花夫婦いろいろ日記〜我が家の花たち

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2013年11月08日
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カテゴリ: バイク
釣りを終えて民宿に帰ると、いい匂いが漂っていました。

田舎の匂い。子供の頃冬休みに行った田舎(母親の実家)の匂いと似ていて、
お風呂に入ってる間に夕食が出来上がっていました。













食べきれないほどのお刺身、出汁のきいたお汁、お母さんが手をかけて作ってくれたお魚尽くしのお料理が、たくさん並んでいました。


美味しかったな。
満腹になり、部屋に戻り、キューバタン!!
懐かしい歌謡曲やフォークソングの番組を見ていたらいつの間にか寝ていました。



翌朝、起きてから近所を歩いて散歩しました。
秋明菊でしょうか?





そこから少し歩くと、津波にのまれて住めなくなった廃屋がありました。
そこの前を通り海に出ました。





こっちから帰ろう、と進むと…
行けませんでした。

岸壁が倒れていたのです。
津波の高さを物語る木々も。












画面右側の白い建物が仮設の作業場。
ここまで津波が押し寄せたそうです。

民宿に戻ると、
お父さんが
津波は海底から岸壁をすくい倒したと

前の年のチリ地震の津波で、イカダを流されてようやく落ち着いたと思ったらあの震災がきたそうです。
津波の被害は大島のこの辺りよりも対岸の方がひどかった、とか、
島を出てゆく人もいた、とか。


そして朝ごはん。

もちろんお魚尽くし。






フェリーの時間が迫ってくるので、早々に出発します。

短い滞在でしたけど、舟釣りの体験して、お父さんお母さんから震災の話からユーモアあふれるお父さんの放浪の旅の話など、いろいろな話が聞けて良かったです。
震災後は観光客が減ってしまい、民宿の利用は復興に携わる方が多く、私達が訪れた事をとても喜んでくれました。
被災地に遊びに行くことについて、後ろめたいような気も少しあったけど、本当に行って良かったです。
お父さんお母さん、ありがとうございました。
これからも元気で頑張ってほしいと思いました。




いざ出発。前日走った距離、約400キロ。



島の復興はなかなかはかどらないそうです。
なぜなら資材の運搬が船だから、かなり制限されてしまうのだそうです。

大島の復興をねがいながら大島を後にしました。




気仙沼のお魚市場は車がいっぱいでかなりにぎわっていました。。
お土産をいっぱい買い込み走り始めました。



本当は中尊寺へ行くつもりでしたが、釣った魚を持ち帰ることになったので、夕飯前に帰りたかったのと、高速の仙台の渋滞を避けるために、中尊寺をやめて、海岸沿いを仙台に向かって走って行くことにしました。

気仙沼の港付近一帯には、まだまだそのまんまの姿の建物が残っていました。
残っていたのは鉄筋の建物。
あとは何もない土地。
土地だけのディーラー(看板のみ)とか、ひしゃげたシャッターがめくれ上がった建物とか。

そして国道45号を走って行きました。
あちこちに津波がここまで到達したという標識があり、震災の爪跡がいっぱいで、ただただ見て走りました。
左側の海は穏やかだけれど、右側のそれは悲しい物語です。
言葉にならない景色が続き、南三陸町で鉄骨だけがポツンと佇む姿を目にした時、我慢していた涙がとうとうあふれだしました。
グローブをした人差し指で涙を拭いて走りました。
今もあの景色を思い出すと涙が出てきます。
津波がこんなとこまで来るなんて…。
想像をはるかに超えた現状でした。
自然の力は恐ろしい。

写真は敢えてとっていません。
この目に焼き付けておこうと思ったので…。

そのまま国道を延々と走って行くと、
山あいの景色の良い道が見えてきて、
少し気持ちを変えてくれました。

道の駅津山で休憩。




昔来たことある場所でした。





ソフトクリームやお団子食べて、美味しい珈琲を飲み、ゆっくり休みました。






その後、三陸道へ。

春日Pで、牛タン定食食べて





利府JCTから仙台北道路、
富谷JCTより東北道へと急ぎます。
東北道は前日の大渋滞とは違ってガラガラでした。


国見で休憩。









鏡石で日がくれました。


那須高原辺りから渋滞に巻き込まれ
途中からすりぬけをして、宇都宮に着いた時にはもう真っ暗でした。

最後の最後、宇都宮インターで私を待つ父さんの所へ近寄れず(車が多く端に寄れなかった)
夫婦は離ればなれになり、父さん怒る、私謝るというアクシデントがありましたが、
無事に家に帰り着きました。

私はインカムの使い方をこれから習得ないといけません。
それから、何かできることを探したいと思います。

バイクに乗っていなければ多分東北地方に行くことも無かったと思います。
バイクに乗ってて良かった、そう思った一泊ツーリングでした。

誤字脱字見づらい文章、読んでくださりありがとうございました。










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最終更新日  2013年11月08日 12時48分01秒
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