが気に入らないらしく、少しブツブツ言っていたが、フィレ肉やシチュー用もあったので納得したようだ。
Jan 24, 2009
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今日のイタリア紙のネットでの報道から。オーストラリアの南にあるタスマニア島の海岸で、50頭のマッコウクジラがうちあげられているのが発見された。50頭のうち無事に救助されて海に戻ったのは5頭。タスマニア島の 「Parks and wildlife services」によるとマッコウクジラがどうしてこの海岸にうちあげられたのかは不明、 この海岸が海からしかアクセスできないこと、そしてクジラのオス1頭は約18m、メスは約12m、体重が各20~50トンあるので救助が難航していると語った。(ToT)/~~~どうしちゃったんだろう・・・・・・こういうのを観ると、哀しくなります。瀕死のマッコウクジラのビデオ
Jan 23, 2009
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今日は久しぶりに水彩画のお話。去年暮れから始めた水彩画、まず基礎を習おうと購入したイタリア語の本なのだが、どうもいけない。 これです。何がいけないかって、ステップバイステップ方式ではなくて、どうもレッスンについていけない。私がズブの素人というのが原因なんだろうけど、どうしても馴染めない。そんなわけで、いつものごとくネットサーフィンを繰り返し、イギリスで有名な水彩画家、アルウィン・クローショーの本を買うことにした。手にとって吟味できないのが悔しいが、仕方がない。でもイタリア語版の本を買った時は、手にとって吟味したのに空振りだったから、なんとも言えない。さて、このアルウィン氏、レビューを見ると、かなり人気があるようだ。日本でもアルウィンの水彩画講座がテレビで放送されたそうだ。よし、よし。そんならここはアルウィン先生におまかせしよう。 届いた本はこんな感じ。表紙の色合いが、「透明水彩」してて、なんだかうれしい。イタリア語の本は、うしろに追いやられた。ページを開くとレッスン1に始まって、ステップバイステップ方式でレッスンは進んで行く。レビューで読んだとおりだ。 レッスンの一場面。キノコやカブなどの、簡単なものをスケッチして着色するやり方が親切に説明してある。イギリスから取り寄せて、支払ったのは12ユーロ(送料込み)。この前のイタリア語の本は、近くの本屋で買って、19ユーロ。なんでイタリアは本がこんなに高いんだろう。ついでに絵筆についてちょっと・・・・水彩画用の筆にはもういろんなサイズとか、種類があって選ぶのに困ってしまうくらいだ。セーブル・コリンスキーとかっていうのが最高級といわれていて、なにやら恐ろしく高い。10番(サイズ)の筆は50ユーロくらいする。で、セーブルってなんだ?ちょっと調べてみると、「チョウセンイタチ」のことのようだ。以下ウィキペディアより筆の分野では、特にシベリア等北部に生息するMustela sibiricaをコリンスキー レッド セーブル、コリンスキー セーブル、レッド セーブル、シベリアン ファイア セーブルと呼び、尾毛は、画筆や書筆の高級原毛として使われる。弾力がありしなやかで、揃いが良く、高価である。独特の「粘り」があり、使い込む程に「味」が出る。普通、日本産イタチのみならず中国産イタチと区別する。俗にコリンスキーと呼ぶ。同じブランドに「コリンスキー レッド セーブル」(或いは、コリンスキー)と「レッド セーブル」がある場合、前者が高品位で高価である。・・・・・・・・(-_-;)チョウセンイタチって馴染みのない動物だ。画像も見たけれど、小さな動物だ。で、彼らの尾が筆に使われていて、かなり高級品、最高品質として扱われているようだ。この事を水彩画を検索している時に知り、ちょっと疑問を持った。イタチさん達、最高品質の筆になるために飼育されているのだろうか?アーティストの需要に答えるために、尾を提供しているのだろうか?このことが引っかかり、もちろん値段も引っかかり、絵の具セットを買いに行った時、「お客さん、筆もいかが? お安くしておきますよ。」と店のにーちゃんに薦められたので、ちょっと筆の話をしたのだが、にーちゃんいわく、「セーブルの筆はナイロンのものとは比べ物にならないです。使っていると違いがわかります。それに筆にするために、イタチを殺してるわけじゃないんだし・・・」という発言。周りに2人くらいお客さんがいたので、待たせてはいけないとこの話はここでやめておいたのだが、もちろんその時は筆の購入もやめておいた。家にその時あったのは、小学生用のなんともおもちゃじみた絵の具筆。こんなボサボサした筆で描けるわけないと、筆の購入を考えていたのだが、結局ネットでイギリスにあるアートショップを見つけそこで 「セーブル のような 品質のナイロン筆」を3本セットで購入した。 (上の画像のブルーの筆です)筆の中には、牛、ブタ、ヤギの毛で作られたものもある。ベジタリアンの人に叱られるかもしれないが、個人的には牛やブタは食料となって、あまった「毛」が筆として使用されるのには抵抗がない。しかし、イタチのようなちいさな動物、食用として飼育されているわけじゃないだろう??ひょんな事から、意外なところで動物の毛が使用されていると知った。というわけで、年末からお正月にかけての長い冬休みはこの本をベースに遊んだのだった。 でも相変わらす下手・・・・・・・(-_-;)
