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2022年12月の猫だんごー 2022年のどたばた顛末 ーシャア 8月の定期健診で「痩せてきたので甲状腺ホルモンの検査も追加してみましょう」 と提案される。甲状腺機能亢進症は年寄り猫に多くみられる病気のひとつで、心拍数があがり血流が増えて代謝がよくなるので、食欲もあり元気なのに痩せてくるのが特徴です。サムはとゴルは既に投薬中。 かーにゃは12歳頃から症状が出ていました。シャアは体質が違うのか、これまで何度か検査しても問題なしだったのに皆に遅れて投薬開始です。ところで、この夏の私は超絶調子が悪く、息切れがひどいので、かかりつけの町医者であれこれ検査したところ、脈が速くなる頻脈という状態でした。脈を遅くする薬を処方され少しは落ち着いたのですが、さて原因はなんであろう。医者は頻脈は悪い病気じゃないから大丈夫と言うが、現れている症状で検索すると疑わしい病気が思い当たる。(息切れ・声枯れ・お腹不調・多汗・皮膚のかゆみ・手足のふるえ・筋力低下)血液検査の結果を見たら肝臓の数値がとびぬけて高い。はい、これたぶん甲状腺~というのも、猫に話が戻りますが、甲状腺機能亢進症の目安に 「肝臓の数値が高くなる」 というのがあるのです。投薬で数値が落ち着いてくると肝臓の数値も下がる。 と前に猫の先生が説明してくれたのを覚えていたのです。肝臓が悪かったかーにゃが顕著でした。なので追加で甲状腺ホルモン値の検査をしてもらったところ大当たり!「あぁこれでやっと薬もらえる~」 とホッとしたのもつかの間、「ここでは治療できないから紹介状書くけど、今書類たまってるから一週間後に取りにきて」 その頃には歩くのもようやくで日常生活に支障をきたしていたのと、猫なら 「数値高いね。 ハイ、この薬のんで一か月後くらいに再検査にきてね」 って感じなので軽く考えてました。ガッカリ感半端ない。翌週、紹介状を持って近くの総合病院に行くも、甲状腺は内分泌科の専門医じゃないと診られないってホントですか~?〜?猫なら(略w)その総合病院で改めて大学病院の紹介状を用意していただき、ようやく10月から治療開始の運びとなりました。心臓の検査からの2か月半長かった~(町医者の検査はすべて外注なので都度1週間待ち)甲状腺の病気は見つかりにくいそうです。血液検査をすればすぐ判るけれど、更年期障害の症状と似ていたりするため我慢してしまったり、そもそも受診しなかったり。猫先輩たちのおかげで早期に治療に入ることができて感謝! 大学病院の初診時に 「ピンポイントで診断がつくのは珍しいのに、よく判りましたね」 と言うので、「うちの猫たちが同じ病気で肝臓の数値が、、」 というくだりで笑われました。そして処方された薬がシャアと同じで、「それ、うちの猫と同じです」 でまた笑われる、と。とりあえず薬が効いていて投薬のみの治療で大丈夫そうです。(薬が効かなかったり副作用がでるようだと手術などの別の治療方法になるのでタイヘン)センパイ猫たちのおかげで早期に治療開始できて助かりました~【甲状腺機能亢進症(バセドウ病)】ヒトの場合は免疫異常なので数年で寛解となりますが、猫は腫瘍性のものなので治ることはなく、この先もずっと投薬が必要だそうです。以前はヒトと同じメルカゾールという薬でしたが、犬猫用のチロブロックという薬が新たに出て分割投与の手間が軽減されました。シャアはなぜかチロブロックが合わなかったのと、薬量調整の都合で私と同じメルカゾールなのです。(体重 2.1 kg チロブロックで1/8錠分割は老眼に厳しい〜。 1/6錠になったけど、まだ厳しい!)また、かーにゃの時に試した専用の療養食は食いつきが悪かったのと、他の猫が食べてしまうのはNGのため、多頭飼いの場合は注意が必要です。[血液検査あれこれ]・甲状腺の治療で隠れていた腎不全の兆候が見つかることがあります。それまでは甲状腺の過剰な働きで血流が増え、腎不全の目安の数値として現れてこなかったためです。シャアがこれでした。 多飲多尿よりも先に腎性貧血となり造血剤ホルモン注射と鉄剤を補給しています。・寒くなると甲状腺の数値が高くなる傾向があるそうです。 春になり薬が効きすぎて低下症にならないよう、体調チェックと定期的に血液検査をしてみてください。以上、猫びょういんの先生のご説明です。いつも詳しく教えていただき助かります!長い語りにお付き合いくださり ありがとうございました。
2022.12.31
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