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「楽しさ」を意識し… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2022.10.13
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カテゴリ: カテゴリ未分類
産まれたばかりの赤ちゃんには、大人の感じ方、考え方、価値観は100%理解出来ません。

でも、何か特別なことをしなくても、普通に生活して、普通に勉強して、普通に遊んでいれば、知らないうちに、子どもとは全く違う状態の普通の大人になっていきます。
でも、本人にその変化の自覚はありません。人は自分と自分を比較することが出来ないからです。

その変化には「量の変化」と「質の変化」の2種類があります。
量の変化とは、例えば身長や、体重や、知識の量のようなものです。出来ることも増えていきます。
この「量の変化」は分かりやすいです。

そして、この「量の変化」は自覚することも出来ます。体重の変化は体重計に乗ればすぐ分かります。知識の量の変化はテストをすれば分かります。問題は「質の変化」の方です。
「量の変化」は測れますが、「質の変化」は感じるものであって測れないからです。

そのため、大人達は「調べることが出来る量の変化」の方に「子育てや教育の目的」を見いだそうとしています。でも、見ることも調べることも出来ない「量の変化」の方は無視しています。

その「内面の変化、成長」が、その子どもの「人間性の変化、成長」につながって行くのです。

でもこの「内面の変化」を客観的に判断する方法は存在していません。
子どもの内面の変化は、大人の内面の働きを通して感じ取るしかないのです。でもそれは、誰にでも出来るものではありません。 子どもの内面の変化を感じ取ることが出来るのは、常に、自分自身の内面と向き合っている大人だけです。
ちなみに、自己否定している人はいつも自分の心のことばかり考えていますが、それは「向き合っている」と言うことではありませんからね。

我が子と他の子を、自分と他の人を比較ばかりしているような人には子どもの内面の変化は見えないのです。成績や人目ばかり気にしている子育てしている人にも見えません。

目に見える「からだの成長」と共に、目には見えない「子どもの内面」も成長していくのですが、その内面の成長は連続的に平均して起きているわけではありません。成長の節目があるのです。

もうすぐ七五三ですが、その3才、5才、7才という年齢もその節目です。ただし個人差も大きいので大まかにその前後ということですけど。

これらの節目を境にして子どもの意識、感覚、思考力の状態(質)が変わります。それは言葉や遊びや行動の変化として表れます。その節目を境にして急にそれまでとは異なった事を言い出したり、やり出したりするのです。

(この切り替えの時、高い熱を出す子もいるみたいです。「高い熱を出した後、急に性格が変わった」という話を何人かから聞いたことがありますから。)

いわゆる「ヤダヤダ期」とか「反抗期」と呼ばれるものも、この節目の一つです。
そしてこの節目の時には、子どもの心やからだが不安定になります。そのため子どもは原因が分からない不安を感じます。そのため、それまで自分でやっていたことなのに急に「お母さんやって」と言い出したり、甘え出したりもします。



でも、叱られても子どもにもどうしようも出来ないのです。それは「子ども自身の意思」ではなく、「成長しようとする生命の意思」の表れだからです。

7才を過ぎても、9才(10才)とか14才という節目があります。
特に、7才、9才(10才)、14才の節目は大きいです。この節目を境にして子どもは大きく変わります。
ちなみに、人間は21才頃まで成長を続ける生き物だそうです。そこから先は老化が始まります。

<続きます>





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Last updated  2022.10.13 07:07:38
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