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森の声

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2012.10.21
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カテゴリ: カテゴリ未分類
(昨日からの続きです。)

今日はangelさんのご質問の中の

7歳は過ぎてしまいまいしたが、このくらいの年齢の子どもにしてやれること、自己肯定感を生むことはどんなことがあるでしょうか?

という所に答えさせて頂きます。

まず、気質の問題もあると思います。(気質については私が書いた小冊子をお買い求め頂くか、過去のブログをお読み下さい。)

多分、angelさんの息子さんは「憂鬱質」という気質が強いのではないかと思われます。

憂鬱質が強い人は「こだわり」が強いです。そのため状況に合わせることが苦手です。簡単に言うと不器用なんです。

寂しがり屋のくせして、自分から友達作りをしようとはしません。しかも、自分と同じような気質の仲間か、自分をそのまま肯定してくれるような仲間とでないと、遊びたがりません。

そのくせ、大勢の友達がいる子をうらやましがります。

また、叱られることに対して他の気質の子どもよりも強く恐怖を感じるため、お母さんに叱られることを恐れて、自分の欲求を抑え込んでしまいます。



ただその特徴が長所になることもあれば、短所になることもあります。これはどの気質の子でも同じなのですが、一般的に、その特徴を肯定されて育てばそれらは「長所」になり、否定されて育てば「短所」になります。

それはたとえば多血質の子どもの特徴が、「落ち着きがない」という短所になることもあれば、「活動的」という長所になることもあるようなことです。

そして、憂鬱質が強いタイプの子どもに必要なのは、「暖かさ」と、「安心」と、「自信」です。
厳しくしたり、追い立ててしまうと逆効果になります。

また、静かで規則正しい生活も必要です。とにかく強い刺激や、急激な変化が苦手なんです。

それと、寄り添い、側にいてくれる人も必要です。自分からは積極的に仲間を作らないくせに、寂しがり屋でもあるからです。

ここで、angelさんのお子さんの話に戻りますが、7才を過ぎてしまうと、当然のことながら取り戻せないこともあります。

ですから、「取り戻そう」とか「やり直そう」などとは考えない方がいいです。
それに、そのような考え方は、「子どもの今」を否定する考え方ですから、子どもは反発するだけです。

そうではなく、お子さんの「今の状態」をそのまま肯定してあげるところから、「子育て」を再スタートするのです。


ということで時間がないので、申し訳ありませんがこの続きは明日書きます。





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Last updated  2012.10.21 09:03:25
コメント(8) | コメントを書く


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Re:「憂鬱質の子どもの育て方」(angelさんの質問に答えて)(10/21)  
まっちーオンマ さん
昨日の記事を読んで、Angelさんの息子さんの言葉、私の接し方次第で、うちの娘も言いそうな言葉だなーと思っていたら、やっぱり憂鬱質かもしれないんですね^^というより、私も気持ちがわかる気がします。気持ちはわかりますが、実際あまり文句は言いませんでしたが~(私のベースは粘液質なので)。息子さんも口では文句言うけど、心の中では、お母さんの言う事を正しいってわかっているのではないかと思います。
母は私の投げる疑問(文句ではなく、「どうしてみんなの家と違うのか」と聞いたこと)に理論で対応し、良いと思う事を貫いていました。ただ、思春期の時は友達と一緒にしたい気持ちが強くなったので、親と友達の間で調整をはかろうと苦労した覚えがあります。

私と憂鬱質の娘との関係では、私はずいぶん妥協してるのに娘からは「お母さんはなんでもダメって言う」と文句言われてます。「そうだね―悪いねー。」と言ってあまり取り合わないようにしてますが、時にブチっときて、「この間は買ってあげたでしょ!!!いつもダメとは言ってないのに!」とやってしまいますが・・。どうしたらいいのか、私もわからなくなる時があります。憂鬱質、奥が深いが深く関わる親にとっては、ややこしや~と感じる事多々ありです。 (2012.10.21 09:39:00)

