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すべて、お楽しみさ… かめおか ゆみこさん

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森の声

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2012.10.26
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カテゴリ: カテゴリ未分類
昨日は、

テレビやコンピュータゲームには子どもを育てる働きはない。むしろ、子どもの育ちに必要なことを学ぶ機会や欲求を奪ってしまう。

ということを書きました。携帯やネットも同じです。

じゃあ、「やめればいいのか」、「子どもに与えなければいいのか」というと、これはそう簡単な問題ではない、というのが今日のテーマです。

なぜなら、子どもの育ちには不要でむしろ害があっても、今の日本には、それらを通じてようやく社会や仲間とつながることが出来ている状況の子どもたちが多いのも事実だからです。

もうすでに、それだけ深く人々の生活の中に入り込んでしまっているのです。

スナック菓子が健康に悪いのは分かっていても、他に食べるものがなければ「今日」を生き延びるためにはそれを食べるしかないのです。

自動車は排気ガスをまき散らし、ガソリンという地球の資源を消費します。また、車の出現によって人々は歩かなくなり、健康にも悪い影響を与えています。

じゃあ、「車を使うことをやめればいいのか」というと、話はそう簡単なものではありませんよね。

私なども、仕事で車を使っているので、車が使えなくなったら生活に支障が出てしまいます。



現代人は、「未来」のために取っておかなければならない「種籾」を食べて生きているのです。それがいけないことだと分かっていても、それを食べないと「今」を生きることが出来ないからです。

そのような社会構造になってしまっているのです。
またそのような社会構造でなければ、これだけの豊かさや、人口を支えきれないのです。

でも、このままではやがて非常に困ったことになってしまいます。

お母さんたちの多くは、テレビやゲームが子どもの育ちにあまりよい影響を与えないということを知っています。(お父さんたちはあまり分からないようですけど・・・)

でも同時に、「今時の子どもたちがテレビやゲーム以外に、仲間とつながる手段を持っていない」ということも知っています。

だから、不安を感じながらも排除できないのです。

自分の子どもからテレビやゲームを取り上げてしまうことは、子どもから「仲間」を奪ってしまうことにつながってしまうからです。

じゃあどうしたらいいのか、ということですが、テレビやゲームといったものを子どもから遠ざけるためには、それらと引き替えに、子どもたち同士がつながり合うことが出来るような「テレビやゲーム以外の遊び」や、「仲間」や、「遊び場」や、「遊ぶ時間」を復活させる以外にないのです。

しかも、7才前までにです。7才までにゲーム漬けになってしまっていると、もうそこから抜け出すことは困難です。価値観がそのような状態で固まってしまうからです。

でも、困ったことに、そのような遊びには仲間が必要なのです。お母さんが我が子からゲームを取り上げても、ゲームを持っていないのが我が子だけなら、その我が子はゲーを通して得ることが出来ていたつながりまで失い、「独りぼっち」になってしまうのです。



もう一つの選択肢は、子どもが過度にのめり込まないようにお母さんが管理しながらゲームを与えることです。

(それでも、7才以降です。)

そのためには、子ども部屋にテレビやゲーム機を置かずに、お母さんの目の届く居間などだけで遊ばせるようにします。

子どもに自己管理を求めても間違いなく失敗します。どんなに約束しても、ほとんど無駄です。

そして、お休みの日などは子どもの仲間などを誘って、山や海や自然の中で遊ぶ遊びを体験させることです。



テレビやゲーム機が嫌いなお母さんはそれらを「ゼロ」にしたがりますが、排除するのではなく、逆に「付き合い方」を教えるのが今の時代には現実的な方法だろうと思います。

もちろん有害な部分はありますが、私たちが現代社会で生きて行く限り、多少の毒は避けようがないのです。

(シュタイナー系の人は完璧主義の人が多いので、有害なものはゼロにしたがりますが、でも、空気にも水にも毒が入っている今の時代、それは無理なのです。)

*******************

友人のガンダーリ・松本さんが「心とからだにきく和みの手当て」という新しい冊子を出したので出版記念パーティーをするそうです。

そしてその参加者を募集しています。

自分のからだとの対話を通して「自分の心とからだの想い」に気付くための素敵な本ですから
、心の問題で苦しまれている方にも役に立つ本です。

詳しいことは 「ここ」 に書いておきました。

以下にガンダーリさんの文章の一部を載せておきます。




目の前に問題として現れる数々の出来事は私たちを本来の自分にステップアップさせてくれる"素敵な導き手"です。

でも、これまでのあなたの価値観の中からそれを見つけ出すことはできません。

その答えは今のあなたを超えた少し未来の自分の中にあるからです。

この本を手掛かりに、自分自身の手で"本当に望むあなたらしい幸せ"をプレゼントしてあげて下さい。






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Last updated  2012.10.26 09:16:11
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