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「楽しさ」を意識し… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2008.08.30
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カテゴリ: カテゴリ未分類
不謹慎な話かも知れませんが母親が呆けていく過程を見ているのは悲しい事であると同時に興味深いことでもあります。

以前から不安な時、ストレスが溜まっている時、体力が落ちている時にはおかしなことを言っていましたが、でも、元気になるとまたそれなりに元に戻っていました。ということは、 疲れ、不安、ストレス、体力低下というようなものには精神を退行させる働きがあるのでしょう。
そして、元気、希望、安心というようなものが健全な精神を支えているのだろうと思います。

ですから、子どもの精神を健全に発達させようとするのなら、無用な不安やストレスを取り除き、体力を付けてあげることが必要なのだろうと思います。こまかいことにこだわったり、勉強などで子どもを追い詰めたり、からだを思いっきり使った遊びを阻害していると精神の育ちに悪い影響がでる可能性があります。

ちなみに体力をつけるためとスポーツなどをやらせる人も多くいますが、“やらせるスポーツ”は子どものストレスになるばかりです。これは指導者の質の問題とも関係していますが、子どもがやりたがるように指導できていないスポーツクラブは避けた方が身のためです。

何でもそうなのですが、自分からやりたがらないのにやらせることは子どもの育ちを阻害します。 自分からやりたくなるように指導するのが指導者であり、また子育てやしつけの成功のポイントです。
そして、 どんな方法を使ってもやりたくならないことはやらせないで下さい。まだその時期が来ていないか、その子にとっては必要のないことだからです。


そのように一進一退を繰り返していた母の状態が、先日急に悪化しました。どのような状態になったのかというと、子どもの成長でいうと7才前の精神に戻ってしまったのです。
それまでは7才から9才頃の状態だったのですが、ついに7才の境を逆行して戻ってしまったのです。それはつまり、“夢の中”という状態になってしまったということです。



子どもは色々なことが出来るようになっていきます。大人は色々なことが出来なくなっていきます。母が以前から言っていたのが“本が読めなくなった”ということです。言葉を追うことが出来ないのです。ここには記憶や論理的思考能力の低下が影響しているのでしょう。また“テレビを見てもつまらない”とも言っていました。感情が動かなくなっていたのです。それと共に新しいことに対する興味、好奇心も低下していました。
子どもが感情を育てているのは思春期までの子ども時代ですから、この時には思春期前の状態に戻っていたのでしょう。

そして、今回は7才を逆行して、時間と空間の感覚も消えてしまったようです。
“家に帰ってくる道が分からないんだよ、それがすごく怖いんだよ”と言っていました。それと、時間系列で並んでいた過去の出来事が全部ぐちゃぐちゃになってしまって、昔々のことを今のことのように言います。

“7才までは夢の中”といいますが、どうしてそのような状態なのかというと時間と空間の感覚がまだ育っていないからなのです。そして、その状態では時間と空間に束縛されない思考をします。そして、事実と空想の区別が付かなくなります。
時間と空間の感覚を失うと言うことは客観的な論理の世界が全て消えてしまうことを意味しています。
その思考を支配しているのは体験の記憶と感情だけです。
ですから、同じ呆けでもその体験の記憶と感情の状態によって症状の現れ方は全く異なっているようです。


途中ですが、今日はこれから冒険クラブのお泊まり会で山北の「ペガススの家」に行くので続きは明日か、あさって書きます。





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Last updated  2008.08.30 07:37:46
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