読書感想文

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「勝負勘」

競馬はよく知らないし、馬券を買ったのも生涯で 一回だけ だ。
若槻千夏 が好きなので「うまッチ!」は見てるけど) そんなオレでも岡部幸雄の名前は知っている。

競馬を知らない人間にも名前を知られている。
それ程の人が書いた本だ、何かしら得るものがあるに違いない。
それがこの本を買った理由。

ご本人が一般の社会にも通じるのではないかと言っている
騎手と馬との関係は、正直部下との関係に当てはめるのはややツライ。
参考にできるかなと思ったのは、レース前に徹底的にシミュレーションしておくが、
レース中にはそのシミュレーションにこだわらないという部分だろうか。

事前に細かく計画を作っても、その通りに進まないことは良くある。
その時に、元の計画に近づけようとムリをするより
その状況でベストの選択をしたほうが良い・・・という事だろう。

この考え方はどんな仕事でも役に立つんじゃないかな。

師匠(長谷川滋利)の言う「コントロールできないものをコントロールしようとしない」
にも通じるところがあるように思う。

ちなみに、この本はこういう堅い話しばかりではなく騎手としての半生記って色が強い。

シンボリルドルフのエピソードや
同期のライバル柴田騎手や福永騎手への想い
2分程度のレースの中で繰り広げられる駆け引き

競馬を知らないオレにも面白く読めるんだから
競馬好きには非常に興味深い話だと思う。

やっぱ、どの世界であっても一番になった人の話は面白いね。

「アンダースロー論」

アンダースロー論
後半に少しアンダースローに転向したときのエピソードや
高校から社会人、プロへと進んだ経緯が書いてあるが基本は本気で「アンダースロー投手のための投球論」。

本人の言葉や、途中で挿入されてる里崎の文章でも書いてあるが
「独特なフォームなので教えてくれる人がいない」
というのがこの本を書いたきっかけになっているようだ。
だから内容は「左足の下ろし方」からボールの握り方。
ボールの握り方に至っては「右打者のインコースに速球を投げる時の握り」など「そこまで細かく説明するの?」というぐらい細かい。

想定している読者は間違いなく「プロを目指しているアンダースロー投手」だろう。

こないだ見た 全日立ドリームスの俵投手。
彼はコーチ兼任で、ブルペンを見る限りもう一人アンダースロー投手がいるようなので、俵投手には役に立つ本かもしれない。

一般人には全く役に立たない本ではあるが、一野球ファンとして
プロのピッチャーがここまで細かい事を考えてボールを投げているんだという事がわかるこの本は非常に興味深い。
間に入ってくる里崎や橋本の文章も、捕手から見たアンダースロー投手というあまり聞けないテーマの話題なのでおもしろく読めた。

俊介はサインをもらった数少ない現役選手(あとは木塚)。
マジメで礼儀正しいけど固いカンジじゃなく、人当たりはやわらかいという印象だった。
そんな俊介の人柄が伝わってくる文章でした。

「松坂世代」

松坂世代
平積みされているから新しい本だと勘違いしてしまった。
読んでいて「何だか変だな?」と思って、アチコチ確認したところ
2003年に出版された本を10月に文庫化したと巻末に書いてあった。

それだったら巻頭に「文庫化にあたって」みたいな文章を付けてくれた方が親切じゃない?

さて、内容。
「松坂世代」なので、松坂のことも書いてあるけど「松坂以外」の人たちが中心。
中でも上重聡(元PL学園・現日本テレビ)や小山良男(元横浜高校・現ドラゴンズ)が主役的な扱いかな。
面倒なので数えなかったが取り上げられている人物はプロへ進んだ選手から、野球をやめて別な道へ進んだ人までかなりの数だ。
これを全部取材したんだから大したものだ。

この本が出版された2003年というのは新垣や和田ら大学へ進んだ「松坂世代」がプロ入りした年だ。
2006年の今読むのであれば、そこをアタマに入れておくことが重要。
この段階でプロのレギュラー格として活躍していたのは松坂本人とカープの東出くらい。
と、いうことなのでこの本では松坂世代の選手は「松坂世代」という呪縛から逃れられない世代として描かれている。
松坂と出会ったことで自分の能力に疑問を持ったライバルたち。
大学や社会人に進んでも取れない「元松坂のチームメイト」という肩書き苦悩する横浜高校ナイン。
松坂という太陽に照らされた「松坂世代」の陰の部分ってとこかな。なんか全体的に暗い感じ。

