きみと俺 南風一
きみが顔を覆い
姿を隠したところで
素振りから
すぐにきみを見つけ出せる自信がある
きみの方だって
俺が落ちぶれた姿で
髭ぼうぼう ざんばら頭で
薄汚れた身なりで歩いていても
多分たちどころに俺と
見破ってしまうだろう
きみがきみであるところのもの
俺が俺であるところのもの
そんなものは
形を変えて生き続けるのかな?
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