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面白い卦ですね。日本対オランダ戦を占って 48・井(せい/いど) 巽下坎上、変爻なし ――しかも之卦なしというのは、状況が大きく転じるというより、 現有戦力・積み上げ・組織力がそのまま問われる試合 という読みがしやすい卦です。
井は文字通り「井戸」です。井戸は派手に動かず、突然増えたり減ったりもしません。しかし村の人々を長く支える生命線です。『易経』では、井は「養う」「共有する」「基盤を保つ」という意味を持ちます。戦いの卦というより、 日頃の準備や仕組みの完成度が結果を左右する卦 です。
これをサッカーに当てると、日本にとっては「奇策や一発逆転」よりも、普段通りの連動、守備ブロック、球際、走力、交代運用など、チームとして培ってきた井戸の水を汲み続けられるかが鍵になります。井は巽(風・浸透)が下にあり、坎(水・険難)が上にあります。難所の中でも、下から静かに浸透して機能するイメージです。つまり、相手が格上・強力であっても、焦って打ち合うより、 自分たちの型を崩さないことで流れを引き寄せる 暗示があります。
一方で、井の卦には独特の警句があります。「井を整えても、水を汲む人がいなければ意味がない」。つまり準備が整っていても、決定機で踏み込む勇気や最後の精度が欠けると、優勢感が結果につながらない可能性も示唆します。ボール保持率や内容だけでは測れない試合になるかもしれません。
変爻なしという点も興味深いです。これは易占ではしばしば「大勢は急変しない」「実力・構造が素直に現れる」と読まれます。流れが乱高下するというより、我慢比べの中で徐々に差が見える展開、あるいは拮抗した展開になりやすい印象です。
総合すると、この卦は日本に対して「背伸びせず、井戸の水を信じよ」と語っているようです。華々しい勝利予告の卦ではありませんが、軽視すべき卦でもありません。積み重ねた組織力を出し切れれば十分勝機あり、ただし焦りや不用意な冒険は禁物――そんな静かな強さを示す占断に見えます。
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