Jan 22, 2009
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皆さんもご存知のとおり、オバマ大統領が就任しましたね。昨日はイタリア時間夕方6時に式があって、それを時々観ながら過ごしました。その後イタリアの新聞のサイトをサーフィンしていて、こんな画像集を見つけたのでアップします。アメリカの涙31枚あるけれど、「Successivo」のところをクリックしてご覧ください。私のお気に入りは、4番目と9番目かな。昨日寝る前にこれを見つけて、ウルウルしてしまいました。今日、ここにアップする前にまた見て、またまたウルウルしてしまいました。アメリカに住んでいるアフリカンアメリカンにとって、オバマ大統領は希望の星なんだろうなぁ。いろんな意味を含めて、感無量で涙をこぼしているアメリカンの画像を見て、じーんと胸が熱くなったのでした。
Jan 20, 2009
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先週、ガス代の請求書が届いた。支払いは銀行の自動振込みなので、支払い期限などの心配はない。今回届いたのは、2008年の9、10、11月分、3ヶ月まとめて。 ちょっと思い出してみたのだが、この3ヶ月の間は別に特に寒くもなかったような気がする。10月下旬には朝晩暖房を入れていたっけ。しかしこの246ユーロっていうのは、かなりお財布に厳しい。前の年はどんなんだったろうと、1年前の請求書を引っ張り出してみた。何故か、2007年は10、11、12月の3ヶ月になっている。使用したガスが388立方メートル。(って、どのくらいの量なのかも見当がつかないけど・・・・)ガス代が212ユーロ。な、なに???2007年の方がはるかに消費しているのに、34ユーロ少なめに支払っている・・・・・確かに光熱費が上がったとはいうけれど、こうして見比べてみるとかなりガクリとくる。しかも2007年の請求書は12月まで入っている。あの年の12月といえば、結構冷えたように覚えている。多分来月あたり、2008年の12月分が届くだろう。大雪で厳寒だった年末。一体どんな請求額になるのか、今から気が重い。
Jan 19, 2009
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天気が良かったので、昼過ぎに散歩に出かけた。散歩するコースはだいたいいつも同じだ。今日はこんな場面に出くわした。 雪の中に、じっと座っているネコ。 角度を変えて、もう1枚。この辺は良く散歩に来るのに、ネコを見るのは初めてだ。イタオヤの解説によると、ネコの座っている近くにねずみの住んでいる穴があり、 ねずみが出てくるのをじーーーーーーーーーっと待っているんだそうだ。お疲れ様です。
Jan 18, 2009
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昨日、仕事の後、カテリーナおばさんの自宅へ訪問した。去年9月に定年退職した、あのお局様だ。なんでまた、そんな所へ・・・・と思うだろう。 そう、私もそう思う。事の始まりは、10月に行われたカテリーナおばさんの定年退職祝いの晩餐会。私がデジカメを持参し、いろいろ写真を撮ったため、やっぱり主賓のおばさんにCDをあげないわけにはいかないだろう、という事だった。晩餐会が土曜日で、月曜日にはCDに焼いて職場へ持って行きみんなでそれを見ながら大笑いして、個人的に写真を印刷したい人にはCDの貸し出しもして、社内ではそれで済んだ。しかし、いつかはカテリーナおばさんにCDをあげなきゃなぁ・・・とは思っていた。そして10月末にイタオヤの手術。11月には職場で部が閉鎖されるなどの心配事、ストレス。そして12月に入ってすぐに、イタオヤの手術。そんな風に、本当にあっという間に数ヶ月が過ぎてしまったのだ。風の噂によると、このCDを見たある同僚が村の郵便局でカテリーナおばさんを見かけ、「あら、元気そうね。 CD見たわよ~~晩餐会楽しかったようね~~」と余計な事を言い、そこでカテリーナおばさんはそのCDがすぐにでも欲しくなったのだ。さて、12月23日、クリスマス直前に電話が鳴った。カテリーナおばさんからだった。普通の挨拶が済み、クリスマスの事を少し話し、その後おばさんはこう言った。「同じ村に住んでいるんだもの、たまには遊びに来てちょうだい。いろいろお話を聞きたいし~~」感のいい私(?)は、これはCDの催促だなとすぐにわかった。そうだ、どっちにしろもう言い訳もできないし、CDは手元にある。というわけで、長いクリスマス休暇の間に、仲良しのマリーさんとマーラちゃんで一緒に訪問しますね、と約束した。クリスマスが終わった後、マリーさんに電話してプランを立てる。しかしながら、みんなの予定が合わなくて、結局新年が明けてからにする。新年が明けてから、また電話でやり取りをし、結局仕事始めの週に行くことになった。ところがその仕事始めの週に、また大雪。そんなこんなで、のびのびの延期になってしまったのだ。そして昨日、もう言い訳もできない状態まで延期した時点で3人で行って来た。カテリーナおばさんは、村の古い地域に住んでいる。しかし古い建物を2年前に建て直し、とてもモダンなこざっぱりした家に住んでいた。そこでおばさんは、私達にチョコレートマッフィンとコカコーラをふるまい、その後でカーニバルに食べる揚げ菓子まで出してきた。コカコーラは2リットルのペットボトルだったが、地下から持って来るとき階段で落とし、そのままキッチンに入ってきてボトルを開けた。そしたらまるで噴水のようにコカコーラは噴出し、あたり一面コーラだらけになった。そんなハプニングもあったが、職場の噂話をして2時間が過ぎた。カテリーナおばさんは、元気そうだったが「仕事がないと、役立たずのような感じがするの。」などと愚痴っていた。私たちは、「今は冬で寒いし、退職したばかりだから落ち込んだりするのはわかるけれど、おばさんは健康だし、こんな素敵な家もあるしとてもラッキーだと思う。こんな不況の中、もう仕事の心配もないんだし。」と励ました。その後でおばさんの甥っ子、マキシミリアーノが奥さんとやってきた。この2人はおばさんの立て直した家の2階に住んでいる。2世帯住宅っぽい造りらしい。晩餐会の時にも同席していたので、顔なじみだ。大笑いしてしまったのは、おばさんが職場の事を根掘り葉掘り質問していた時、甥っ子が、「おばさん、もう関係ないだろう、いい加減にしろ!!」と何度もおばさんにお説教していたことだ。それでもまたしばらくすると、おばさんがいろいろと質問するので、また甥っ子に叱られていた。そんな感じで話は盛り上がり、どうなる事かと心配だったこの訪問、無事に終えることができた。訪問するにあたって、ちょっと困った事があった。10日くらい前に、マリーさんが「せっかくだから、お菓子の包みを持っていこうか?」と提案し、マーラちゃんも私も賛成した。そして訪問前の木曜日、マリーさんがこう言った。「この前のお菓子のほかに、昨日香りのいいキャンドルも買っちゃった。 これも手土産に持っていこう。」お菓子は7ユーロで、それを3人で割り勘にする予定だった。でもキャンドル???そこまでする??そう思った私はこう言った。「マリー、私達はもともとCDを届けにいって、ちょっとお茶するくらいの予定なのよ。お菓子はともかく、キャンドルまでって、おばさんの誕生日じゃあるまいし。」とちょっと冗談めかしに言ったのだが、マリーさんは「イヤならキャンドルは私が払うから。勝手に私が決めた事だし。」とちょっと気を悪くしてしまったようだった。マリーさんは一人っ子で、いつも勝手にしたい放題なところがある。それでもとてもいい人なので、友達なのだが時々誰かがチクンと言わないと、勝手に他人を巻き込んで自分で決めてしまうところがある。マーラちゃんは後で文句を言うくせに、よっぽどの事がない限り面と向かって言わない性格。そういうわけで、今回は私がマリーさんにそんな風にチクリと注意したのだった。普通、私達が同僚とか友達の家に行く時は、お茶を飲むくらいならほとんど手土産は持たない。大抵は招待する側がコーヒーとクッキーなどを用意しているのが当たり前だからだ。でもランチに呼ばれたり、晩餐に呼ばれたりする時は別。必ず何か手土産を持参する。「お菓子を持っていくことに決めたんだよ。」とイタオヤに言った時、「わざわざそんな事しなくても。でもマリーさんはそういうのが好きだからなぁ・・・」とイタオヤはコメント。今回ちょっと気まずかったので、このキャンドルの件があった日、家に帰ってからちょっとイタオヤに聞いてみた。私の態度が良くなかったかと、ちょっと心配になったのだ。「にきーた、たかがおばさんの所へお茶に行くくらいでそんな大げさにお土産を持たなくてもいいよ。おばさんがかえって気を使うよ。もともとはCDを届けるために行くんだろう。CDで充分なのに、君たちは・・・・・(ーー;)」結局昨日はマリーさんが買ってきたお菓子のみを手土産にして、私はCDを持参した。どうなる事かと思ったこの訪問、無事に終えることが出来てホッとした。しかしドドドドドドドーーーーっと疲れたのは言うまでもない。
Jan 17, 2009
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去年定年退職した、カテリーナおばさんを覚えていますか??今日はわけありで、あのカテリーナおばさんのお宅に仕事のあとお邪魔してきました。というわけで、ゆっくり日記を書いている時間がありません。私の最近のお気に入り画像をアップしておきま~~~す。 (^◇^) 見たらすぐにわかる、生意気な態度 こういうの、好きっす。(#^.^#)
Jan 16, 2009
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最近こんな野菜にはまってます。 赤いビートを蒸したもの。きっかけは数年前、フランスのサラダバーで見つけて味見。色があまりにも赤くて、なんとなく不気味だったが甘くておいしい。とうもろこしのような甘さがある。冬は野菜類もあまり豊富ではなく、なんとなくワンパターンになりがち。そんな時、いつものスーパーでこれを見つけたのだった。500g入りで0,90ユーロ。長期保存のパックに入っているので、このまま冷蔵庫に入れておけば3月末までは大丈夫。切ってみると、 外だけじゃなく、やっぱり中も赤かった。現在気に入っている食べ方は、ひと口サイズに切ってサラダに混ぜたり、ブロッコリーを茹でたのと一緒にマヨネーズと醤油でソースを作ってそれで食べたり。ちょっと気になるのは、赤い汁が出るので、白いシャツを着ている時は注意しなくてはならないことかな。日本にも赤ビートはありますか?そしてどういう風に調理しているのでしょうか?
Jan 15, 2009
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寒い日が続いている。先週は毎日のように雪が降り、今週は晴れの日が続いているが朝晩冷え込む。そんな毎日なもので、ガレージのうしろは氷がはっている。 ざっとこんな感じ。 これはイタオヤのガレージの前。昨日塩を撒いたので、少しは溶けたかも。道路は県や村などで塩や砂を撒くので、乾いている。しかし一般家庭やマンションの前、ガレージの前は氷がはっているところが多い。月曜日、イタオヤはホームセンターに塩を買いに行った。一袋25キロくらいのが一般で、毎年冬になるとシャベルと一緒に置いてあるものだ。ところが既に売り切れ。その後数件、別のホームセンターや金物屋をあたってみたらしい。とにかく塩は売り切れていたという。仕方がないからスーパーに行って、食用の荒塩を買うことにした。ところが荒塩もほとんど売り切れ。最後の1箱1キロを3つ買って来て、一番滑りそうなガレージ前に撒いておいた。そして今日、知り合いの金物屋から、塩が届いたと電話があった。早速一袋買っておいた。今週は、日中は気温が4℃くらいまで上がるので屋根の上の雪が少し溶けて、しずくがガレージ前に落ちる。夕方5時には0℃になるので、そのしずくが乾かずに氷になる。滑って転ぶのが怖いので、私達は塩を撒く。そんな日がもうしばらく続きそうだ。
Jan 14, 2009
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昨日のイタオヤの激写の日記で、 イタオヤのデジカメはどんなの というご質問がありました。イタオヤのデジカメはこれ。 Panasonic の Lumix DMC-FZ50 というモデル。3年前くらいに購入したので、私にとっては新しいけど、モデルとしては古い。イタオヤのこのデジカメ、はっきり言って 重いバッテリーとメモリーカードなしの重さは 668gくらいって説明書に書いてある。手に取ると、ずっしりとくる。イタオヤは撮影セットをバックパックに入れて用意してある。そのバックパック、日帰り旅行や長期旅行にも持っていくのだが、すごく重い。 中に石がゴロゴロ入っているんじゃないか? って思うくらい重い。日本旅行した時も、1日中このバックパックを背負ったまま。あんなのを背負いながら観光するなんて、強制労働者の札幌観光みたいだと思ったくらい。しかしながら彼にとっては、このカメラは大切で、どんなに重くてもいいからいつも一緒にいたいようだ。ま、勝手にして。私は軽いおもちゃカメラで充分だわ~~
Jan 12, 2009
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のんびりと朝食を食べていたら、PCルームのシャッターを開けにいったイタオヤが、「にきーた、月がとってもきれいだ。このまま部屋に入ってきそうなくらい大きい!」というので見に行った。本当だ。 満月だ。そして朝日が昇るのと同時に、月は沈んでいく・・・・そんな事を考えていたら、写真好きのイタオヤはフリースのジャケットにマフラー、毛糸の帽子という格好で外に出て写真を撮り始めた。標高3841mのモンヴィーゾに朝日があたって、そのそばをゆっくりと沈んでいく月。我が家からはかなり離れているこの山も、イタオヤのデジカメでこんなに近くに撮る事ができた。私のデジカメではとてもじゃないけど、ムリムリ。朝8時、気温は-4℃だった。
Jan 11, 2009
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昨夜、夕食後イタオヤがテレビ番組を観ていた。いつもならテレビは観ない私だが、丁度近くを通りかかった時、画面にお年寄りの爺ちゃんが涙顔でアップになっていたのでソファの上に腰をおろして、ちょっと観る事にした。番組は国営放送 Rai3のもの。消費者のトラブルを訴え、できれば解決に持ち込むというたぐいの番組だ。さて、このお年寄りはナポリの近くに在住、93歳。1人暮らし。何年か前に大衆紙の「出会い欄」 で、出会いを求めた。このニコラ爺さんが気に入って電話をかけた広告は以下のようなもの。 55歳の未亡人。特に美しくもないけれど、ブスというわけでもないルックス。60~80歳くらいの優しい男性との出会いを求めています。ご連絡お待ちしてます。この広告に電話をかけると、ガブリエラという女性が出たそうで、年齢は80歳までとあるけれど、その時ニコラ爺さんは既に90歳。優しいガブリエラはそれでも構わないと言って電話番号、住所の交換をしたそうだ。ガブリエラからはラブレターが届き、その後何度か電話で話し、ついにローマで待ち合わせることになった。ニコラ爺さんは列車に揺られて、ローマへ出かける。待ち合わせの場所でしばらく待つのだが、ガブリエラは現れない。その後ガックリして帰路に着くニコラ爺さん。しかしこのままでは終わらなかった。ガブリエラはその後、電話で謝罪し、できれば次回はボローニャで会いたいという。ニコラ爺さんはそれを承知し、何日かあとにボローニャまで出かけた。待ち合わせの場所に行っても、ガブリエラは現れない。しばらくすると、ロベルトという中年の男性が近寄ってきた。「すみません、もしやニコラさんでは?私はガブリエラの友人です。 事情があって、彼女はここに来れません。しかしながら、ガブリエラには、ニコラさんを是非連れてきてと言われていますので、一緒に来てください。」ニコラ爺さんは疑いもせず、この感じの良いロベルトについていく。途中で一休みするために、バールに入りミルクを飲んだ。