ところが今の「松坂世代」はどうだろう。
日本一になったファイターズの、もはや“顔”ともいえる稀哲。
最強ともいえるホークスの先発4本柱の内3人が「松坂世代」。
逆にタイガースは最強リリーフ陣「JFK」の内、FとKが「松坂世代」。
打者で言えば村田がベイスターズの4番に成長したし、古木と小池もチームの中心になりつつある。
他にも「松坂世代」の活躍を挙げ始めたらキリがないのでやめておくが、
やはり能力の高い選手が揃っている世代だ。

松坂という怪物と同じ学年に生まれてしまったがために能力を自ら比較したり、周りから比較されたり。
色々苦悩したのかもしれないが、それ故に、それを乗り越える強さも持っていたし
壁さえ越えてしまえば、選手としてのポテンシャルは元々高かったので、
すぐにチームの中心として活躍できるってことかな。

もし今、続編を書いたとしたら、輝かしい栄光の記録として書かれるんだろうね。
でも・・・いや、だからこそ、この本は彼らの「苦悩の時代」の記録として心に留めておきたい。

「素晴らしき!メジャーリーガー人生」

素晴らしき!メジャーリーガー人生
これは「日経エンタテインメント」で連載していたコラムをまとめたもの。
以前の職場で(誰が買ってくるのか知らないが)たまに転がっている事があり、
「見つけた時は読んでいた」程度だったので単行本化はありがたい。

なにしろ2001年6月から2006年10月までの長期連載。
コラムの内容の変遷から彼のモノの考え方の変遷が見えてくるのがおもしろい。
かなり乱暴に要約すると「日経エンタテインメント」の「エンタテインメント」から「日経」へのシフトってところだろうか?
最初の頃はMLB、そしてアメリカでの生活で経験したアメリカならではのエピソードを紹介するのがメインだったが、
だんだんビジネスやセルフマネージメントといった内容が多くなっていく。
もちろんそれでもアメリカでのおもしろいエピソードを基に話が進むので肩がこらない。

そんなわけで「長谷川の回し者」としては(笑)
「超一流じゃなくても『成功』できる」 「チャンスに勝つピンチで負けない自分管理術」
「副読本」としての活用をオススメします。

内容としてはMETALLICAのラーズに車を貸したエピソードには「へぇ」と思わせられたし、
WBCで日本チームの食事の手配をしていたなんて話は初耳だったので「そんな事してたんかい!?」と驚かされた。
あとテレビ番組への出演をきっかけに三木谷オーナーと意気投合したというエピソードには
色々妄想をかきたてられました (爆)

あと忘れちゃいけないのが各ページに描かれているたけだつとむさんのイラスト(・・・というか1コママンガ?)。
イイ味出してます^^

「超一流じゃなくても『成功』できる」

超一流じゃなくても「成功」できる
今回の本は引退後初の本という事もあり「半生記」というニュアンスが強く
単純に野球選手の本としてもおもしろく読める。

ただ、それでもこれまでの本でもテーマにもなっていた
「セルフマネージメント」について書かれている部分は多く、
「働く人間」として参考になるし、ぜひ参考にしたいと思う。

タイトルの「超一流じゃなくても『成功』できる」がこの本の、
ひいては彼の野球人生通してのテーマだ。
「超一流」にはなれなくても、誰でも「一流」にはなれる。
それに必要なのが徹底した「セルフマネージメント」であるという事だ。
実際にそれを実践した人物の言う事だけに説得力がある。
これまでに何冊も本を書いてきたせいか、文章が非常に上手くなっていて実に読みやすい。
とりわけ硬い話の中に、柔らかい、野球ファンの興味を惹くような話題の織り交ぜ方は実に巧みだ。
「今まで長谷川の本を読んだ事がない」という人に自信を持って勧められる本だ。
これを読んで彼の考えに興味を持ったら 「チャンスに勝つピンチで負けない自分管理術」 を読むという順番で良いと思う。

彼は今、アメリカでリトルリーグのコーチをしているらしい。
ま、それが収入源というわけではなく充電期間という表現が正しいようだ。
それでも子供たちの野球から色々学んでいるようで、さすがだなと思わせる。

「魂(ガッツ)のフルスイング」

魂(ガッツ)のフルスイング
内容はエピローグのこの言葉に集約されている。

「取り立ててドラマがあったわけでもないし、それほどおもしろいものでもないと思うが、
僕と僕のこれまでの生き方に興味を持ってここまで読んでいただいた方に感謝します」


この本はWBC優勝までが書かれているが、小笠原のそこまでの野球人生は
大きな栄光もなければ、大きな挫折もない。
一歩一歩確実にトッププレイヤーの地位まで登ってきた選手である。

そんな小笠原の自伝。
読み物としておもしろいわけがない (笑)
そういう意味では以前読んだ 大家の本 ぐらい波乱万丈の方がいい。

小笠原は高校~社会人~プロと、コンバートの連続の野球人生だったようだが、
その都度どのようにしてモチベーションを保ってきたのかなどは興味深く読めた。
プロ入り後については正直ガッカリするぐらいあっさり書かれている。

「師匠」落合とのエピソード
2年目に骨折した時の苦悩
北海道移転が決まった時の動揺
球界再編騒動の時に感じたプロ野球界への想い・・・

もう少し突っ込んで自分の気持ちを書いてほしいと思った部分は多い。

ただ変に煽ったり、リップサービス的な文章を入れたりしないあたり
小笠原の人柄が垣間見えて好感が持てた のも確か。

ジレンマは感じるが「饒舌な小笠原」ってのも気持ち悪いからこの本はこれでいいのかもしれない。

さっき書いたとおり、この本はWBC優勝までの自伝。
残念ながら今シーズンについては書かれていない。
SHINJOとのエピソードや初めての日本一。
そして自身の去就。
小笠原の言葉で聞いてみたいことが山ほどある。いずれ書いてくれる事を期待したい。

背番号の美学 受け継がれる魂

ベースボールマガジン
スポーツ選手の背番号ってのは不思議なモンでよっぽどの大物ルーキーでもない限り、
最初に覚えられるのは顔でも名前でもなく背番号。名刺代わりどころか顔だもんね。
しかもそれが、先輩から後輩に受け継がれていく。
タイトル通りそこには「美学」みたいなものが存在する。

巻頭の特集は恐らく日本で一番重いであろう背番号。
読売の18番。藤田・堀内・桑田のストーリーだ。
そこからは、それぞれが「背番号以外のもの」も受け継いでいる事が伝わってくる秀逸な特集だ。
さらに一代で「47=左腕エース」というイメージを作り上げた工藤のインタビューもおもしろい。
工藤ほどの選手になるとどんな事にもこだわりを持っているし、言ってる事にも深みがある。
帆足と杉内のインタビューからも工藤がいかにリスペクトされているかわかる。

この本を読むまで知らなかったんだけど、ホークスの90番って事実上永久欠番って扱いなんだね。
バファローズの1番が無くなった今、パの永久欠番って影浦安武だけなんだ!? スゲー!

他にも各球団の背番号にまつわるデータや物語が書かれていて、資料としても、読み物としてもおもしろい。

ちなみにオレが草野球で付けてる背番号は「61」。
もちろん憲史の背番号だからだけど、憲史に憧れて付けてるわけではない。
ノリに対する憧れ。ノリのようなバッターになりたいという思いを
「ノリの弟子」と同じ背番号を背負うことで表現してるんだよね。
だから憲史はオレにとって憧れの選手じゃなくて同じところに目標を置く「同志」なのよ。
ま、たかだか草野球の選手ですら背番号にこだわりを持ってるんだからプロならもっと色んなストーリーがあるよね^^

Go ahead(3)

Go ahead(3)
この3巻でいよいよ初めての試合が始まるんだけど、突然「帆船3兄弟」なる新入部員が登場する。
「スラップショット」観てなかったらなんの事だかさっぱりわからんとこだったよ。「ハンソン3兄弟」のパロディだね。

ストーリーは「アイスホッケーにミラクルはない」勝てないまでも強豪からみんなで1点取ろうよ
・・・という爽やかな展開。
気になったのはフリーのパックを見た剛平が選手時代の血が騒いだのかリンクに飛び込もうとしたシーン。
これはどういう伏線なんだろ?

