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「楽しさ」を意識し… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2008.01.11
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カテゴリ: カテゴリ未分類
私は大勢の子どもたちを見てきていますが、自分で考えて、自分の意志で行動できる子と、依存心が強く、“やってやって”、“できないできない”、“わかんない”を連発する子の間にはからだの違いがあるような気がするのです。

自分で考えて、自分の意志で行動できる子のからだは全般的に姿勢が良く、安定していてよく動きます。けん玉や竹馬などにも挑戦し、そしてすぐできるようになります。

でも、依存心が強い子どもたちのからだはなんとなくフニャフニャしています。でも、柔らかいわけではありません。ストレッチは全然出来ないのですが印象としてフニャフニャしているのです。
背中に筋が通っていないと言う感じです。
そして、コマ回し、けん玉、竹馬などからだを使う遊びが苦手です。

うちには木で作った竹馬のような「木馬」や、ホッピングなどが置いてあるのですが、そういう子はあまりそういうものに挑戦しようとしません。置いてあっても興味を示さないのです。それでもやる子がいると“ぼくもやる”と言って引きずられてやろうとするのですが、そういう子が竹馬やホッピングに挑戦するとすごく変なのです。
からだ全体が一緒に動かないのです。マンガのようにちぐはぐな動きをするのです。

例えばホッピングでは、まず片足を載せてからもう一方を離すということができないので、壁により掛かって両足を載せます。それで、小さい子はお母さんに支えてもらいながらなんとか動こうとするのですが、なんかジャカジャカジャカと動くだけで全然ホップしません。

上半身と下半身、ホッピングとからだがつながっていないのです。

簡単な遊びですから少し頑張ればすぐに出来てしまうはずなんですが、ちょっとやって思い通りにいかないとすぐに辞めてしまうのです。とにかくあきらめが早いのです。
これは造形をやっている時も同じです。
そして、これは小学生でも同じです。

以前は、ホッピングのような単純なものは誰でも簡単に出来ると思っていたのですが、でも、今ホッピングが出来ない子の方が多いのです。
コマ回しも同じです。
(ただし、これは幼稚園によって大きな違いがあります。コマ回し、竹馬が出来るのが当たり前の幼稚園もあります。)

そういう子を見ていると、からだ全体がバラバラなんです。頭とからだの対話が出来ないのです。ですから当然からだと道具との対話が出来ません。

最近、縄跳びもできない子が増えてきたと聞きます。
ジャンプは出来る、ヒモも回せる。でも、全体がつながらないのです。
頭とからだがつながっていないということなんだろうと思います。

そういう子は最初に書いた通りホッピングだけでなく、他のことに対しても挑戦ということをしないのです。



そして、何回もやって知っていること、ちゃんと出来そうなこと、一目で分かること、簡単そうなことなら手を出します。

これはいわゆる“成功体験”の少なさが大きな原因なのではないかと思うのです。
成功した時の喜びを知らないのです。

ですからそういう子に成功した時の喜びを体験させたくて“頑張れ”と言うのですが、成功した時の喜びを知らない子は頑張ることもできないのです。

頑張ることが出来ないから成功しません。

という悪循環になってしまっているのです。

ということで、明日へ。





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Last updated  2008.01.11 15:04:52
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