南風一の世界

南風一の世界

2007/10/02
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カテゴリ:

   きみの背   南風一


いつもなら

仲のいい友だちと一緒なのに

その日は一人だった


いつもなら

帰る時刻に

姿を見かけることはないのに

その日はプラットフォームで背を向けて立っていた


それがきみの意思表示であることは

分かっていた


俺は黙って

一番きみから遠い電車に飛び乗った


それが俺の言葉


きみはもうそれっきり

姿を見せなかった

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Last updated  2007/10/02 10:41:15 PM
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