南風一の世界

南風一の世界

2007/03/19
XML
カテゴリ:

   卒業   南風一


きみも驚いたかも知れないけれど

俺はもっと驚いた

まさかきみが人を介して

「何か一言を」って言ってくるなんて

想像もしていなかったから


でもその日を最後に中学校の仲間たちと

お別れだったから

きみもちょっと感傷的になったのかな


登校の道でわざわざバスを途中下車して俺の前方を歩いたり

朝のランニングでなぜかすぐ近くを走っていたきみ

廊下ですれ違ったときは不思議な視線を投げて寄こす

そんなあんなも今となっては楽しい思い出


それぞれの進む道は違って

多分将来恋人同士にはなれない

そんなことはお互い百も承知だったから

学校で姿を見かけるだけで楽しかった


さようなら好きだけど恋人になれないきみ

さようなら毎日きみに会うのが楽しかった学園生活

きみも俺も違う道へ進むけれど

楽しかった学園生活と

きみのことは忘れない

(詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。

購入は、 こちらからどうぞ


詩が良かったと思う方は
人気blogランキングへ






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007/03/19 09:49:11 PM
コメント(2) | コメントを書く
[詩] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: