趣味の漢詩と日本文学

趣味の漢詩と日本文学

March 8, 2011
XML
カテゴリ: 国漢文
【本文】
閑院のおほい君
むかしより おもふ心は ありそ海の 浜のまさごは 数もしられず

【注】
・閑院のおほい君=源宗于のむすめ。第四十六話の「閑院の御」。
・ありそ海=岩の多い海辺。『古今和歌集』仮名序「わが恋はよむとも尽きじありそ海の浜の真砂はよみ尽くすとも」。『古今和歌集』巻十五「ありそ海の浜のまさごと頼めしは忘るることの数にぞありける」。

【訳】閑院のおほい君が作った歌、

むかしから、貴方を思う恋心はありますが、ありそ海の浜の砂粒は数もわからないのとおなじで、私のこの思いも冷たい貴方にはわかりません。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  March 8, 2011 08:40:41 PM
コメント(0) | コメントを書く
[国漢文] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: