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めげぞう@ Re[2]:「体験格差」(子どもの育ちに必要な体験について)(11/04) 森の声さんへ そうですよね。 私が仲間作…

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森の声

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2024.10.04
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カテゴリ: カテゴリ未分類
私たちは二つの世界に属して生きています。
一つは 「人間が創り出した世界」 。これは「社会」と呼ばれるものです。文化や文明もまた「人間が創り出した世界」に属しています。
もう一つは、その 「人間を創り出した世界」 です。これは「自然」と呼ばれています。

「人間が創り出した世界」は「人間を創り出した世界」の中に創られています。ですから、「人間を創り出した世界」が揺れれば「人間が創り出した世界」も揺れます。
「人間を創り出した世界」が崩壊すれば「人間が創り出した世界」も崩壊します。

人間にとっては、「人間を創り出した世界」と「人間が創り出した世界」は運命共同体なんです。ですから、人間が「人間を創り出した世界」を破壊するということは自殺行為なんです。

でも、人間たちはそのことを忘れ、自然を資源としか見なくなりました。人間以外の生き物や草や木を「命を共有する仲間」とは考えなくなりました。



でもそれと同時に、自然を資源としか見ない考え方によって自然は破壊され、自然界の秩序が崩れ始めました。そのため、自然界は新しい秩序を創り出すためにこれまでの秩序をリセットし始めました。
そして、その自然の中に暮らしている人間もその流れに巻き込まれています。というか元々の原因を創り出したのは人間なんですから、「個」としては被害者であっても「種」としては加害者なんです。

そして人間は、同じようなことを「子ども」という自然に対しても行ってきました。子どもを、「自分と対等の仲間」としてではなく、「大人の管理下、支配下にあって、大人の指示に従うべき存在」として考えるようになってきたのです。

でも、子どもの成長を支えているのは「人間を創り出した世界」の働きです。命もからだも「人間が創り出した世界」に属しています。

でも人間はそのことを忘れ、自然を破壊してきたのと同じ様に、「自然現象としての子どもの成長」や「自然現象としての命やからだの働き」を、人工的にコントロールしようとし始めました。
そして「子どもの成長」も、「私たちの命やからだの状態」も、その秩序を失い非常に不安定な状態になってしまいました。ちなみに「命やからだの状態」が不安定になれば「心の状態」も不安的になります。「命やからだの状態」が狂えば、「心の状態」も狂います。

「外なる自然」の崩壊は、人間の社会を外側から破壊してきます。この場合は、科学の力である程度は抵抗できます。
でも、「子どもの成長」や「命やからだ」といった「内なる自然」の崩壊は、人間の社会を内側から崩し始めます。そして、この場合、科学は無力です。





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Last updated  2024.10.04 08:05:33
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