昌1のブログ

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2008.06.10
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 なんとしたことであろう

自暴自棄的な行動から白昼何の関係も罪も無い人を殺傷するとは、普通の常識では考えられないことである。

段々捜査が進められて行くと、インターネットで事件を予告したり、サバイバルナイフを福井県まで買いに行ったりしている。

人間には万物の霊長といわれながらも、意馬心猿といって、突発的に暴れ馬や野猿のような一面も持っている。

人の一生には個人の上でも社会の上でも思い設けぬことが起きてくるものである。が、これらをかみ合わせ、新聞テレビ、コメンテーターなどは様々な報道が伝えられている。

この青年の自己顕示欲の性格、支えてくれる環境や、友人がいなかった、会社に不満があったこと、社会はそれらに対応してくれていないこと等々を取り上げられていたが、確かにその通りのことはあったであろう。

だからといって社会全体が悪いんだとはいえないし、彼の行動を正当化することは許せない。

まだまだ劣悪な環境の中に育てられても立派な青年達は沢山いる。

その結果の違いは何処から生まれて来たのであろう。



若者の自由権利の主張… 自由とはある制約の中にあって与えられるものである。何でも自由なものではないということが自覚されていない。

自分は人生が解らなくなったとか、社会が悪いからだとか、自己を中心として周りを殺してしまえばよくなるんだという短絡的考え方、これが短大卒業程度の考え方とは~。

あーなんという幼い考え方であろう。しかも彼の父親は教育者であったという。彼の父にも責任の一端はある。

一番基本的な心の教育を忘れて、形骸的な知識の注入、それが高等教育であるというう教育の錯覚。

これが戦後の日本の教育界を支配している現状ではなかろうか。今回の事件はそれらがもたらしたひずみであるともいえる。

教育者は何を教えるべきであるか、専門的なことを教えることは大事ではある。しかし人間としての人格の形成の上に、知識が生かされ初めてその目的が達成されるものであろう。
このことの抜けているのが戦後の日本の教育基本法になっていた。

内と外との関係。テロ行為、それを悪と思えない人間性の喪失。悲しいことである。凡てそれらは唯物教育を中心とした戦後の教育の弊害といえるものである。

靖国の英霊達は、自分の命を盾にして、育ててくれた両親、祖国、朋友、愛人、後に続く子孫の幸せを願い、惜しむべき寿命を国家に捧げることを潔しとして戦場に散華していった。テロ行為とは違う。

一方今回の彼は自愛の為に自己の満足が与えられないために他人の命をもてあそんだ。

なんという大きな違いであろうか。


教育刑主義という刑法の考え方がむしろ犯罪者を助長している。私はこれらが伝染して後に続く犯罪者が出ないように厳罰を持って処罰して欲しい。

今回の事件を契機にして、犯罪者の対応、インターネットによる犯罪者の増発を防ぐための法律を即刻作成すべきだと騒がれているが、それよりもむしろ日本の戦後社会が、経済優先を重視して、物質の多寡によって幸福は作られる、競争社会に優位に立つためには高学歴を身につけなければならない、そういう個人主義的思想が重視された社会層が作られている現状を、小手先の法律作成よりは一刻も早く改正すべき時期に来ていると思う。

戦後の道義観(日本の国家愛、まこと、信、義、恥の文化、武士道精神)を失った学校教育、家族制度の破壊などから生まれて来た教育のあり方を、新教育基本法の実現によって達成できる日の一日も早からんことを切に望むものである。


























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Last updated  2008.06.19 10:35:18
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Re:無差別殺傷事件(06/10)  
こんにちは、昌一さん。

>今回の事件を契機にして、犯罪者の対応、インターネットによる犯罪者の増発を防ぐための法律を即刻作成すべきだと騒がれているが、それよりもむしろ日本の戦後社会が、経済優先を重視して、物質の多寡によって幸福は作られる、競争社会に優位に立つためには高学歴を身につけなければならない、そういう個人主義的思想が重視された社会層が作られているのが現状を、小手先の法律作成よりは一刻も早く改正すべき時期に来ていると思う。

全く同感です。
私のような若輩者が言うのもはばかれますが、世の中の大半の人は「偉い」ことを間違っていると思います。昌一さんの前に教えてくださった
『勲章をたくさんつけているのが偉いわけではない、「心の立派な人が」偉いというんだよ』、というお父さんの言葉が忘れられません。

いまどき、そのようなことを子供に諭す親がどのくらいいるでしょうか。

利益優先の心をないがしろにした今までの付けが確実に来ていますね。環境問題にしても。

もう、戻ることはできないのでしょうか。 (2008.06.11 15:18:39)

ニコラスクラブさん  
昌1  さん
早速にメール戴き有難うございました。同感をいただけて本当に嬉しいです。戦後心の教育ということが、戦前の軍国主義思想に復帰すると言う考え方に受け止められ悪いことに思われていた為でしょう。義務教育のときに、心の教育が育てられなかったことが今の若者に不幸を生んだ基になったことではないでしょうか。 (2008.06.11 15:48:57)

Re:無差別殺傷事件(06/10)  
アミティ039  さん
こんにちは。また痛ましい事件がおきてしまった
ことに心を痛めています。子どもにこのような
事件のニュースをみせることも憚られますが、これ
がこの世の中の現実となると見せないわけにもいかないでしょう。教育勅語の復活が無理なのならば、
今風にアレンジしたものを、是非道徳の時間にでも
取り入れていただきたいものです。ゆとり教育は
ぱっとしませんでしたが、施設などでのボランテァの時間を必須もいいのではないかと思います。
(2008.06.11 16:16:24)

アミティさんへ  
昌1  さん
本当に怖ろしいことですね。子供達には見せられないし、聞かせも出来ない恥ずかしいことです。が、今は他人ごとであっても、明日はわが身に降りかかる問題でもありましょう。どうしても一刻も早く教育勅語を教壇に復活さすべきで、私達も色々の運動をしていますが、それでも以前より明るくなって来ました。憲法改正も絡んでおりますので簡単には行きませんが、心ある方々と力を合わせ頑張って行きたいと思います。 (2008.06.12 13:48:32)

事件と父の言葉  
おばさん さん
やりきれないニュースです。
昌1さんのタイトルが(殺傷事件)でよかった。
一部の報道で(通り魔事件)と言っていたのには、やりきれませんでした。通り魔というと過ぎてしまえば良い・忘れても良い。そんな嫌な気持ちにさせられます。

父は65才の若さで1人旅たちましたが、生前常に私に話していたことに、マレーの虎と呼ばれた山下奉文が
刑場に赴く車の中で同伴していた人に語った言葉。
 人間の性根は学校に通うまえに、我が家の母の教育で作られる。だから婦人の教養を高めて、良い母を作ること。

 60才を過ぎた今も脳裏に刻まれています。私自身が教養を高めたか否かは定かでありませんが、3人の愚息はそれなりに、世に出ていきました。

今回の事件や同類の事件を知るたびに、私は亡き父の言葉を思い出し、仏壇に手を合わせています。
(2008.06.12 22:46:34)

Re:山下将軍について  
昌1  さん
おばさんさん へ
懐かしい山下将軍の話を聞かせて頂きました。立派な方だったのですね 2・2・6事件で皇道派に居られたために、責任をとって自ら南方軍の先頭に立たれた方だと聞いておりますが、マッカーサーに戦場で頭を下げさせたのは彼一人のみです。彼は家庭での心(道義)の教育によって、人となりを作られたといわれておりますが、全軍を慈父のように掌握され、マレー半島を数日にして降伏させ、輝かしい戦果を挙げられました。最後の絞首刑も称揚とし自ら受けた立派な態度、部下達は皆感涙に咽んだといわれております。子供の頃に育てられた人間の価値観が一生を支配するものなのですね。家庭において心を育てる大切さを忘れた戦後経済優先の考え方は、丁度肉体の食べ物は栄養一杯食べても、精神のたべものが欠食して栄養不良になってしまったのと同じことなのですね。日本の家族制度の重大さを今からでも見直し復興させることが日本再建の柱ですね。 (2008.06.13 14:56:35)

Re:無差別殺傷事件(06/10)  
gyoko1215  さん
どうしてこのような事件が起こったのか20年前ぐらいには想像もできないような事件です。

私は親には単純に「悪いことはしてはいけない。人様に迷惑をかけてはいけない」といわれてそだちました。

私の母も教師でしたが、若い人たちが事件を起こしたりするたびに「私たちの教育が間違っていたのかも知れない」と言ってたことを思い出します。 (2008.06.13 16:15:05)

ぎょうこさん  
昌1  さん
教師にも重大な責任があると思います。戦後昭和30年以降先生になられた方には日教組の影響を多く受け、その為に教育思想が全く変わりました。それまでの先生達にはまだ戦前の息吹がありましたから、時流に流されながらも、先輩の指導が働いていました。今の政治家の菅、加藤浩一氏の時代が一番悪かった時代ではなかったでしょうか。(本人の自覚にもありますが)その時代に造成された教師から今回の青年達の育成に関わっている教師達、又家庭、母親達の責任も、関係していると思います。教育界に教育勅語の復活をなんとしても実現させたいものですね。

(2008.06.13 19:29:52)

Re:ぎょうこさん(06/10)  
gyoko1215  さん
昌1さん
こんばんは

私の母は昭和20年ぐらいから教師をしていました。
長年の間に子供たちの変化が感じられるとずっと言ってました。
もう一度原点に戻って教育のあり方、社会のあり方を変えなければならないのかもしれませんね。

教育は家庭教育が根底になるのではないかと思います。
親の価値観、生き方は子供がしっかり見てます。それでもって子供はどのように生きていかなければならないか判断するでしょう。
子供が間違った考えをしているときに、親が毅然として正していくということが失われつつあるからこのような事件が起こってしまうのではないかとおもわれます。
(2008.06.14 21:11:10)

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