南風一の世界

南風一の世界

2023/12/31
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  ラッセルのパラドックス     南風一

ある町の床屋Aは「その町で髭を剃らない人の全ての髭を剃る」とのことである
それならばAは自分の髭を剃るのか剃らないのか?
それが問題

Aがもし自分の髭を自分で剃るならば、
Aは「その町で髭を剃らない人の全ての髭を剃る」ので
Aは自分の髭を剃らない

Aがもし自分の髭を自分で剃らないならば、
Aは「その町で髭を剃らない人の全ての髭を剃る」ので
Aは自分で髭を剃る


「自分で髭を剃らない人でもある」
これは論理的に矛盾する

ちょうどこれと同じことをやっているのが
現在の自民党政権である
法治国家たるもの政治資金規正法は遵守するけれども
法律に規定されていないキックバックは遵守しない

法治国家たるもの沖縄県が認めない辺野古基地の地盤工事の設計変更承認という
委任事務の代理執行は地方自治法に基づき政府が遵守するけれども
住民投票の結果を遵守しなければならないという法律はないから
住民投票の結果は考慮しない

防衛費増額の財源を得るための増税を増税メガネと揶揄されれば

片や沖縄県民を含む日本国民の誰を念頭においているのか知らないけれど
所得減税と低所得世帯への給付金支給を実施するという

沖縄県民の辺野古工事反対のようなニッポン国民の意思は表明されていないし
まだ国政選挙も実施していないのに
増税メガネという揶揄に対する先回りの速さと


ニッポン政府のこのアンビバレンスとは
一体何なんだろう?
と思う

ニッポン社会というか
ニッポン政府の
行動形態の七不思議といおうか
法治国家という割にはフシギな行動形態であり
底の浅い法治国家といえようか


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Last updated  2023/12/31 03:29:17 PM
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