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「楽しさ」を意識し… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2008.05.31
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カテゴリ: カテゴリ未分類
6月26日の「表現共育のワーク」 5/3のブログ を参照してください。)

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お母さん達に子どもへの言葉かけが多い言葉を聞くと、“早くしなさい”とか、“ちゃんとしなさい”、“静かにしなさい”などの言葉が多いのですが、“それで言うことを聞きますか?”と聞くと、素直に言うことを聞く子なんていません。もっとも、子どもがみんな素直にお母さんの言うことを聞くようなら、お母さんは子育てで悩んだりはしないのですからそれは当然です。

でも、どうして子どもはお母さんの命令に従わないか分かりますか。簡単なことです。 子どもは強制されるのが嫌いだからです。子どもはいつでも自分の意志で行動したいのです。全く全く、ただそれだけのことなんです。

子どもは自分の能動的な意志を通して体験したこと、学んだことでないと吸収出来ないように出来ているのです。生理的にそのように出来ているでのす。能動的な意志が働かないと、学習脳が働き出さないように出来ているのです。
ですから、命令で色々なことをさせても自分のものとして吸収することが出来ません。だから、命令を嫌がるのです。

でも、お母さんはどうしても強制したいようなのです。強制して言うことを聞かせないことには気が収まらないようなのです。



でも、“引く”と書いてあるドアは引けば簡単に開くのです。それに、子どもの心のドアはいつでも開きたがっているので、頑張る必要なんかどこにもないのです。
ドアの前に立ってニコニコしているだけで子どもはドアを開けてくれるのです。

それなのに、引いて開けるべきドアを押しているから開かないのです。そして、“うちの子は頑固だ”と言っています。でも、それって変ですよね。

ちなみに、無理に押し続けたらドアが壊れてしまって元に戻らなくなってしまうこともあります。お母さんは“開いた!”と喜ぶかも知れませんが、そうなってしまった子どもは一生苦しむことになります。

子どもを走らせたいだけなら、一緒に走れば子どもは簡単に走り出すのです。
でも、多くのお母さんが自分は走らないで子どもだけを走らせたがるのです。でも、子どもは走りたい時には走りますが、命令されると逆に走りたくなくなるのです。それで、お母さんはもっと強く命令するようになります。それで、抵抗することを諦めた子どもはしょうがなくて走り出します。そうして、お母さんは満足します。
でも、大切なことは命令に従わせることではなく、子どもが自分の意志で走るようになることなのではないですか。

お母さんも一緒に走って、“走るって楽しんだ”という体験をした子は、次第に一人でも走ることを楽しめるようになります。でも、命令で走らされている子は、お母さんが見えなくなると隠れて休んでしまいます。だから、いつまでも命令していないと動かなくなってしまうのです。でも、次第に子どもが成長して親の権威が落ちてくると、当然のごとく平気で命令を無視するようになります。

そして、この頃になると今度は引いても開かなくなります。(心の)ドアが鍵を掛けてしまうからです。その鍵は本人にしか開けることができません。それが思春期頃です。

お母さん達がどうしてこのような状態になってしまっているのかというと、それは、お母さん達自身も子どもの頃「自分の意志」を大切にされてこなかったからです。
意志を否定され、正解に合わせて型にはめ込まれるようにして育ってきたので、他のやり方が分からないのです。そしてそれは、自分の心のドアの開け方も分からなくなってしまっているということでもあるのです。


科学寅さんやモアイさんのように 自分の心の開け方を知っている人は子どもの心の開け方も分かるのです。 だって、大人の心も子どもの心も基本的に同じ構造になっているからです。但し、子どものドアは大人に感応して開きますが、大人のドアは自分で開けないと開かないというだけです。

では、心のドアに鍵を閉めたままで心のドアの開け方が分からない人はどうしたらいいのかということです。
まず、子どもの心のドアを開けてみましょう。押してダメなら引いてみればいいのです。子どもを走らせたいのなら一緒に走ってみればいいのです。子どもが楽しそうにやっていることならお母さんも混ぜてもらえばいいのです。ただ、ニコニコしながらドアの前に立っているだけでもOKです。そうして、子どもを信じてみて下さい。
すると子どもは簡単に心のドアを開きます。子どもはいつでもドアを開きたくてウズウズしているからです。きっかけをまっているのです。お母さんが押さなければ子どもは自分からドアを開けるのです。そうしないと成長出来ないからです。


きっと子どもはよい先生になってくれると思いますよ。

また、きっかけがあったら“表現ワーク”にも参加してみて下さい。表現には心のドアを開ける力があるからです。というより、心のドアを開けないと表現は出来ないのです。

自分を表現することから逃げる人のドアはずーっと閉じたままです。





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Last updated  2008.05.31 10:30:18
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