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MASAKI FC U-10

MASAKI FC U-10

2008.03.17
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カテゴリ: トピックス


さてさて、明日の卒業式を前に、【MASAKI FC U-10】の大部分のメンバーが通う正気小では、今日は給食を食べた後、体育館にイスを運んで下校となったようですが、帰宅後、ハヤト、マサ、イズミ、アムの4人は○タクの家にお邪魔し、○家のお庭と近くの空き地で、ボールを蹴ったり、卓球をしたりと、夕方遅くまで遊んでいたとのこと。

ちなみに今日の学校でのメンバーの話題は、昨日と一昨日の試合で、ピンポイントで何度もマサにボールを供給した、ルイの“マジック・パス”について。みんな口々に「ちょー曲がってたしぃ」と改めて驚いた様子だったようですが、ルイ本人は「ただ、マサにパスを出しただけだよ~」と涼しい顔だったとのこと。実際に、ベンチで見ていた私も思わず微笑んでしまうほど、カーブのかかったボールが何度もマサの足下に収まっていたのですが、本人的には「カーブをかける」意識はなかったみたいです(汗)

ってなことで、今日も【MASAKI FC U-10】に関する話題は早々に“終了”なわけですが、そんな今日は、『自立を促す子どもへの接し方』をテーマに、つくば言語技術教育所長の三森ゆりか氏が書かれた文章を以下に、多少リライトしつつ、ご紹介したいと思います。

「子どもを自立させたい」という考えは、親であれば誰もが持っていることでしょう。では、自立させるには、どのようにすれば良いのでしょうか? そのポイントについて、今日は学んでみましょう♪



ピッチ上で、自分自身で考え、判断できる子どもを育てるためには、指導者と保護者の連携が必要です。なぜなら、子どもは保護者とともに過ごす時間が長く、保護者の言動が子どもには大きな影響を与えるからです。子どもがピッチ上で素晴らしいプレーをすることを、誰よりも嬉しく誇らしく感じるのは保護者である皆さんではないでしょうか。

子どもが今まで以上に実力を発揮できるようになるためには、自分自身で判断する力を引き出すことが不可欠。それには、保護者の皆さんの協力が必要です。

子どもを自立させるには、言葉によるトレーニングが非常に効果的です。

身体を使って行うスポーツであるサッカーと言葉は、一見関係がなさそうにも思えます。しかし、刻一刻と変化する状況のなかで、即座に的確な判断を下すことを要求されるサッカーでは、考えるための道具を身に備えていることが非常に重要であり、それが言葉です。

日常の家庭生活のなかでも、

・察しの悪い振りをする。
・『なんとなく』、『ビミョウー』を許さない
・具体的に考える機会を与える
・論理的に考える機会を与える
・保護者も5W1Hをフル活用して質問する

といった点に注意しつつ、できるだけ子どもに言葉を使って考える機会を与えましょう。なかでも、子どもの考える力を伸ばすには、保護者が『察しの悪い振り』をすることが大切です。

もちろん、「子どもの考えを理解しない」とか、「子どもの気持ちを無視する」ということとは違います。

「子どもが何を考えているのか」「子どもが何を求めているのか」について十分に察知し、理解できるものの、敢えてわからないフリをすることで、子どもに自分の考えを言葉に出して表現させること――。それが『察しの悪い振り』をする目的です。

たとえば、ご家庭で、子どもに「お母さん、牛乳」と言われた際、とっさに牛乳をコップに注いではいませんか? 状況からすれば、「牛乳」=「飲みたい」ということかもしれません。

けれども、親が常に中途半端な言葉や顔つきだけで子どもの考えや気持ちを察し、先回りして行動してしまうと、結果的に、子どもは自分の考えで行動しなくなります。「自分で努力して考えなくても、親は自分のことをわかってくれる」と思い込んでしまうからです。

ひとたび、ご家庭でこのような習慣を身に付けてしまうと、子どもは外でも同じことをします。「先生、本」と言いさえすれば、「書籍が貸してもらえる」と思い込んだり、「先生、ボール」と言いさえすれば、「ボールを忘れたので貸してほしい」という意味だと思い込む子どもたちも、実際に数多く存在します。

子どもを自立させるために大人がすべきこと――それは察しの悪い“大人”を演じることです。子どもは大人からすると、何もかもが不安定で危なっかしくみえます。そのため、どうしても大人は子どもをかばい、子どもの考えを先回りして、ついつい世話をしてやりがちです。

しかし、こうした状態を繰り返していては、子どもはいつまでたっても自立して判断できるようにはなりません。子どもに対して、敢えてできるだけ察するのをやめ、「子どもが何を言おうとしているのか」「何を要求しているのか」、わかっていても言葉にして表現するまで、先回りして代弁したり対応するのは慎みましょう。

大人が辛抱強く察しの悪い振りをすることで、子どもが自分の考えを言葉に置き換える機会を与えるように努めましょう!


「子どもにできるだけ良い環境を与えたい」と思うのは、親であれば、誰しも同じ。私も同様ですが、一方では、「良い環境」と「甘えさせる」ことは違いますし、【MASAKI FC U-10】のメンバーにも、「舗装された綺麗な道よりも、厳しく険しい茨の道を自分で乗り越える、逞しい子どもだちに育ってもらいたい」と考えています。

これからの長い人生、メンバー一人ひとりが、自分の夢や目標をめざすうえでは、険しい道でも一歩一歩かき分けて進む力が不可欠。保護者の皆さんにも、今日ご紹介した文章を参考に、自立を促す子どもたちへの接し方を改めて再考していただけますと幸いです。

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Last updated  2008.03.17 20:36:33


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Comments

MASAKI FC U-10 @ Re[1]:自立を促す子どもへの接し方(03/17) Prima8さん、コメント、ありがとうござい…
Prima8 @ Re:自立を促す子どもへの接し方(03/17) まさにその通り。また、なるほどと思うな…
MASAKI FC U-10 @ Re:祝!!(03/12) NOBさん、お祝いメッセージありがとうござ…
NOB@ 祝!! 誕生日おめでとうございます。 そうかぁ…
MASAKI FC U-10 @ ご意見、ありがとうございました。 ご意見、ありがとうございました。 成…
MASAKI FC U-10 @ Re:すばらしい!(03/04) 郁母さん、書き込み&もったいないお言葉…
sじ@ Re:チーム練習日!(03/08) 以前から感じていましたがどんなに体調管…
郁母です。@ すばらしい! 初めまして~  ずっと読ませて頂き、感…
RIHOママ@ Re:『東金フットサル大会』の見学に行ってきました♪ こんにちは!娘の所属するチーム名を見つけた…

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