Re[1]:「憂鬱質の子どもの育て方」(angelさんの質問に答えて)(10/21)  
森の声  さん
まっちーオンマさん

>憂鬱質、奥が深いが深く関わる親にとっては、ややこしや~と感じる事多々ありです。
-----
それだけ人間的で素敵な気質なんですよ。 (2012.10.21 17:34:08)

Re:「憂鬱質の子どもの育て方」(angelさんの質問に答えて)(10/21)  
あーやん さん
>ですから、「取り戻そう」とか「やり直そう」などとは考えない方がいいです。それに、そのような考え方は、「子どもの今」を否定する考え方ですから、子どもは反発するだけです。
そうではなく、お子さんの「今の状態」をそのまま肯定してあげるところから、「子育て」を再スタートするのです。

本当に、そうですね。
私は幼いころ家庭の事情で不安定に育ってしまったので、思春期以降(それまでもチックなどありましたが)様々な問題が生じました。更に、そういう自分を否定して責めてしまったので、本当に苦しかったです。自分はガン細胞で価値が無い、死ぬしかないと思っていました。

でも、人とのご縁の中で、そのままの自分を肯定することが出来るようになり、そこから本当に少しづつ回復してきたように思います。

親に愛されなかった(否定された)自分を、自力で愛するのはとても大変な道のりです。そこに深い学びがありましたが・・・学び損ねたら、死ぬとこでしたよ~f(^^;) (2012.10.22 02:16:09)

Re:「憂鬱質の子どもの育て方」(angelさんの質問に答えて)(10/21)  
三歳五歳男児の母 さん
一昨日の「テレビとゲームの付き合い方」の得るものと失うものの続きがすごく知りたいです。うちの長男も憂鬱質が強いような気がします。また私も同じ傾向があると思います。昨日は長男の運動会だったのですが、周りの小学生が携帯ゲーム、カード、付け替えロボットなど、どれも買い足して行く遊びで端に集まって遊んでいました。特に男の子ですね。これが現実かと思いましたが、そのときにそういう類のものを持っていない男の子がいて、どれにも羨ましいという態度を示していて可哀想になってしまいました。なにか、そういうときに自分はこれが楽しいと思えるものを持っているといいかなと思いました。そして、周りの子と一緒に遊べるようなものが。 (2012.10.22 06:13:44)

Re[1]:「憂鬱質の子どもの育て方」(angelさんの質問に答えて)(10/21)  
森の声  さん
あーやんさん

>親に愛されなかった(否定された)自分を、自力で愛するのはとても大変な道のりです。そこに深い学びがありましたが・・・学び損ねたら、死ぬとこでしたよ~f(^^;)
-----
そのような深い苦しみを通してしか学ぶことが出来ないことがあります。

そのような学びをするために、そしてその学びを何らかの形で生かすために「あーやんさん」は生まれてきたのだろうと思います。
(2012.10.22 09:04:18)

Re[1]:「憂鬱質の子どもの育て方」(angelさんの質問に答えて)(10/21)  
森の声  さん
三歳五歳男児の母さん
>一昨日の「テレビとゲームの付き合い方」の得るものと失うものの続きがすごく知りたいです。

明日は発達障害について書かせて頂きますが、その中で触れさせて頂きます。 (2012.10.22 09:13:16)

Re[2]:「憂鬱質の子どもの育て方」(angelさんの質問に答えて)(10/21)  
あーやん さん
森の声さん

>そのような深い苦しみを通してしか学ぶことが出来ないことがあります。

>そのような学びをするために、そしてその学びを何らかの形で生かすために「あーやんさん」は生まれてきたのだろうと思います。

-----
ありがとうございます。人はどんな体験でも意味があると思うことで、救われますね。過去も、それに続く今の自分も、肯定できる気がします。 (2012.10.22 11:08:50)

Re[3]:「憂鬱質の子どもの育て方」(angelさんの質問に答えて)(10/21)  
森の声  さん
あーやんさん

>ありがとうございます。人はどんな体験でも意味があると思うことで、救われますね。過去も、それに続く今の自分も、肯定できる気がします。
-----
この世には無駄なことなど一つもないのです。

そのことに気付かなければ無駄になり、気付けば意味のある大切なものになるだけです。
(2012.10.23 08:55:54)

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