剛平は選手として復帰するのか、それともそんな想いを断ち切りコーチとして成長していくのか
どういう展開になるんだろ?
もしかして月刊ジャンプ読んでる人は、もう結果を知ってて、この文章読んで含み笑いでもしてるのかもしれないけど
突然先の展開が読めなくなったカンジ。
4巻以降もますます楽しみになったよ^^


秋本治先生に会った感動で、勢い任せに描いたと思われる
「こち亀美女名鑑」なんてものが巻末のオマケになっていたが
これがけっこう見ごたえアリ!

Go ahead(2)

Go ahead(2)
1巻でメインの2人の人柄や背景の紹介を終えて
この2巻からいよいよアイスホッケー部が始動。

勇暉も最初の頃の斜に構えた態度が取れてきて
いいカンジに熱くなってきた。
苫小牧の学校との試合も決まった。
相手の選手ともキッチリ因縁ができた(笑)。
読み終わったその瞬間から続きが読みたくてしょうがない。

やべーな、月刊ジャンプに手を出す日も近いかも^^;

それにしても樋口先生の描く漫画って
どんな事件やトラブルがあっても徹頭徹尾「さわやか」でいいねぇ

 Go ahead(1)

 Go ahead(1)
話題の「NANA」を読んでみたくてコミック売り場へ
しかし「少女漫画」&「流行りモノ」とオッサンが買うには恥ずかしい二大要素が揃ってる^^;
「・・・ま、いっか」と帰ろうとしたところ目に入ったのがこの作品。
JIFのホームページでその存在は知っていたが、
何しろ「月間少年ジャンプ」連載ということで読む機会には恵まれなかった。
人気サッカー漫画「ホイッスル!」の作者が描いてるので
必殺シュートが炸裂
という展開になる心配はなさそうなので買ってみた(笑)

第一巻には3話まで収録。
プロのホッケー選手を目指すが、チームもリンクもない環境にイラだつカナダからの帰国子女・勇暉と
臨時教員として赴任してきた、大学ホッケーのスター選手だった剛平が宮崎の港町で出会う。
しかし剛平は弟の死をきっかけにホッケーをやめていた・・・。
おもしろい!
おもしろいし、今後の展開も、おもしろくならない理由が見当たらない。
早く2巻出ないかな。

スポーツの大疑問

スポーツの大疑問
一言で言っちゃえばスポーツに関するいわゆる「トリビア本」だ。
そのテの本によくありがちだが、この本も
「へぇ~!」という驚きがなく「ふぅん・・・」で終わっちゃうネタが多い。

「Q.プロ野球のベテラン選手ほど、広い球場を嫌うのはなぜか」
・・・これ根本からおかしいだろ?(笑)
嫌いなのはベテランだけじゃないだろうし、嫌う奴の理由はだいたい想像付く。
(実際、想像通りのことが書いてあったし^^;)

「へぇ~!」と思ったのは「ショートストップ」という名前の由来かな。
草野球でサードをやってるせいもあり「ショートは後ろを守る」ってイメージがある。よ~く考えるとなんで「ショート」?
外野に抜ける前に途中で止めるから「ショート」? どうも、それも違うらしい。答えは本を読んでみて^^

近鉄消滅新生パ・リーグ誕生

近鉄消滅新生パ・リーグ誕生
オレみたいにボキャブラリーが少なく、かつ文章も下手な人間は
自分が思っていることを、理路整然とした文章で提示されると
「そうそうオレが言いたかったのはこういうことなんだよ。よく言ってくれた!」と
カタルシスを感じるわけだが、この本も正にそんな感じ。
2004年の騒動で近鉄ファンは、色んな人間・組織に対し、色んな不満・怒りを覚えた。
それを「近鉄フリーク」の著者が代弁してくれている。

パ・リーグに対する偏見を正すところから始まってるので
「野球界の中心はセ・リーグであり読売である」
といまだに思ってる間抜けと議論するときの理論武装にはもってこいだ。
この本で勉強して「セ・リーグって、特に読売ってすごく恥ずかしい」って言ってやろう!


球場物語

球場物語
読み進めていてつまずいた。
フルスタがまだ工事中だ。どうやら今シーズンの開幕前に出版された本らしい。
・・・オレが行った本屋。なんで、今頃平積みしてたんだろ。
中身は面白かったから、そんなことはどうでもいいや。
タイトルで一発だが、この本の主役は選手じゃない。球場だ。
現存する球場。今はもうない球場。
そんな球場を舞台にした様々なドラマを紹介。
東京スタジアムに駒沢球場・・・オレの年齢だと知らない球場も多い。
神宮だって、星野・田淵が六大学で活躍していた頃は知らない。
そんな時代の野球場と野球ファンの関係を少しだけわかった気にさせてくれる。

ただ「『野球場』の造り方」だけはついていけなかったなぁ~。
完全に建築技術のハナシなんだもん。
野球ファンに読ませてどうしようってんだろ?(笑)

欽ちゃんとの約束

欽ちゃんとの約束
欽ちゃん球団結成から半年間を描いたドキュメント。
「欽ちゃんって、こんなことを考えてるのか・・・」と
驚いたり、関心したりの連続。
そんなとこもこの本の魅力だけど、
欽ちゃん球団は色んな理由で一度は野球を諦めた人たちの集まり。
試合を紹介していく合間に、そんな選手たちの野球への想いが描かれていくのが面白い。
ただ、肝心の(?)試合を描いた部分がつまらない。
ま、この本の場合そこはいいのかな?

男泣きスタジアム!~激動のパ・リーグ編~

男泣きスタジアム!
良くも悪くも、

「野球の話しで盛り上がってる居酒屋の雰囲気」

をそのまま活字にしたような本。
そういった会話の主人公には破天荒な「パの選手」が適役。
当然「やっぱり野球はパの方が面白いよね」という結論に行き着かざるを得ない内容になってます。

複数の執筆者がそれぞれ好き勝手に「パ」への思いを書き綴っているので、構成的に読みづらいところはある。
でもそんなところも居酒屋のバカ話っぽくてヨシ!

チャンスに勝つピンチで負けない自分管理術

チャンスに勝つピンチで負けない自分管理術
シアトル・マリナーズの長谷川滋利が書いた・・・なんだろ?(笑)
たぶん「ビジネス書」だ。
メジャーに移籍してからの経験を例にとりながら、
「セルフ・マネージメント」の方法や、その重要性を書いている。

普通にビジネス書だったら、退屈で最後まで読みきれないかもしれないが、野球選手が野球を例にとって書いているので一気に読み終えてしまった。
「セルフ・マネージメント」という考え方はどんな人にも役立つものなので、読んでみることをオススメします。

「尊敬する人物は?」と訊かれて「長谷川滋利」と答えるようになったのはこの本がきっかけです。

大リーガー「新庄剛志」の育て方

大リーガー「新庄剛志」の育て方
新庄剛志の父・英敏さんの著書。
野球に関しては誰よりも一生懸命。でも、そんなところを見せるのが嫌いであえてちゃらんぽらんな部分ばかり見せようとする。
そんな特異な人格(失礼!)がどのように作られたのか、この本を読めば「あぁ、なるほど」と納得できるはず。
「言い訳は嫌い」「努力をアピールするのもヨシとしない」そんな男がアスリートでもあり、エンターテイナーでもある「野球選手」を一生懸命やれば、ああなるわな。
面と向かって話しかけているような英敏さんの口調のおかげで、非常に読みやすいです。


野球すんやでぇ

野球すんやでぇ
日本で大活躍したスタープレイヤー、イチローや松井がメジャーでも大活躍!
・・・っておもしろい?
それはそれでスゴい事だと思うけど、やっぱり日本で1勝しかできずに戦力外になった大家みたいな選手がメジャーで活躍する方が見てて爽快だ。
でもあまりテレビでも取り上げられたりしないので「大家の情報に餓えて」買った本。
やっぱり挫折を経験した人の話の方が感情移入できておもしろい。



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