madamkaseのトルコ行進曲

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marnon1104 @ お久し振りです (。≧ω≦)ノ!! kaseさんのお誕生日だったのですね。 お元…
marnon1104 @ Re:2018年の写真を使ってブログ復旧の試し書きをしています。(02/04) うわぁ~♪kaseさんだぁ~♪ お写真を拝見し…
marnon1104 @ Re:トルコでシュウマイはいかがですか?(07/08) kaseさん、こんにちは(*'▽')♪ …
madamkase @ Re[1]:渡航記念日(03/16) 高見由紀さんへ こんにちわ、イスタンブ…
madamkase @ Re:渡航記念日(03/16) marnon1104さん、こんにちわ。 3月に書い…
madamkase @ Re:トルコでシュウマイはいかがですか?(07/08) ひなのさん、おひさしぶりです。 トルコは…
2014年01月15日
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 洋子さんと出会った次の日(21日・土)は、日本人学校のフリーマーケット、軍事博物館、シナンさんの海泡石が展示されている贈答用品博覧会に行ったことは既に書いたが、軍事博物館で軍楽隊のコンサート会場に入ったら、チョルルの親友ハールンさんの一人息子、イーイト・チュナル君とばったり出会った。


cinar
遠足の小学生の一人が私をちらちら振り返る。気がついたらイーイト・チュナル君

asker
もう何十回メフテル軍楽隊のコンサートに来たことでしょう。大好き。


 22日(日)からは頼まれた事案で調査に行ったり、毎日2~3時間あるいは4~5時間程度にしても外出が続いたので家の掃除など放ったらかし。ボランティア仕事のやり納め、のつもりで、もう来年からはやたらに外出はすまい、と毎日のように決意を固める。なのに引き受ける。

 26日(木)はまた豆腐を買ったのでエルデム縁さんとお昼に待ち合わせ、ウムット・オジャックバシュで一緒に食事をした。


yukari
縁さんとは1994年以来の友達。私は激昂派、縁さんは温厚派。

sait
コックのサイットは日本に行きたくて仕方ない。シンデレラ・ボーイになれるか?



 サイットが挨拶に来た。東京池袋で弟夫婦が開いたトルコ料理店「トゥルクアズ」の名刺を山のように持ってきて、新年になったら日本に行く縁さんに宣伝を頼んだ。もう縁さんも彼とは顔なじみなので快く引き受けてくれた。


東京・池袋駅から2分  「トゥルクアズ」


 食後、私はこれもボランティアなのだが、イスタンブール考古学博物館に行く用事があった。
おととし、日本のさる機関から頼まれて、出版関係会社の、博物館に関する仕事を無償で1週間コーディネーター・通訳をしたことがあり、そちらの会社から同じ出版物をとある外国語で出版するにあたって関係機関への許諾申請を頼まれていたので出かけることになったのである。

 日本に行く直前に2ヵ所分頼まれたのだが、1ヵ所しか果たせず、やっとイスタンブール考古学博物館の副館長とアポが取れたので25日に行ったら、臨時の会議があって外出中、明日もう一度出直してほしい、と言われたのだった。

 実は週明けの23日に、一刻も早く用事を済ませようと、勇んで出かけたら大ポカ。考古学博物館はアヤソフィア博物館と一緒で、月曜日が休館日だったのを忘れ、アポなしでうっかり行ってしまったのである。

 やっと3度目の正直で今度は大丈夫だろう、と出かけて行ったが、タキシム広場から拾ったタクシーは最初、スルタンアフメット広場のそばまで行ってくれると約束したのに、運転手の交替時間が迫っているから、と言って、海岸通りで降ろされてしまった。

 やれやれ、そこからてくてく歩いて、鉄道のガードをくぐったあと、トプカプ宮殿の正門まで次第に登り坂になって行くので、非常にきつかった。

 とにかく、副館長の女性と会うことが出来、許可申請の手続きの次第を教わり、27日早朝5時に起きて、前日のことがらを要約してクライアントにメールを送った。いまのところ、何も言ってこないので、どうしたのか気になっている。


 おまけに27日はさらに、幸江叔母さんの訃報が飛び込んできて悲しみに暮れているのに、あのアイシェンおばばが、なぜ、キラジュ(下宿人)を他に移住させてしまったのか、と、自分の正当性を主張してわが家に押し掛けて来る、という憤慨すべき事件もあった。

 彼女は、私の紹介でホームステイしている日本人青年に、朝晩の食事つきということで、家賃のほかにけっこうなお金を取りながら、朝ごはんも用意してやらず、夕飯は10日も同じものを煮返し煮返して食べさせ、臭くなったらマヨネーズをこてこてにまぶして食卓に出すと言う、非人間的なことをやっていたのである。

 そういう人間にもう用はないので、私は縁を切ってしまった。


 27日の朝は前日に白菜の大きなのが手に入ったので、日本からゆずを持ち帰っていた私は山のように浅漬けを作った。それが夜にはいい具合に漬かり、翌28日(土)のお昼に、松川澄子さんのお宅に白菜一株と一緒に土産に持って遊びに行った。


asaduke
美味しく漬かりました。柚子の香り高い白菜の浅漬け。

sumiko
お昼の支度をして貰っています。

三毛子
澄子さんの愛猫、三毛子ちゃん



 お昼をご馳走になって、またその晩新たに買った白菜を漬けて、翌日の日曜日29日には、17年来の友、寿司職人の井俣満さん(みっちゃん)の誕生祝いの家族パーティに招かれて、タキシム広場にあるマルマラ・ホテルの20階にある絶景レストランに出かけた。

 8月に結婚式を挙げた小林正貴・シェナイさん夫妻も招かれ、私はワインと漬けものを手土産にしてお呼ばれに加わった。そして、ボスポラス海峡の景色とビールとお喋りを楽しみながら、夢のようなひとときを過ごしたのだった。


birthday
十年ぶり以上のマルマラ・ホテルの最上階。すごい景色です。

main dish
メインディッシュのいろいろ。賑やかに食べるのはやっぱり楽しい。

食後のチャイ
5時半に集合したので8時頃にお開き。食後のチャイのひとときもまた楽し。


 会話は両家の奥さん(ジェンネット・イマタ夫人、シェナイ・コバヤシ夫人)がたもわかるように全部トルコ語。日本人同士が面と向き合った時だけ、日本語になる。宴たけなわの頃、みっちゃんにお年玉をいただいた。

「加瀬さん、猫ちゃん達へのお年玉だよ。猫にだからね!」とみっちゃんは豪快に笑った。わかってるよ~、私、猫ババしないからさ~! みっちゃん、お誕生日おめでとう。猫達にありがとうね、ご馳走様でした。



 全く、人間万事塞翁が馬、と言われる通りで、悪いことがあっても、また次の日はもっともっと素敵ないいことがあったりするのだから、正直一方に生きていれば後悔することも恐れることもなくて、ほんとうに心が平安、だからこそ、素晴らしきかな、人生、と言えるのだろう。


 コンヤから戻ってからも、日中は外出も多く、夜は日本の8日間を綴るのに精を出していたので、31日(火)まで連日かなりハードに過ごしてきた。
 幸い、なんとか15日に日本を発つまでを年内にアップデート出来たので、大晦日の夜は1人で静かに年越しそばを作って食べた。

 イスティクラール通りのベイオール・バルック・パザールまでジャンボ海老を買いに行くのが億劫だったので、カプジュのオスマンに近くのスーパーでジャンボ冷凍エビを買ってきてと頼んだら、いったいどこで見つけてきたのか指先くらいの小海老が丸まって、その周りに氷がたっぷり固まりついた袋入りを買ってきた。

 仕方なく、一応海老は海老だ、おはじきみたいな細かいのをたくさん入れてかき揚げを作った。よかった~、人様を招待していなくて・・・

そば
かき揚げ入りの年越しそば。

ニシャンタシュ。イルミネーションが豪華 nisantas

istanbul チャムルジャの丘からの美しい夜景

(写真はGoogle画像から拝借しました。



 大晦日はイスタンブールの大歓楽地帯ニシャンタシュからのテレビ中継を見ながら「日本の8日間」の締めくくりを書きあげた。

 新年となった朝、私はメフメット・アリさんが大晦日の夜遅く、10ヵ月に渡る壮絶な癌との戦いに力尽きて、帰らぬ人となったのを知ったのだった。

 元旦なので用意していた故郷の味、里芋入りの雑煮は朝のうちコンヤのミチコさんと電話していたし、無気力になってしまって、ようやく午後になって作ったが、とても美味しく出来ただけに、日本びいきだったメフメット・アリさんを思うと、箸を上げ下ろしするにも心が痛んだ。


zouni
里芋入り雑煮。私の幼いころ、里芋(八つ頭)を大きく切って煮込み、
餅もたくさん入れてアツアツのを食べました。餅搗きは30日でした。


 元旦に口を開ける予定でいた、娘の買ってくれた梅酒も、メフメット・アリさんに献杯?という手もあるが、彼は敬虔なムスリマンだし、私も飲む気になれなかったのでとうとう開けなかった。今度何かいいことがあった時に飲むことに決めた。


 こうして2013年を終わり、新たな年が始まったのだが、これを書いている今、すでに半月以上も経ってしまっている。
 さあ、きびきびと自分の仕事に取り掛かれるのかどうか、私にはこれからが勝負である。


   ***************


 日本とコンヤに行ったあと、すぐに書けなかったために、一時期まったく時間の経過が入り組んで読みづらいものをお目にかけました事をお詫びします。

 次回から、オンタイムに戻ります。






















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Last updated  2014年01月18日 01時17分51秒
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