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森の声@ Re[3]:「体験格差」(子どもの育ちに必要な体験について)(11/04) めげぞうさんへ >これからどうなって行…

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森の声

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2024.10.03
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カテゴリ: カテゴリ未分類
子育てには正解がありません。ある意味で、どのように子育てをするのかは自由です。
でも、自由ほどやっかいなものはありません。どっちの方向に行ったらいいのか、何をしたらいいのかを全て自分で決めなければならないのですから。

でもそれ故に、自由に生きるためにはそのための「地図」と「羅針盤」が必要になります。
「地図」と「羅針盤」がなければ「今、自分がいるところ」が分かりません。今自分がどっちに進んでいるのかも分かりません。「地図」と「羅針盤」がなければ、行きたいところがあってもたどり着けないのです。
それでも運が良ければ楽園にたどり着けるかも知れませんが、そういう幸運は滅多にないと思います。

そのため、自分自身の「地図」と「羅針盤」を持っていない人は周囲の人が言っていることや、やっていることを羅針盤にしようとします。みんなが右を向けば自分も右を向くのです。そうすれば迷子にならないと思い込んでいるからです。

でも人は一人一人異なった人生を生きています。「やりたいこと」や「向かいたい方向」も一人一人違います。だから、他の人を羅針盤にして生きていると「自分の人生」においては迷子になってしまうのです。

しかも、その「自分が羅針盤にしている相手」も迷子になっている可能性があります。もしそうだとしたら、知らないうちに迷路にはまり込んで抜け出せなくなってしまう危険性もあります。
そんな風に迷子にならないためには、「自分が今いる場所の地図」と「自分が進みたい方向を指し示してくれる羅針盤」が必要になります。

その「地図」は他の誰かに与えてもらうものではありません。 「自分自身の生き方」が「自分が今いる場所」を作り出しているからです。だから、「自分は何を大切にして生きているのか」ということを、自分自身に問いかけて自覚する必要があるのです。
これがはっきりとしていないと、自分が生きている場所の地図が見えて来ないのです。そして、周囲に振り回されて迷子になってしまうのです。




ただし、子育てにおいては状況がちょっと異なってきます。子どもは「みんなと一緒」も好きですが、大人以上に「自分らしさ」にこだわろうとするからです。
子どもは常に「自分」を主張し、その「自分」を肯定してもらおうとするのです。 だから子育てが「面倒くさいもの」になってしまうのです。

兄弟がいると、お母さんに対して一人一人がみんな「他の兄弟とは違う自分」を主張し、「自分」を認めてもらおうとします。「お兄ちゃんがミカンを選んだなら僕もミカンでいい」というようにはならないのです。
だから「子どもの欲求に合わせた子育て」をしていると、一人目の時はなんとか出来ても、二人目が生まれた時点で子育てが破綻してしまうのです。

最初の子にスマホを与えたら、当然のことながら二番目の子もスマホを欲しがります。そして与えざるおえなくなります。その結果、兄弟は関わり合うことなく、一緒に遊ぶことなく育って行くことになります。

それを避けるためには、お母さんが「みんなで共有出来る地図」を与えてあげる必要があるのです。その地図はお母さんの趣味や興味や生き方で決めてしまっていいのです。というかそれ以外の地図は作りようがありません。

うちは家内も私も「自然」が好きだったので「自然」が家族みんなで共有出来る地図になりました。その地図の中で何をするのか、何をしたいのかは一人一人違いますが、でも、地図を共有しているので助け合うことも、話し合う事も出来ます。

長女の家族は「音楽」が家族共有の地図になっています。お父さんお母さんは合唱、長女はギター、次女はピアノ、三女はまだ不明という感じです。

そしてその地図の上でどちらに進んだらいいのかは、子ども達の笑顔が教えてくれます。子ども達の笑顔は、子育てにおける最高の羅針盤なんです。
ですから、子育てに迷ったら子どもの笑顔が増える方向に進んでいけばいいのです。


ただし、「子どもの笑顔を増やす」ということは「子どもを喜ばせる」ということとは違いますからね。 「羅針盤」になるのは、安心と自信に満たされた時に子どもの内側から出てくる笑顔です。





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Last updated  2024.10.03 17:17:17
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