来る6/14に大阪で高砂香料さんの協力でかの有名な蘭奢待の香りが体験できるらしい。
9月には上野でも開催とか。
東京、大阪はやっぱり文化的には恵まれているなあ。
東京、大阪、羨ましい。
と言うかこれ、なぜ大阪万博に出なかったのかなあ。
間に合ってなかったのかもしれないな。
日本の文化と現代の技術の融合。
素晴らしいと思うけれど。
もちろんレベルが高いから沈香というより伽羅なのだけれど
多分似たり寄ったりのものももともとは存在していたと思う。唯一無二である所以はその故事にあるわけで。
つまり蘭奢待の価値はその付加価値がかなりの部分を占めると言っても良い。
伝承される文化、教養を重んじる文化は洋の東西を問わないが、そのこと自体に価値を感じる感性を持てるかどうかはいつの時代も幅はあったのだろうと思う。
おそらく、中世においては、いや今現在においても、そんなことより最先端の知識、技術。いやそれどころか日々の暮らし。お金にならない文化などと考える人も多くいるだろう。
なんならそっちの方が多い時代の方が長いかもしれない。
しかし翻って過去を俯瞰した時、残っているものは何かということを思えば、ここに多数決を持ち込んではいけないし、現代の価値観で隠蔽したり、合理性を突き詰めてしまうと失われてしまうものがあるのではないかなと思ったりもするのだ。
個人の意思表示がインターネットの技術で、SNSなどのツールを活用して簡単に広く拡散可能になった現代では過去であれば多数であったとしても拡散されなかった故に力を持てず葬り去られた価値観も同調者多数であれば有効になる。
良くも悪くも諸刃の剣なのだが、価値観とはどのような知識、思想(宗教も含む)、思考方法、正義感、幼少時からの刷り込みなどが大きくその形成に寄与するので、どのような教育を行なっていくかということの重要性がいよいよ増しているということでもある。
人格形成の大事な時期を他国で過ごした移民の皆さんを無条件に受け入れて行くことがどれだけ固有の文化に影響を及ぼすのか。もちろん既存文化に傾倒しそれ故に来日する方は別としてそうではない文化の方を優先する人の受け入れについてのがことなのだが。
変容しない社会を是としているわけではないし
どんな時代も外からの影響で変容したことが必ずしも悪影響であったということではないというのはよく理解しているが
そろそろ庇を貸して母屋が危うくなりそうな気配が気になってくる。
蘭奢待の香りが
例え成分分析の結果をベースにした
擬似体験であったとしても
そこに価値を感じられ、
意味を見出せる日本であり続ければいいなあ。
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