その後めまいがし、倒れてしまった。救急車が来て、ニコラ爺さんは病院に運ばれ、そこで1週間過ごす事になる。気がついてみると、所持金3500ユーロ、携帯電話、その時着ていたジャケット、ベレー帽まで消えていた。病院の関係者に聞いても、運ばれた時はすでにそのような所持品はなかったという。結局その後ガブリエラからの連絡は一切なし。ボローニャ市の警察が介入する。その後わかったのは、このガブリエラとロベルトは、詐欺師のコンビで特に寂しい老人系を狙って荒稼ぎしていた。ロベルトはニコラ爺さんのミルクにバリウムを入れ、ニコラ爺さんが転倒するのを待って窃盗を働いた。今回はニコラ爺さんの携帯が盗まれた事、そしてニコラ爺さんがガブリエラの携帯番号を覚えていた事から足がついた。無事この詐欺師は逮捕され、現在拘置所で冷や飯(冷パスタか?)を食べる生活だ。老人をターゲットにした詐欺なんて、山ほどある。しかし今回このニコラ爺さんを見ながら、なんとも言えない哀しい気持ちになった。このお爺さん、奥さんと死に別れ1人なんだろうと思っていた。ところがなんと息子、娘が6人、孫が15人もいるそうだ。しかし子供達とはもう何年も会ってない。15人いるはずの孫達でさえ、もう何年も会ってない。家族に見放された、孤独な老人なのである。確かにニコラ爺さんの家庭には、それなりの事情があるんだろう。私もイタリアに来てから、数人の「どうしても好きになれない、できればもう会いたくないお年寄り」と知り合いになった。どんなに良く思われていない人でも、やっぱり孤独なのは辛い、まして高齢になって孤独というのは惨めなものだろう。こういう孤独な老人が、90歳になっても何かしらの出会いを求めているんだなぁ・・・・と思った。そしてそれに目をつけた詐欺も絶えないだろう。
Jan 10, 2009
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今日ネットで見たニュース。 英国人はカラオケ嫌い?=「腹立たしい発明品」 番付トップ【ロンドン8日時事】発明がなければ良かったと英国人に思われているのはカラオケ機器-。8日付の英紙インディペンデントは同国政府が2500人以上の成人を対象に実施した「最も重要ながらも最も腹の立つ発明品」のアンケート結果を報じた。 それによると、「カラオケ機器」が22%でトップ。次いで、24時間放送のスポーツチャンネル17%、ゲーム機12%、携帯電話11%、目覚まし時計7%などの順だった。ヤフーニュースよりそんなにカラオケが 重要 だけど、腹立たしい???私だったら 携帯電話だな。私もイタオヤも、携帯電話は持っていない。携帯好きのイタリア人の間では、既に奇人変人を超えて超まれな、近い将来絶滅しそうな動物というカテゴリーに入るだろう。それに24時間放送のスポーツチャンネル・・・・これもそんなに重要だけど腹が立つ??もしかして、これに投票したのは女性ではないだろうか?彼氏やだんなさんに話を聞いてもらいたいのに、彼らの目はスポーツチャンネルに釘付け・・・・イライラするのよね、こういう時。でも勝手に友達と長電話したり、買い物に出かけたい時彼らが自宅で大人しく(?)スポーツチャンネルを観ていてくれれば後ろめたさもなく思う存分楽しめる。だから重要。そして カラオケ。重要なのは多分ストレス発散になるし、楽しいから。腹立たしいのは・・・・・多分歌いたくないのに、無理やり歌えと言われたり、聞きたくもないのに、下手な歌を聞かされたり??なーんて想像してみた。そして目覚まし時計。この気持ちは、わかるわかる!!特に今週は目覚ましの音がうらめしかった。
Jan 9, 2009
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今朝から仕事始めだというのに、昨夜はほとんど眠れなかった。夕食後描いていた絵の色あいが、どうしても上手くいかなかったり、その後読んでいた本の続きが気になったり、降り続いて止まない雪が気になったり・・・・・夜11時に帰宅した2階の住人が、ガラージ前の雪かきを始めたので、その音もうるさかった。さて、今日も1日中降った雪。30cmくらい積もったようだ。こんな話ばかりでは、気が滅入ってしまいそうなので、景気つけに先週見つけたウェハースをご紹介しよう。 はい、いまだにはまってます・・・・・(#^.^#)前回は、Loacker というメーカーのバニラ味がどうも濃厚で1~2枚食べるにはいいのだが、2,3回で飽きてしまう味だと書いた。スーパーマーケットのブランドが、素朴で昔の味だな~~と気に入ったと書いた。 前回のウェハース ↑ と ↓ 今回はコープブランドの 「ミルク味」のもの、そして Loacker の「ミルク味」のを見つけた。 Loacker のミルク味ならあっさりかなぁ~~コープのはどんなだろう~~結果としては、Loacker はミルク味もやっぱりしつこかった。意外だったのはコープのもの。ウェハースの外側がちょっと歯ごたえのある、サクサク。そしてクリームがなんとも言えずにおいしい。もしかしたら、ウェハースに微妙な塩味が入っていて、クリームの味を引き立てているのかもしれない。前回のスーパーマーケットブランドのような素朴さではない。でもしつこくない。気になるお値段。コープブランド= 0,75 ユーロ。Loacker = 1,84 ユーロ。Loacker の今回の包みは、小型のパッケージが5つ入っている。パッケージは便利だけど、こんなに欲しくはなかったんだよなぁ・・・って、結局こうやって余計なものを買ってしまうのだった。
