2009.12.20
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カテゴリ: 本馬鹿
エドガー・アラン・ポーの短編集 「モルグ街の殺人・黄金虫」

読んで良かった。

というか、今まで読んでなかったことを後悔。

目的はもちろん「黄金虫」だけど、

“世界初の推理小説”(って昨日の「世界ふしぎ発見!」で言ってた)の

「モルグ街の殺人」と「盗まれた手紙」のデュパンもの2編を含む

他の作品もおもしろかった。

「ホップフロッグ」は推理モノじゃないけど

足が不自由な小人による復讐劇という

乱歩ファンにはなじみやすい雰囲気が漂う怪作。

そして「黄金虫」。

これを読んで始めて乱歩の 「二銭銅貨」 の輪郭がハッキリ見えたというか

真価が分かったというか・・・、

単に作中のセリフで「黄金虫」に言及してるだけじゃなくて

全体通してオマージュだったのね。

きっと「黄金虫」を知ってる状態で「二銭銅貨」を読んだら

最後のドンデン返しは「おぉーっ!?」ってカンジだったろうなぁ。


でもホント、読んでて浮かんでくる光景が乱歩的。

これが原点かぁ・・・と感慨深かった。






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Last updated  2009.12.20 22:30:49
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