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「楽しさ」を意識し… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2023.08.23
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カテゴリ: カテゴリ未分類
亡くなった志村けんが、「カラス なぜなくの カラスの勝手でしょ」と歌って、子どもたちの間で流行りましたが、この「自分がやりたいようにやって何が悪い」という意味の歌詞が、大人や社会に支配、管理され、遊びと、自由と、仲間を失ってしまった子どもたちの心に響いたのでしょうか。
ちなみに、この替え歌が生まれたのは1980年代の初めの頃だそうです。

1980年代の初めといえば、もう40年以上も前のことですが、でも、今の子どもたちの心の中にも「自分がやりたいようにやって何が悪い」という想いは強くあります。

うちの造形教室でも、自分勝手にトンチンカンなやり方をしてうまく行っていな子に、「こうやったらいいよ」と教えようとすると、「自分がやりたいようにやってもいいじゃん」というような反応が返ってくることがあります。

でも当然、自分勝手なやり方ではうまく行きません。それで諦めます。
それを繰り返すのです。だから、全然進歩しません。そのうち、何にも手を出さなくなります。それでも、「たいくつだー」とは言うのです。
言う通りにやらないから出来ないのに、「先生の教え方が悪いからだ」と言われたこともあります。

またこういう子は、他の子のやり方にも興味を示しません。隣の子はちゃんとできていても、そのやり方を見ようとはしないのです。
見るに見かねて私がやってあげても、私のやり方を見ようとしないで、私に任せて自分は他のことをやって遊んでいます。


そして、そのような生き方をしている大人も増えてきました。そのような意識で子育てをしている人も増えてきました。

そのような生き方をしている人は積極的に他者とつながろうとしません。「他者とつながることによって生まれるわずらわしさ」を知っているからです。
職場などでも、役割によるつながりは引き受けても、職場以外の場でのプライベートなつながりは求めません。

趣味や興味が共通する少数の仲間とのつながりは大切にしますが、「自分とは異なる考え方、感じ方をする人」とのつながりは拒否します。

また、「自分とは異なる考え方、感じ方をする人」に興味もありません。他者の視点、他者の感じ方にも興味がありません。
そして、「自分の考え方や感じ方」だけを大切にします。

ネットで情報を集めるときも、自分にとって都合がいい情報しか受け入れません。

また、そのような人は、自分とは異なる変え方や、感じ方や、行動をする相手に対して平気で非難、否定するようなことを言います。そして常に「自分だけが正しい」というようなことを言います。
ネットなどで、自分とは異なる考え方や感じ方の人を見つけると、誹謗中傷などを書き込み相手の考え方や感じ方を否定しようとします。

でも、話し合おうとはしません。話し合いは拒否するのです。だから匿名で言いたいことだけを言うのです。

そのような人は「自分」という砦の中に閉じこもって「自分」を守ろうとしているのでしょう。でもだから成長することも、変わることも出来ないのです。


そういう人は子どもの言葉にも、周囲の人の言葉にも耳を傾けません。周囲の人が見るに見かねて助言をしてくれても、それを非難中傷と受け取り、怒りで返します。

子どもを自分の想い通りに育てようとします。そして、子どもがお母さんの期待に応えることが出来ないと罵ります。打ったり否定したりします。

また、仲間と助け合って子育てをしようともしません。自分とは異なる子育てをしている人を見ると、自分のやり方が否定され、自分が非難されているように感じてしまうからかも知れません。

その結果、ドンドン苦しくなっていきます。
でも、助けを求めることも出来ません。



からす なぜなくのからすは 山にかわいい 七つの子があるからよ かわい かわいとからすは なくのかわい かわいとなくんだよ

「子どもとのつながり」を失ったカラスは、勝手になくのでしょうね。





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Last updated  2023.08.23 08:35:32
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