Jan 7, 2009
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12月15日から続行していた、私の冬休み。本日をもって終了いたします。夏ならともかく、冬の寒い時にこんなに長く家にいるなんて、一体どうなるんだろうと心配したのはいつの事だったろう。大雪、断水、電気なし・・・の月曜日から始まりクリスマス、大晦日、元旦、寒い日々・・・・こんな風に過ぎ去っていった私の冬休み。本当にあっという間だった。そして明日からまた仕事に戻る。嫌だな~~行きたくないな~~このまま本を読んだり、ネットしたり、絵を描いたりして過ごしたい。と一応最後の悪あがきをしてみました。明日からまた労働者になります。ちなみに現在雪が降ってます。予報では明日も1日中雪。明日は早起きして、仕事に行く前にまた雪かきだ~~~ふふっ、人生ってこんなもんさね・・・・
Jan 6, 2009
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昨日の天気予報どおり、今日は晴れの一日だった。気温の予報は幸いにもはずれて、最高気温は0℃くらい。しかしながら、風のある寒い一日だった。 朝7時に起きて外を見ると、こんな風にきれいな空だったので、寝巻きの上に着るガウンの上に、フリースのジャンパーをはおい、ジャンパーについているフードをしっかりかぶってバルコニーの上から撮影してみる。この時の気温、-7,5℃。私の小さなデジカメでどこまで撮れるか心配だったがまあまあか。それにしても、近所の人が出てこなくて良かった。あまりにも酷い格好だったもの。・・・・・って、もしかしたら家の中から見て笑ってたかも~~~
Jan 5, 2009
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いっや~~~寒い日が続いている。今日で3日連続、最低気温-8~9℃。日中も0℃をやっとウロチョロしている毎日。こんなに寒い日が続くと、お昼はミネストローネだけじゃ物足りない。そういうわけで、昨日スーパーに行った時、こんなのを買ってみた。 前から何度も見かけている、インスタントのヌードル。5つ入って2.60ユーロくらい。前に時々買っていたインスタントラーメンが、ある日中国製だとわかってから、こういうヌードルものは敬遠していた。しかし、昨日は寒さと懐かしさで、何となくつられてこのパッケージをよ~~く調べてみたら、Made in Thailand タイ製 と書いてある。タイ製ならいいんじゃないかと買ってみた。そして開けてみて気がついた。この袋には、ヌードルが5つ放り込んであるだけで、肝心のスープの素が入っていない。仕方ないので私なりのスープを作ってみる。ベジタブルスープの素(固形)を1,5リットルくらいの水でとかし、スープを作る。塩、コショウ。ぺペロンチーノを細かく刻んで入れる。ハーブセットの中から、青ねぎの緑のところを刻んで乾燥させたものを選んでぱぱっと入れる。味見してみて、何となく寂しかったので、キッコーマンの醤油をたらーりと入れる。これで案外おいしいラーメン用のスープになった。後は乾燥ワカメ、ゆで卵、もやしを軽く炒めたもの。これでインスタントラーメンにして、お昼にした。肝心の画像だけれど、慌てながら盛り付けしたので、写真を撮るのを忘れてしまった。イタオヤはラーメンが好きなので、こんな今日のランチもなかなか好評だった。で、現在夜8時。気温は既に-7℃。明日は最高気温-5℃だって。いっや~~今年の冬はシバレるねぇ・・・・・・でもピエモンテ州はまだいい方だ。昨日はヴェネトの辺りは、最低気温-22℃だったそうだ。北海道といい勝負なんじゃないかい??
Jan 4, 2009
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1週間後にお目当ての水彩絵の具セットが届くので待ちながらウキウキしていた。その間に水彩画のマニュアル本を読んで、 絵の具は12色あれば充分だ。 この12色で様々な色を作り出して勉強するのがよい。 24色やそれ以上の、「メガセット」なんかに気をとられないように。 簡単な事が、かえって複雑になるから。そんな教示を読み、「12色じゃ足りないと思っていたけど、そうじゃないんだ。」と思い始める。イタオヤは、相変わらず 「やっぱり最低24色は必要だよ~~。」と囁く。私もせっかくだから24色くらいあってもいいなぁ・・・なんて思う。セットが届くまでの1週間、ウィンザーアンドニュートン社のサイトに出入りして、説明ビデオなんかも観てみる。そこで、そのメーカーのアーティストが、「私は10色で描いてますよ。 この色と、これ、・・・・・・」なんて説明するのを観て、また「やっぱり24色はいらないんだ。」と思い直す。さて、いよいよお待ちかねの土曜日がやってきた。ランチ前に約束どおり、ブツが入荷したか確認するための電話を入れる。「ああ、ウィンザーのお客様ですね。申し訳ないんだけど、今日の配達にはウィンザーの商品が入ってなかったんです。多分火曜日になると思います。 すみませんねぇ・・・」 な、なぬ~~~っ??!!あんなに楽しみにしてたのに、まだ入荷してないって??!!ランチを食べながら、私はイタオヤに言う。「ね、今日の午後、クネオ市内の画材屋に行こう!1週間待ったのに、火曜日まで待てなんて、ふざけてるよ。クネオに何件か画材屋があるもの、私はそっちの方で話をつけたいわ。」実を言うと、私はネット販売で購入したかった。イギリスの画材屋オンラインショップには、ありとあらゆる製品が並んでいるし、送料だってそんなに高くない。