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「楽しさ」を意識し… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2022.07.15
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一人一人が唯一無二で、独自の感覚、感性、考えたか、命の働き、からだを持った「かけがえがない存在」だとすると、当然のことながらその生き方にも正解はありませんよね。

そしてこれが、自然界の原則でもあります。自然界には正解などないのです。正解があるのは人間の世界だけです。
どうして、人間だけが正解にこだわるのかというと脳の中の時間が停止しているからです。

自然界の時間は常に未来に向かって流れています。絶対に停止しません。そして、同じことは二度と起きません。太陽は毎朝昇りますが、今日の太陽と昨日の太陽は異なります。また、その朝の景色も毎日異なります。
ですから「朝日の正解」などありません。

でも、人間の脳の中の世界では時間が流れていません。むしろ、止まったり、逆行したりしています。だから普遍化とか抽象化ということが出来るのです。
「知識」と呼ばれるものもその産物です。でもそれ故に、知識の世界には時間がないのです。

「時間の流れ」の中に存在するものが「現実」だとすると、「現実の世界」から「時間」を取り去ったものが知識なんです。

だから、実際に「知識」を使う時には、「時間」という要素をそこに加えて解釈し直す必要があります。

朝うまく行ったことでも夕方にもうまく行くとは限りません。それは、その時間の間に何かがあったからです。

でも、時間がない世界の知識は、その時間の変化にどう対応したらいいのかには答えてくれません。だから知識に頼ってばかりいると現実の世界の出来事に対応出来なくなってしまうのです。

でも、そんなに難しく考える必要はありません。「今どうしたらいいのか」はその相手が教えてくれるからです。

子育てをどうしたらいいのかは、育児書ではなく、目の前の子どもが教えてくれるのです。
でも、知識に依存してしまっている人は「時間が止まっている世界」にいるので、目の前の現実(時間の経過に伴う変化)に対応出来ないのです。

育児書に書かれいる「子ども」は、「現実に存在している子ども」ではありません。「子どもとはこういうもんだ」というレベルの「子ども」です。
それは、皆さんの「子ども」でもありません。だから育児書通りにやってもうまく行かないのです。

でも、育児書など読まなくても、子どもをよく見ていれば、どうしたらいいのかが分かるのです。その時大事なことは、大人の視点や頭で理解しようとしないことです。

自分自身を子どもの立場に置き換えて「子どもが伝えたいこと」を想像してみるのです。

人間以外の動物たちは、子どもの感性と大人の感性の間にそれほど大きな違いがありません。でも、人間の場合は9歳前後に大きな意識の変革が起きてしまうため、その境を過ぎてしまうとそれ以前の子どもたちの心やからだの状態のことが分からなくなってしまうのです。
だから子育てが困難になってしまうのです。

でも、先入観を持たず、素直な気持ちで子どもと向き合っていると、子どもの頃の感覚が蘇ってくるのです。お母さんも昔は子どもだったのですから。
すると、子どもの気持ちも分かるようになってくるのです。






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Last updated  2022.07.15 13:06:54
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