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すべて、お楽しみさ… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2025.10.16
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おとといからの続きです。人間は「男性」と「女性」がつながることで命を産み出し、そして、「男性」と「女性」が助け合うことで、子どもを育てるように出来ている動物です。

そして子どもの心とからだがバランス良く成長するためにも、「父親との関わり」と「母親との関わり」の両方が必要です。そうでないと、大人になったときに社会や、周囲の人や、異性と良い関係を築くことが困難になってしまうからです。子育ても困難になります。

幼い頃に父親から虐待を受けた女性で、結婚してからもパートナーとの間に良い関係を築くことが出来ないで悩んでいるお母さんがいました。「男性が怖い、男性の大きな声を聞くだけでからだが固まってしまう」という様なことを言っていました。

その様な人は、生まれたのが女の子なら対応できるのですが、男の子だと対応できません。「子どもに抱きつかれるだけで嫌悪感を感じてしまう」と言う人もいます。我が子なのに異性を感じてしまうのです。

実際、今「男の子の育て方が分からない」と言うお母さんは多いです。お母さんは当然女性ですから、同性である「女の子」の感じ方、考え方、行動パターンはある程度予測が出来ます。また、対応も出来ます。子どもの方も、「同性であるお母さんが言っていること、やっていること」はある程度分かります。お母さんを「成長モデル」にすることも出来ます。

でも、「男の子」は「女の子」とは「別の生き物」のような感じ方、考え方、行動をします。「大切にしていること」も異なります。その違いが大きく表れ始めるのは3才頃です。

でも、子どもの頃に、父親や、周囲の男性や、男の子と良い関係を築けていないまま大人になったお母さんには、それが「男の子の当たり前」「男の子の成長に必要なこと」なんだということが分からず戸惑ってしまうのです。そして、叱ったり、しつけでなんとかしようとするのですが、それは男の子の本能の表れなので、変えようがないのです。

そんな時、父親が子育てに関わっているのなら対応できるし、母親も楽になるし、子どもも自分の「成長モデル」を得ることが出来るのですが、父親が子育てから逃げていると困ったことになってしまうのです。

父親が子育てに参加する必要があるのは、単なる「労働力」としてだけではないのです。父親(男性)と関わることで、子どもは「母親(女性)とは大きく異なった感性、価値観、考え方」と出会うことが出来るからなんです。

そのような、母親とは異なった感性や、価値観や、考え方と出会うことで、子どもの「意識や、感性や、思考や、心の成長」の幅が大きく広がるのです。だから、父親の役割は、便利な機械や道具では代用できないのです。



昔の子ども達は、5才ぐらいから男女入り交じって群れて遊んでいました。群れ遊びの場では、年齢だけでなく性別も色々な子が一緒に遊んでいたのです。兄弟も多かったです。地域のつながりもありました。そういう場で、女の子は「男の子とは」ということを、男の子は「女の子とは」ということを知ったのです。でも今の子ども達には、異性と出会い、異性との関わりを通して「異性について」学ぶ遊ぶ場がありません。そしてそのまま大人になって結婚すると、結婚してからお互いに幻滅が訪れます。





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Last updated  2025.10.16 07:53:04
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