夢みるきのこ

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2025年05月02日
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 前回、源泉からの送湯管の不具合で温泉に入れなかったので、この連休の中日に再度訪れてきた。
 大谷美術館の創始者の大谷さんがお母さんのために作ったという元観音湯にあるやまもりの湯は近年オートキャンプ場やオートサーキットが出来、俗化が甚だしいので、かっては大谷なんとかだったと思うが草山温泉きっての老舗旅館の西紀荘へ行ってきた。こちらもリニューアルしてジビエ料理のレストランとグランピングキャンプエリアを併設したモダンな建物に代わってはいたが、秘湯の感じだけはそっくり残しており、海水の1.5倍の塩分と鉄分で金泉と化したいで湯にひたり贅沢なひとときを満喫してきた。
 その、かえるさに陶ギャラリー"鈴の木"が-本郷に出来ていると出来ていると聞いたので、さんざん迷った挙句に辿りつき、居合わせた作陶家の鈴木久晴さんに出会い、小一時間話してきた。この貴重きわまりない出会いは、これからぼつぼつ太らせていくことにするが、この若き鈴木久晴さんは、師匠である伊賀上野の番浦史郎以上に遊び心満点の作風でたちまち魅了されてしまった。
 加えて今は亡きおじさん?!の白隠和尚を思わせる素晴らしい仏画にも圧倒されてしまった。亡き両親が殊の外気に入って親孝行のつもりで足しげく訪れてきた草山温泉が今改めて重要なトポスとなるとは思ってもみなかったことだ。
  異民族慰霊50年祭を無事生きて斎了し、この 八十八夜に当たる 5月1日の 新規巻き直しに入った
冒頭の写真は、陶ギャラリーを辞す時に玄関先で見初めた牡丹の花、思わず感嘆の声を挙げたら、鈴木さんは剪定ばさみでただちに惜しげもなく切って"お土産に"と手渡してくれた。
 今、わがぼろ屋の一隅に紅の炎をあげて灯っている。






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最終更新日  2025年05月02日 11時11分02秒
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