メートル・ド・テル徒然草

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エルネスト1969

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Mar 1, 2006
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 流行らないお店はやはり何かと悩みを抱えているものなのですが、流行っているお店もそれなりに悩みを抱えています。いづれにしても、そもそもレストランに限らず、商売というものは常態的に「問題」と「解決」の繰り返しであるのかも知れません。

 さて、流行っているお店でも、困ってしまう懸案のいくつかに次のようなものもあります。

・営業時間のオーダーストップギリギリでのご来店。
・食事が終わってからも長時間退席しない。
・スタッフを捕まえて長々と話が途切れない。
・毎日来店されるので、メニュー構成が大変だ。
・しょっちゅう満席で忙しい。

などなど、、、

 いづれの例も、お客様の来店を首を長くして待っているようなお店から見れば、到底うらやましい話なのですが、こういった欲求が働くのも人間の心理とも言えます。




「MMK理論」のMMKとは、


「モテて・モテて・こまる」

の意で、頭文字を組み合わせたものです。

 人間というものは、モテたい、つまり人から好意を寄せられたいと望みながら、また、モテすぎてしまう事を疎むといった性質を持ち合わせているのです。

 考えてみて下さい。どなたか特定の異性を好きになった時に、その特定の人から好意を寄せられたいと思うのは当然の心理です。そのための努力もしますし、自分に磨きを掛けようともするものです。ある時は、たくましく振るまい、ある時は知性的に見せようとする。

 ところが、自らが魅力的になった場合において、必ずしも「特定の人」だけが好意を寄せてくれるとは限りません。ちょうど一点で灯る光が強ければ強いほど、多の場所を照らすように、魅力的であればあるほど尚更、不特定多数の方々にも好かれてしまうものなのです。

 テレビ番組に登場するアイドルたち。売り込みの仕方として、ターゲットはある程度絞るのでしょうが、それでもファンの方々はそれぞれ千差万別です。美人だけに好かれたい、お金持ちだけに好かれたい、というのはどだい無理な話で、好意を寄せている側から見れば、「好きなんだからしょうがないじゃん」という至極あたりまえの理屈があります。

 嫌われるべく、常に青バナを垂らしながら仕事に当たったり、また、今は無きツッパリのようなソリコミを額に入れたりすれば、不特定多数は好意どころか嫌悪さえもよおすかもしれませんが、同じくして好意を持って欲しい「特定の人」にも嫌われるリスクが多分にあるのです。

 「モテてモテて困る」
  と
 「誰からもモテなくて困る」



これが、私が勝手に考えた、「MMK理論」なのです。






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Last updated  Mar 2, 2006 02:03:57 AM
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背番号のないエースG @ チョコレート 「風の子サッちゃん」 ~ Tiny Poem ~…
坂東太郎G @ 「辛味調味料」そして考察(01/16) 「石垣の塩」に、上記の内容について記載…
エルネスト1969@ Re[1]:ホスピタリティは「人」ありき(10/04) はな。さんへ コメントありがとうございま…

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