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* | スタートして1キロほどはシーサイドプロムナードを走る。時計をちらちらと見ていて4分半が過ぎた。やはり距離は示されないようだ。 前の方からスタートして最初からとばしたのでコース上の混雑に悩まされることはなかった。しかしこのお互いに適度な距離を保って併走する状況は、周りの流れにつられて速度を緩めてしまいやすい状況とも言える。それに私はまだキロ4分のペースを掴んでいなかった。500m走って息が少しあがりはじめるぐらいのペースが今の私のキロ4分だ。常に放棄の誘惑と隣り合わせの苦しさのはず。 それなのに、この時は楽に走りすぎていたようだ。 前方に妖しげなゴミの焼却施設が見えてきたら、折り返しは近い。すでに反対の遊歩道を速いランナーが対面していく。 まだかまだかと感じられた折り返しにようやく達し、海をバックにして後続ランナーを見る側になった。 3キロすぎてのこの辺り、本来キロ4分を出せていたら、息も絶え絶えで苦闘の走りのはず。しかし私は気楽に走っていた。そしてそのツケは……。 4キロ付近をすぎると、今度はゴールはまだかまだかと感じられ、緩いアップダウンなども一部にあったりして焦らされた。時計はもう20分になろうとしているのに、ゴールの気配は先になかった。 時計はもう20分を過ぎていた。1分も過ぎたころ、沿道に走者の家族らしき人が散見されるようになり、ようやくゴールの近いことが知れた。スパートする力なし。ゴール横の時計21分30秒でゴール。なんとキロ20秒近い遅れ。キロ4分にはほど遠い。 気合と経験の足りなさで、キロ4分の苦しさと格闘できなかったのは確か。それにしてもキロ18秒も遅いのは納得いかない。落胆するより先に、このコースは少し長いのではと疑った。無料のお祭りだから本気ランナーはあまり来て欲しくないんだ。それで距離を長く設定しているのでは?と言い訳を自分に聞かせた。 うーん。せめて20分後半秒でゴールしたかった。1分半遅れはお話にならない。ゴールして空は晴れているのに気分は晴れなかった。 Mさんと合流してアリーナーへ戻る。途中、自販機でドリンクを飲んだ。アクエリアス500mlのいっき飲み。もうヤケ。 午後からもオリンピアンとふれあうイベントが多く用意されていて、ファミリーで来た人たちが一日楽しめるようにスケジュールされている。でもジョギング目当ての私たちは、アリーナで着替えをすますとバスで桜島駅へ帰った。 プランどおり新今宮で銭湯に寄って、串カツを食べた。ゴールデンウィーク中の話をしていると、どちらも畑仕事をしていたことが判明。能登半島出身のMさんは休みの間、里に帰って田植えを手伝っていたそうだ。私の家庭菜園と違ってプロ。 串カツと寿司をつまみながら、あれこれの話。そうそう、早くMさんをハーフの大会に誘い出したいのだが、夏はオフシーズンで適当な大会が見つからない。残念。 |
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2014-02-02 紀州口熊野マラソン 2014.02.08
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