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天上天下
2008.12.23
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カテゴリ: カテゴリ未分類
第5章 Splash of Splinter 後編1

ギュオオオ!!
計算上、フェイドの食いついていく事ができるギリギリのペースを維持する。もちろん、ペースを上げれば上げるほど危険で、ピーオーから見て、ベルズがフェイドについていくことは不可能だと思えた。そもそもスプラッシュハイウェイみたいなハイスピードコースではここまでのパーツの差は厳しすぎるのである。
フェイド「どんだけ急にペース上げてんだ?」
ベルズ「おまえも同じだろうが。」
フェイド「なるほど、雑魚ってのは取り消す。これについてこれたらな!」
ギャウ!!!
さらにパワーが上がった。信じられないほどの加速力でベルズを突き放していく。

速い・・・あまりにも速く、ベルズは置いてかれていく、いや・・・。
ベルズ「コーナーで減速しなきゃいけないのは一緒だろ。」
さっき設定したノルマペースをワンランク上げるベルズ。もはや狂気の沙汰のペースである。結局、1周目を遥かに更新するタイムで2周目を終えた。そのとき、まだフェイドはベルズを5m以上は離せずにいた。
ベルズ「おまえのそのエンジン解放、いくらなんでもパワーが凄すぎておかしいと思ってたがわかったぜ。使ってると、だんだんパワーが落ちてきちまうんだな。今のおまえなら追い抜ける!」
ついに追い抜きに出るベルズであったが、フェイドはすぐにブロック。まだ意地がある。
フェイド「その通りだが、今の俺なら追い抜けるってのは違うな。よくここまでついてきたな。たいていのやつなら諦めるところだけど。」
エンジンが弱ってきて、フェイドも冷めてきたようだ。口調に荒々しさがなくなった。
二人は凄まじいペースできていたため、ピーオーすらもついていけず、1位2位争いは独走状態であった。ブラックシャドーもサイバーの猛攻に耐えながらではなかなか前に進めない。全力の攻撃を仕掛け続けるサイバーであったが、腕の立つハンターである彼でさえもブラックシャドーを依然仕留めきれずにいた。
サイバー「ファイナルラップか・・・。ゴールまで仕留め切れないとマズイな・・・。もう裏切っちまったからチャンスはこのレースしかねえのに。」
サイバーの計画通りにいかないことが一つあった・・・。未完成のブラックシャドーの底知れぬレース能力。そりゃそうである。未完成なのにまさかここまでのスピードが出せるなんて誰も思わない。さらに、ブラック・マリア並のレーステクニックを見せるのである(と、いうより、走りがブラック・マリアにとても似ている)。サイバーはパーツでもテクニックでも勝てる気がしなかった。
自分より速い獲物は捕らえられない・・・。ハンターの中では基本事項で、パーツでもテクニックでも勝てない相手を事故に落としこめるのはかなり難しいのである。不意打ちならともかくましてや相手は完全に警戒してしまっているのだ。もうなかなか崩せない。すでに、レースは半周を残すのみ。もうコーナーは少なく、チャンスはない・・・。サイバーは最後の賭けに出た。

最後の低速コーナーの前でかなり早めに減速を始めるサイバー。かと思うと、コーナーに入っていないのにブレーキを解除してまたアクセルを踏んだ・・・。「何をやってるんだ・・・?」シャドーにはサイバーの不可解な行動が理解できなかった。だが、1秒後に理解することとなる。
サイバー「最期の一撃だ・・・。」
ブラックシャドーのサイドボディめがけて猛烈な突進。しかも、ヒットしたときのダメージを上げるためにコーナーとは反対方向にステアを切っている。ブラックシャドーのサイドボディに垂直にヒットさせるつもりである。もちろん外せば・・・。
シャドー「マズイ・・・!」
まるで、往年の技だった。危険を察知したシャドーはドリフトの途中からもう一段階テールスライドを増長させる。スピンの一歩手前までリアを振り出し、サイバーの体当たりを紙一重で避けようとする。スピンしてしまえばサイバーの体当たりが当たろうが当たらなかろうが外壁に衝突して終わりだろう。だが、シャドーはその僅かなスライド量を間違えなかった。

決死の一撃をかわされたサイバーにはもう何もできない・・・。深夜のハイウェイに一際大きい爆発音が轟いた。




フェイドの全力は凄まじかったが、ベルズは逃げ切られる事なく追跡する・・・。すると、エンジンパワーが落ちてきたフェイド。どうやら、相当無理をして使った力だったようだ。ついに、ベルズが反撃に出る。

シャドーに体当たりを試みるも失敗し、大事故のサイバー・・・。果たして、無事なのか。

次回、第5章後半その2で完全決着!





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最終更新日  2008.12.24 00:35:09
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