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「楽しさ」を意識し… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2023.08.21
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日の話は少し面倒くさいです。宇宙とか永遠というような面倒くさい話が好きな方はお読みください。

全ての存在や、すべての事象は100%「全体」とつながり、全体との関係性の中で存在し、全体との関係性の中で発生しています。

「私という存在」も、宇宙発生以来の時間の流れと、宇宙全体を支えている関係性によって支えられています。極端な言い方をしてしまえば、宇宙が生まれなければ私も生まれなかったし、こういうブログを書くこともなかったということです。

もう少し具体的に言えば、皆さんのからだを構成している物質の多くは、地球以外の星の中で創られ、星が最期を迎え爆発する時に宇宙にバラまかれたものです。そういうものが集まって地球が創られ、私たちはそれを直接取り入れている植物や生き物を「食べ物」として取り入れることでからだの中に取り入れ生きているのです。

皆さんの命を支えている「血」の中で重要な働きをしている「鉄」も、太陽よりも大きな星の中で創られたものです。(このような話にご興味のある方はこちらの ホームページ「鉄の起源(宇宙の創造から生物の進化まで) をご覧になってみて下さい。)

こういう話は皆さんの生活には関係ありませんが、皆さんの存在には関係しています。そしてそれは皆さんの生き方にも関係しています。こういう「つながり」を忘れてしまい、「人間だけは特別だ」と思い込んでしまったから環境が破壊され、不自然な形で心とからだを病む人が増えてしまったのです。

本来、老化も病気もこういう流れの中で起きている自然現象なんです。だから原則としてはそれを阻止するのではなくうまく乗り切ればいいのです。波を阻止するのではなく波乗りのようにその波をうまく使って楽しんでしまえばいいのです。
それを阻止したり、管理しようとするから波に巻き込まれたりして被害が大きくなってしまうのです。
自然の一部として存在している人間が、自然を相手にして勝てるわけがないのです。
子どもの成長に対しても同じです。子どもの成長も自然現象なんですから。


科学の力によって老化や病気を全て防いだら人類の進化は止まります。文化や文明の進化も止まります。子どもは生まれなくなります。人口が減らないのに子どもが生まれたら困るからです。(老人たちのための臓器移植用に、工場で子どもを生産するようにはなるかも知れませんが・・・)



それは「子どもを守るため」と子どもを狭い部屋の中に閉じ込めるのと同じ発想です。そんなことをしたら子どもの成長は止まってしまいます。そして成長が止まれば内部崩壊が始まります。

「私という存在」は、自然の働きによって生みだされている風や波と同じ「自然現象」に過ぎないのです。「私」を「かけがえのない存在」として認識しているのは「私の意識」だけです。
脳の神経細胞が作り出している意識の中以外には「私」という存在は存在していないのです。


問題はその「意識の中の私」なんです。これは「私」が実際に存在している現実世界から切り離されています。「意識」という働きを支えている脳も神経細胞も、からだも全てダイレクトに外の世界とつながっているのですが、「私」という意識だけが外の世界から切り離されているのです。

それは、コンピューターが創り出す仮想空間の中の世界と似ています。コンピューターの配線は現実世界とつながっていますが、コンピューターが作り出す世界は現実世界とつながっていないですよね。
人間の「意識」というのは、コンピューターが創り出した仮想空間のようなものなんです。
だからもともと現実世界とは別のものなんですが、人間は意識が作り出した世界を現実世界の中でも実現しようとしてきたのです。

だから文明や科学が進歩してきたのですが、でも、それが行き過ぎた結果自然が破壊され、自然の一部として存在している人間にも困った影響が出てしまっているのです。
さらに人間は、遺伝子操作や人間の機械化によってとうとう人間までも作り変えようとし始めました。

ケガがすぐ直ったり恐怖を感じない兵隊を遺伝子操作で作ろうとしている研究もあるそうです。
また、目の色、身長、知能、スタイルをオーダーして遺伝子を改変し、望み通りの容姿、知能を持った子どもを生ませようとする研究もあるようです。(これはもう、ある程度は可能なようです。)
今まではSFの中だけの話だったのですが、いまでは、その実現に向けて科学者たちが実際に研究しているのです。

これを、「さらに人類を発展させるよい話」として受け取る人もいますが、私には「人類の自滅につながる恐ろしい話」にしか思えません。


これは政治システムとも関係しています。

時間の流れを大切にしない人は、因果のつながりや、他者や自然との関係性も大切にしません。
「つながり」や「関係性」は時間の流れの中で生まれるものだからです。
そして、そのような人は何でも自分の思い通りにしようとします。思い通りにならないと力づくで何とかしようとします。そして相手が壊れます。

また、時間を大切にしない人には空間も存在しません。そのような人に存在しているのは「私」という意識の中だけに存在している、他者から切り離された「今という時間」と「ここという空間」だけです。

子どもたちも「今」「ここ」を大切にしていますが、子どもたちの「今」と「ここ」は、「つながりあった時間」と「つながりあった空間」が交差する点としての「今」「ここ」であって、大人が生きている、「つながりから切り離された今、ここ」ではありません。


でも、つながりから切り離された「今」「ここ」は意識の中に固定されているので動きません。





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Last updated  2023.08.21 09:45:54
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