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「楽しさ」を意識し… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2023.01.24
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カテゴリ: カテゴリ未分類
子育てが辛く、苦しくなる理由の一つに「狭い室内での子育て」「人工的に管理された環境での子育て」が大きく関係しています。

本来、人間は自然と共に暮らす動物です。生命誕生以来、命あるものは皆自然の中で生まれ、自然の中で生活し、自然の中で死んで行きました。

現代人は産まれてから死ぬまで、人生のほとんどの時間を人工的な環境の中で過ごしていますが、だからといって、何億年とかけて作られてきた人間の本質的な部分での「動物としての心とからだの仕組み」が変わったわけではありません。

ただ、その高い適応能力によって一時的に適応しているだけです。それは、動物園の動物が動物園という「人工的に管理された環境」に適応して生きているのと同じです。

でも、動物たちは「人工的に管理された環境」に適応することで、生命力や生きる能力が低下し、人間に依存しなければ、出産も、食べ物を得ることも、敵から身を守ることも出来なくなってしまいます。そして同じようなことが人間にも起きています。

実際、自然分娩という「命をつなぐために必要な動物としては最も自然な活動」ですら困難な女性が増えて来ています。人間性や文化をつなぐための子育てが困難な女性も増えて来ています。「子どもが嫌い」とはっきりと言うお母さんも増えて来ています。

いずれも、人類誕生以来何十万年と受け継がれてきた行為なんですが、それが急激に途絶え始めているのです。
これは生き物としては異常事態なんですが、人間は、これも人工的な方法で解決しようとしています。でも、その行き着く先は不明です。いずれにしても「持続可能な方法」ではないことだけは確かです。いつかは破綻します。

動物としての人間は、人工的な環境には違和感を感じていながらも、人工的な環境に依存しなければ生きて行くことが出来なくなってしまっているのです。



子どもは何万年も前と同じ遺伝子を持ち、同じ心とからだの感性を持って生まれてきているので、幼いうちは、自然の中にいる時と同じように感じ、考え、行動するのです。

だから、人工的な環境、管理された環境に依存し、それなしでは生活出来なくなってしまった大人との間でトラブルが発生するのです。



だから、部屋の中にいても森の中にいる時と同じように行動しようとします。公共の場所にいても野原にいる時のように行動しようとします。

何回「早くしなさい」、「片付けなさい」と言っても言うことを聞かないのは、古代人の世界に生きている幼い子どもたちはそういう感性を持っていないからです。

でも、子どもに自然の中と同じように行動されたらお母さんが困ります。色々なものが汚れたり、壊れたり、グチャグチャになってしまいます。
だから、子どもの感性とお母さんの感性がぶつかり合い、「どちらが生き延びるのか」という戦いになってしまい、子どももお母さんも苦しくなってしまうのです。

その無駄で、子どもの育ちには否定的な影響しかもたらさない戦いと苦しみを減らすためには、時々でもいいですから、子どもを連れて外に、出来れば自然の中に行けばいいのです。

それだけで、子どもも、お母さんも、ストレスが減るのです。怒鳴る回数も減ります。子どももお母さんにまとわりつきません。
そして、子どもは色々な世界に興味を持つようになります。感覚やからだを働かせることで、心やからだのバランスも整います。
ストレスを感じない環境で子どもと関わることで、子どもとの信頼関係も築きやすくなります。

今日はものすごく寒そうですが、今が寒さの底です。
これから少しずつ明るく、暖かく、春めいてきます。
今でも、水仙や梅やロウバイも咲いています。(茅ヶ崎近辺ではですが・・・)


それだけで子育てが楽に、楽しくなりますよ。





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Last updated  2023.01.24 09:03:58
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