趣味の漢詩と日本文学

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February 3, 2007
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カテゴリ: 漢詩・漢文
贈崔九載華 劉長卿
憐君一見一悲歌、歳歳無如老去何。
白屋漸看秋草沒、青雲莫道故人多。
【韻字】歌・何・多(平声、歌韻)。
【訓読文】
崔九載華に贈る。
憐れむ君の一たび見て一たび悲歌するを、歳歳老い去(ゆ)くを如何せん。
白屋漸く看る秋草に没するを、青雲道(い)ふこと莫かれ故人多しと。
【注】

○悲歌 悲しみ嘆く歌をうたう。
○歳歳 毎年。
○無如老去何 年を取るのをどうしようもない。
○白屋 白い茅で屋根を葺いた家。卑しいものの住む家。
○漸 しだいに。
○青雲 高位高官に出世した人。
○道 言う。
○故人 むかしなじみ。旧友。
【訳】
崔載華に贈る詩。
ああ君われの姿を見、悲しげな声して歌う、たがいに一年一年と年老いゆくはまぬかれず。





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Last updated  February 4, 2007 06:54:08 PM
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