いっその事、そこで注文しても大して値段も変わらないような気がしたのだ。しかし、イタオヤはそれに反対した。「やっぱりさ、こういうものは行きつけの店というのが必要だと思うよ。 きみは初心者だから、店の店員や主人と上手く付き合っていけば教わる事もあるだろうし。ネット販売だと、そういう付き合いが生まれない。やっぱり趣味の世界はその道のプロとのやりとりが大切だと思う。」哀しいかな、都市で育った私にはこういう感覚があまりない。しかし、数年前編み物をやってみようと思った時、イタオヤは同じアドバイスをしてくれた。モンドヴィ市内の毛糸屋のおばあちゃんオーナーと仲良くなって、いろいろと教えてもらったりもしたのだ。ただしそこまでの関係を築くには、何度もその店で毛糸や編み棒を買ったし、結構通いつめたものだ。そういう過去の経験から、今回の画材は店で買うという事にした。さて、その土曜日の午後、過去に何度も前を素通りしていた画材屋+プラモデル屋に行く。この店の主人はどんな人だろう・・・と緊張しながら入っていくと、 今起きたばかりです とでもいう格好の、30歳くらいのおにーさんが出てきて接客してくれた。髪はまさに寝起きの、鳥の巣。毛玉だらけのセーター。ローライズで、うしろからパンツが見えてるジーンズにサンダル履き。さっきまで武者震いでもしそうなくらいの緊張はああああああーーーっっ という間になくなってしまった。この店はおんぼろで、店頭のディスプレイも埃だらけのようだ。しかしながら、私の希望しているウィンザーアンドニュートンの製品がごっそりある。その店でも、やはりプロ用の絵の具を薦められる。「初心者だからといって、学生用のを買うほとんどのお客さんがあとでプロ用を使ってみたいとか、全色買い換えたいっておっしゃる。それも、学生用の絵の具を半分くらいしか使っていないうちにプロ用のものを試してみたくなるんです。それなら初めっからプロ用のものを買った方が、結局は得なんですよね。」そういうセールストークを聞きながら、イタオヤはうんうんと頷き、私もやっぱりここは清水の舞台から・・・・のつもりでという気持ちになる。「 12色で65ユーロ。 24色なら125ユーロくらいですね。12色ならあらかじめセットになったものを、24色ならそのセットにバラで追加してみます。このセットは、開ければパレットにもなるし、24色まで絵の具を入れることが出来るようになってますからね。」先週の画材屋と比較すれば、かなり安くなっている。しかしながら、絵の具に125ユーロって、やっぱり高価だ。そういう私の気持ちを読み取ったのだろうか、イタオヤも今回は12色で納得したようだ。後で数色追加するにしても、24色が入るセットなら大丈夫だし、まだブラシだって買わなきゃならない。私が買ったのは、これ。 21cm x 5cm。昔懐かしいふでばこのようなケース。コンパクトで、アウトドアのスケッチにも便利。(って、そんなの一体、いつできるようになるんだろ・・・) セットを開けると、両側がパレットになる。このケースはメタルで、ケースの下に親指が通るくらいのリングがついている。そこに親指を引っかけて、パレットとして使うようになっている。固形絵の具の一つ一つがキャラメルのように包まれている。これを開けてケースに入れるのが、なんとも楽しい。お店でやり取りをしている間にも、3人くらいの客が入ってきた。ボロッチイ店だと思っていたが、案外繁盛してるのかもしれないと余計な事を考えながらお会計をする。65ユーロなので、キャッシュカードで支払おうと思った。すると、おにーさんにこう言われる。「65ユーロは破格なんですよ。キャッシュでお願いします。」そこまで言われたらしょうがない。そういうわけで、現金で払う。レシート??欲しかったけど、もちろんそれも発行してくれなかった。なんとなく、やばいよね・・・・・家に帰ってから、早速絵の具セットを開けて眺めてみる。そしてイタオヤにこう言う。「迷ったけど、プロの絵の具を買って、やっぱりうれしい。緊張するなぁ・・・」そんな舞い上がりの私にイタオヤはこう言った。「別にね、学生用でもプロ用でもどうでもいいんだけどさ、きみの性格からいって、1~2ヶ月もしないうちに絵を描きながら 『ねぇ、あのプロ用とこの学生用はどんな風に違うんだろうね。。。。 もしかしたら色合いなんかもプロ用を使えば全然違う作品になるかもね。。。。』なんて言い出すに決まっているんだ。それならはじめっからプロ用のものを買った方がいいに決まってる。プロ用のものを使って、満足いく作品ができなくてもそれは絵の具のせいじゃなくて、きみのせいだからさ。」そこまで見透かされていたとは・・・・・・さすがイタオヤだ。その夜は、複雑な気持ちで絵の具セットの準備をしたのだった。 続く
Jan 3, 2009
