森へ行こう(心とからだと子育てと)

森へ行こう(心とからだと子育てと)

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

すべて、お楽しみさ… New! かめおか ゆみこさん

Profile

森の声

森の声

2012.10.03
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
人は無意識化されているものを意識化するだけで、変わっていきます。岡島瑞徳先生から整体を学んでいた時、先生は「背骨の曲がりのようなものは、本人がそのことを感じることが出来るようにしてやれば、自然と治るものです」とおっしゃっていました。

もちろん、それは本人が治したいと思っている時に限るでしょうけど、人は意識することが出来る対象なら、意識の働きで働きかけ、変えることが出来るのです。つまり、自分で自分を治すことが出来るのです。

たとえば、「貧乏揺すり」のようなものは無意識的な動きですから、自分の意思でそれを止めることは困難です。

周囲の人が注意しても、お母さんが叱っても、止まりません。

でも、足に鈴を付けて、足を揺すり始めたら音が鳴るような仕掛けを作っておけば、無意識的な動きを意識で感じること出来るようになります。

すると、次第に貧乏揺すりは消えていきます。

これは子どもの「困った行動」を改善するのにも使えます。

子どもが他の子をぶったり、突き飛ばしたりするような困ったことをすると、多くのお母さんは突然叱ります。

でも、子どものそのような行動は、ほとんどの場合、無意識的なものなので、お母さんに叱られても、子ども自身にもどうしようも出来ません。



そんな時は、いきなり怒るのではなく、注意して「イエローカード」のようなものを出すのです。

そして、3枚イエローカードが集まったら、その時点で叱るのです。

ちなみにこれは「たとえば」という話であって、別にこの通りでなくても構いません。また、「イエローカード」とか、このようなルールが理解できない子の場合は、この方法は使えません。

そんな時は、お子さんやその場の状況に合わせて、自分なりに工夫して下さい。

このような方法によって、子どもは自分の行動を意識化することが出来るようになります。カードが二枚集まったら、次は叱られると思えば、普段以上に注意します。

それでも、やってしまうのが「子ども」ですが、その時も強くは叱らないで下さい。強く叱ってしまったら逆に問題は解決しなくなります。

この方法のポイントは、子どもが「自分がやったこと」を自覚できるようになればいいだけなのですから、軽く叱るだけでいいのです。

そんな時は、上から大きな声で叱るのではなく、近くにより、からだに触れながら、子どもと目線を合わせ、そして静かに叱って下さい。

子どもはそれだけで「自分が悪いことをした」ということを知ります。

そして、この方法をやっていると、お母さんの怒りも爆発しなくなるのです。

実は、この「イエローカード」はお母さんへのイエローカードでもあるからです。




子どもの問題行動にも、お母さんの問題行動にも必ず原因があります。

その原因にも「きっかけとしての原因」と、より「根本的な原因」があります。

子どもの一挙手一投足にイライラしてしまうお母さんは、「子どもが手を洗わない」「子どもが言うことを聞かない」などと言うことを、「自分が怒る原因」としてあげるでしょう。でも、それは単なる「きっかけ」に過ぎません。その怒りの本当の原因は「子どもの側」にではなく、「お母さんの側」にあるのです。

なぜなら、子どもは常に子どもらしく感じ、考え、行動しているだけですから。それを受け入れることが出来ないのは大人の方の問題なのです。

ですから、上に書いたような方法を実践する場合には、同時にその「本当の原因」を探る努力も必要です。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012.10.03 05:22:43
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: