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「楽しさ」を意識し… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2023.09.21
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カテゴリ: カテゴリ未分類
あと、現代人のおかしなところは、その異常な「清潔志向」です。


それは、人間と自然のつながりを無視して、人間を「個として自立した生き物である」という錯覚から生まれています。

でも、「個」として自立しているのはその意識だけであって、心もからだも、自分の周囲の人や環境と切り離せない状態で密接につながっているのです。
私たちは、自分の周囲にいる生き物たちと菌を交換することで、自分の周囲にいる生き物たちと情報交換しているのです。
そうやって、自分が生きている環境に適応しようとしているのです。病気と言われるものはその過程で発生します。ですから、生き物が病気になるのは自然なことなんです。

そのため、ほとんどの高等な生き物は、自分の周囲とのつながりから切り離されたら、正常に命の働きを維持することが出来なくなってしまいます。
過度の除菌がやっていることはそういうことなんです。

そもそも、からだの中にも表面にも様々な菌がいて私たちの命を守ってくれているのです。菌は命を守るバリアとしても働いているのです。これは「信じるか信じないかは・・・」というような怪しい話ではありません。ちゃんと科学的に確認されている事実です。


子どもの幸せは腸が7割 3才までで決まる!最強の腸内環境
(藤田紘一郎/監)というタイトルの本もあるくらいです。

除菌除菌とやっていると、消えるのは周囲の菌だけでなく体内の菌まで消えてしまうのです。その結果、徐々に生命力が低下していきます。心も感覚も不安定になります。

「私」は「みんな」の一部なんです。だから切り離せないし、切り離そうとしてもいけないのです。

確かに、短期だけなら他者から切り離された状態で宇宙や海の底に行くことはできます。からだの中に生態系を模写したものが存在しているからです。でも、その「小さな生態系」は「大きな生態系」とつながっていないと、次第に痩せて狂い始めるのです。

それは、酸素タンクをしょって海の底に潜るようなものです。酸素がなくなるまでは海の底に潜っていることが出来ます。でも、それは長くは続きません。

でも、人間は、自分達だけがそのつながりに支配されていない自立した存在だと思い込んでいます。
その背景にはキリスト教の影響があります。
キリスト教の神はすべてのつながりから切り離された、絶対的に自立した存在です。そして人間はその神に似せて作られたことになっています。だから人間だけ別格なんです。

そのキリスト教の思想においては、人間にとって一番大切なのは「神様とのつながり」だけであって、他のつながりはどうでもいいのです。

そういう思想があったから自他を分離し、全体を分解して科学が生まれました。でも、適度なところで自然とのつながりや、人と人のつながりを取り戻す努力をしないと、人類は科学の暴走によって滅亡すると思います。


子どもの幸せは腸が7割 3才までで決まる!最強の腸内環境のつくりかた [ 藤田紘一郎 ]





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Last updated  2023.09.21 06:40:01
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