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今日はまた水彩画関係のネタで・・・・去年の11月に水彩画のマニュアル本を近所の本屋で購入して、それを何度も舐めるように読みながら、「そろそろ絵の具セット買わなきゃなぁ・・・」と思った。本を読んで知識を得るのも大切だが、とにかく絵を描くのは実際にトライしてみなければわからないからだ。関連サイトに入り浸っていた私は、水彩絵の具には固形とチューブ(テンペラ)というのがあるということを知る。絵の具って、ほとんどがチューブに入ったやつだと思っていたので、固形のもあるのかぁ・・・・とここで、また検索が始まる。検索しながら、日本、イタリア、イギリスの画材屋オンラインショップにも立ち寄ってみる。そこで、水彩絵の具、ブラシなどが想像以上に高価なものと知り、愕然としたのだった。絵の具にも、学生用とプロのアーティスト用があり、値段が全く違う。ブラシもナイロンブラシと、セーブルブラシでは値段に天と地の差がある。 こりゃ、もしかしたら、出費の激しい趣味になりそうだな・・・・と心細くなってきた。そんな11月のある土曜日、私とイタオヤはマニュアル本とネットで得た知識をもって、モンドヴィ市内にある画材屋に行く事にする。店内一掃セールをしていると聞いて、どうにか節約できると思ったからだ。店内はガランとしていて、いかにも 「店じまいの途中です。」という雰囲気だ。普通なら、店内の棚に絵の具やらブラシやらといろいろ置いてあるはずだ。カウンターの後ろには、60歳くらいの感じの良いおじ様店長が「いらっしゃいませ。 今日はいかがいたしましょうか?」とニッコリとスタンバイしている。私はこういう時のやり取りが下手だ。特に自分があまり知らない分野のお買い物なので、どうしても緊張してしまう。それに、あまりにもド素人だとわかると、絶対に高いものを売りつけてくるに違いない。イタリアに住んで12年、過去の経験からこんな不信感も持ってしまっている。というわけで、やり取りはイタオヤに任せる。「水彩画を始めたいのだが、できれば24色セットになっているものが欲しい。」というイタオヤの一声に、その店のご主人は後ろの棚から数種類のパレットと固形絵の具がセットになっている商品を引っ張り出した。メーカーがイタリアの Ferraro Apa という、初心者の私には初耳の名前だったり、Lukas というどうやらドイツ製らしいものだったりと、見ていてもピンとこない。ネットショップの検索では、イギリスのウィンザーアンドニュートンとか、フランスのセネリエとかオランダのなんとか・・・とかそういう名前が頭の中を渦巻いていたからだ。そして商品を紹介しながらおじ様はこう説明する。「学生用の絵の具はお求めやすい値段ですが、品質は保証できませんね。少しでも高いプロ用の絵の具をお薦めします。色彩が全く違いますし、絵の具、ブラシ、紙など一番品質の良いものを選んでこそ、いい絵が描けるというものです。」 キ、キターーーーッ!!!!そして見せてくれたのは、24色セットで150ユーロ近くするセットだった。私はすかさず、「でも私は初心者なんですよね。とても使えきれないような気がします・・・・・」というと、イタオヤが横からこういう。「いや、こういうものはやっぱり品質が大切だ。いいものを使ってこそ、絵を描きながら自信もついてくるしここでケチってはだめだよ。」こういうわけで、プロ用の絵の具を買うことにした。しかし使うのは私、やっぱり密かに心の中で決めていたメーカーのものにしたい。私はイギリスの、ウィンザーアンドニュートンというメーカーのものがネットの日本人アーティストの口コミを見ても評価がいいし、他のメーカーに比べて比較的値段もふところに優しいようなので、どうしてもそこだけは譲れないと思った。自分の趣味に使うものだ。変なところで妥協はしたくない。そういうわけで、翌週私の求めているセットが12色、または24色で届くというので1週間待つことにした。日本の画材屋だったら、品揃えや在庫が豊富でとても客を1週間も待たせたりはしないだろうに・・・・そんなことを考えながらも、ちょっと高価な買い物なので1週間くらい待ってもいいかなと思いながら石橋を叩く事にした。 続く
Jan 2, 2009
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みなさん、あけましておめでとうございます。お正月休み、いかがお過ごしでしょうか?私達は、昨夜は食べ過ぎで今朝は重たい胃をさすりながら起き上がりました。イタオヤは夜中に何度も喉が渇いて、3回くらい水を飲みにキッチンに行ったそうな。今朝はイタオヤが、クロスワードパズルのページに「日本では3月3日にお祭りがある。」というのを読み、そこからひな祭りについて説明し、5月5日の祭日の話になり、説明では雛人形や、こいのぼりの様子がわからなかったようなので、検索して雛人形のサイトへ行ってきました。そこで雛人形の値段、そしてその美しさにイタオヤは感激。そのあと、「この人形は何故、何枚も重ね着をしているんだ?」と質問されたので、十二単について説明することになりました。困ったな~~~そんな時に役立つのがウィキペディア。なんとイタリア語バージョンもあったので、それをイタオヤに読んでもらって納得してもらいました。ホッと一息ついていたら、イタオヤの検索はもっと続き、「紫式部、源氏物語」あたりをウロチョロしておりました。「にきーた、数年前に京都の宇治に行った時、橋の横にこの像(注:紫式部の像)があったの、覚えてるよ。あの時は日本の文学をあまり知らなかったから、どうってことなかったけど、きみはあの像を見て、感激していたね。なんとなく理由がわかったよ。」と正月早々、シミジミと平安時代の様子を語ることになりました。ウィキペディアの検索は楽しいけれど、検索すればするほど、底なし沼にはまってしまうようで、読むのが好きな私達にとって、うれしいやら、怖いやら。検索ついでに、十二単の着方というビデオもYou tube で検索し、これもイタオヤのお気に入りとなりました。お時間のある方、どうぞ~~~十二単の着方正月早々、こんな事して遊んでますが、今年もよろしくお願い致しまする~~~~ にきーた & イタオヤ
Jan 1, 2009
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