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「楽しさ」を意識し… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2022.10.14
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カテゴリ: カテゴリ未分類
人間は「肉体」「意識」「心」「感覚」「思考力」などの集合体です。
そして、これらの要素は、分離不可能な状態でつながり合い、支え合って働いています。そのつながりを支えているのが「生まれる前の記憶」に支えられた「命の働き」です。

お母さんの胎内で命を得た生命体は、その「命の働き」に基づいて、これらの集合体を成長させていきます。

私たちに見えるのは「肉体の成長」だけですが、実際には目には見えない部分も一緒に成長しているのです。

でも、「命あるもの」が成長するためには、その成長を支えるための「栄養」が必要になります。そして、人間の「人間としての活動」を支えている「肉体」「意識」「心」「感覚」「思考力」などの要素が成長するためにも栄養が必要です。
でも、それぞれの成長に必要な栄養素は同じではありません。肉体の成長に必要な栄養と、「意識」「心」「感覚」「思考力」などの成長に必要は異なっているのです。

でも現代人は、目で見ることが出来る「肉体の成長」にばかり意識を向けています。
そして、肉体の成長に必要な栄養は十分に与えていますが、「意識」「心」「感覚」「思考力」などの成長には無頓着です。それぞれが育つような栄養も与えていません。
そのため、「意識」「心」「感覚」「思考力」の成長が遅れてしまっている子がいっぱいいます。


自分の頭で考える必要がない生活をしていたら、「考える力」が育っていなくても分かりません。感じる必要がない生活をしていたら「感じる能力」が育っていなくても分かりません。「人間らしい心」が育っていなくても、自由が与えられていないような場ではそれが見えません。「意識の働き」がちゃんと育っていなくても、みんなと同じようなことだけをして生活しているだけならその遅れは見えません。

そしてそれが「今時の子」の普通の生活環境です。だからお母さんや大人達は、子どもの「意識」「心」「感覚」「思考力」などの成長には関心を持たないのでしょう。また必要がない能力だから成長しないのでしょう。

子どもの成長に関して、それなりの意識と知識がなければ、子どもの内側で働いている「目には見えない働き」を大切にしようと思わないのは当然の結果です。

それが目で見える形で現れてくるのが、9才から10才頃です。
9才から10才という年齢は、子どもが親から離れ始める年齢でもあります。自立が始まる年齢なんです。


子どもの自立を支えてくれるのは、「肉体の成長」ではなく、「意識」「心」「感覚」「思考力」などの「内面の成長」なんです。

肉体が成長すれば肉体としては一人前の大人になります。でも、「内面の成長」がそれに伴っていなければ、肉体の要求に振り回されることになります。そして、簡単で便利な生活ばかりを求めるようになります。

苦しくても頑張ることが出来るようになるためには「内面の成長」が必要になるのです。でも最近の子は、ちょっと苦しいだけで簡単に投げ出します。


でも、この年齢を超えてから「子どもの内面」を育てようとしても、かなり難しいのです。
この頃から「生命の素直さ」が消えて、疑い深くなるからです。





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Last updated  2022.10.14 08:30:51
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