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「楽しさ」を意識し… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2007.01.18
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カテゴリ: カテゴリ未分類
“芸術”とは何なんでしょうね。


芸術は英語ではArtですが、Artという言葉を 辞書 で引くと“芸術, 美術; 技術, 技能; ”と出ています。

つまり、本来的に職人的な仕事も、手仕事もArtなんです。
でも、日本語に訳した時、職人的な仕事や手仕事を芸術と呼ぶことはありませんよね。

その辺から、日本人の“芸術観”が偏っているのだと思います。
つまり、日本の伝統美術と欧米から来た鑑賞用の美術を分けて、後者のみを芸術と呼ぶようになったのでしょう。

では、“芸術, 美術; 技術, 技能; ”に共通して流れているものは何でしょうか。
“自分自身との対話によって生み出されたもの”と解釈しています。

絵画は色や形などを媒介として、自分の感覚や心との対話によって生まれたものでしょう。
技術は、自分のからだや知識と“物”との対話によって生まれたものでしょう。

これは実際にやってみればすぐ分かることです。
絵を描く時にも、詩を書く時にも自分自身との深い対話が必要なんです。

その深い対話が出来ない人は芸術的な活動はできません。

でも、“お茶を飲む”という単純な行為ですら、“今ここにいる自分”との対話の結果ならそれも芸術です。
それが“一期一会”です。

自分との対話は内面的なことですが、それが形に現れる時“美”になるのです。

ですからマニアル通りに動いているだけ、ノルマをこなしているだけの活動は芸術にはなりません。



ですから、芸術や手仕事などの活動は子どもたちに自分の心との対話を促すのです。

それが、思考の目覚め、意識の目覚めの基礎になっていくのです。



(ゲーム漬けの子は自分との対話が苦手なようです。)

ちなみに計算がいくら速くてもそれは“反射”です。文字をいっぱい覚えるのも反射です。結果が決まっているものは自分との対話を必要としないからです。


明日に続きます。





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Last updated  2007.01.18 21:07:49
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