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すべて、お楽しみさ… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2025.11.07
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カテゴリ: カテゴリ未分類
多くの大人達が、子ども達を「子どもの世界」に閉じ込めて、「大人になるための学び」から遠ざけています。

子どもを「子ども扱い」して、何でもかんでも世話を焼こうとするお母さんがいっぱいいます。その様なお母さんは

自分で取ろうとしているのに、先回りして取ってあげる。

転んで自分で立とうとしているのに、抱きかかえて立たせてあげ、「痛かったね 痛かったね」とケロリとしている子どもに言い続ける。

子どもが何か言おうとしているのに、最後までその言葉を待つことが出来ずに、先回りして「こういうことね」と判断し、解釈してしまう。

子どもが何かに挑戦しようとしていても、「危ないからやめなさい」と言ったり、お母さんが代わりにやってあげてしまったりする。

お手伝いをさせず、勉強とゲームだけをやらせる。

子どもに、親以外の大人と関わるような活動をやらせない。

子どもが他の大人に叱られたりすると、叱った相手に「子どもなのに」と文句を言ったり、「あんたのせいで私が恥をかいた」などと子どもに文句を言ったりする。



その結果、子どもは「大人になるための学び」が出来なくなり、親から離れて自立しなければならない年齢になっても、誰かに依存しようとするようになります。誰かに依存しないと生きることが出来なくなってしまっているからです。

これは学校でも同じです。一般的な学校の先生は、子どもに知識を覚えさせることには熱心ですが、常に子どもを「子ども扱い」して指示や命令で動かそうとばかりしています。
子どもの言葉に耳を傾けないし、子どもと対等の対話をしようともしません。

その結果、子ども達は「試験のための知識」ばかりが頭の中に入り、「一人の人間として生きていくための能力」が育たなくなってしまっています。

多分、その先生もまた「子ども扱い」されて育ったのでしょう。だから、子どもと対等な関わり合いをすることが出来ないのです。

子どもを「子ども扱い」ばかりしていると、子どもは「子どもの世界」から「大人の世界」に出て行けなくなってしまうのです。

「子どもを守る」ということは、子どもを安心で、安全で、現実離れした「子どもの世界」に閉じ込めるということではないのです。

ペットはそれでもいいのですが、やがて「一人の人間」として親から離れ、自立して生きていくことが出来る子どもを育てるためには、「自分で自分の身を守り、自分でつながりを作り、自分で学ぶ能力」を育てる必要があるのです。

「免疫能力の育ち」においても同じです。子どもの周囲を過剰に清潔にしすぎると、子どもの免疫能力が育たなくなり、やがて、家庭の環境とは異なった環境に出て行くようになった時に、子どもは自分の健康を自分で守ることが出来なくなってしまうのです。

子どもの健康を育てるためには、病気に罹っても重篤な状態になっていなければ、あまり薬や医者に依存することなく、自然に経過させるという体験も必要なんです。でも今、ちょっと具合が悪いだけで医者に連れて行く人ばかりです。
その結果なのかは不明ですが、今、しょっちゅう病気をしている子が増えてきました。

将来自立できるように子どもの成長を支えるためには、子どもを「子ども扱い」することなく、将来自分の後を継ぐ「後輩」として扱うような関わり方が必要なんです。

「お手伝い」は、お母さんの労働を肩代わりさせることではなく、「将来、自立して生きるようになった時に必要になる学び」を伝えるために必要なんです。


結婚しても、母親に対するのと同じように、奥さんに依存しようとします。奥さんが具合悪くて寝ているのに、「ご飯まだ」と催促するようなダメ亭主の話も聞きます。
そんな「自立できない亭主」を持った奥さんは大変です。

我が子がそうならないように子育てをするためには、「つかず離れず」という距離感が大事なんです。子育てにおいては、この「距離感」が非常に大切なんですが、これは言葉では伝えようがありません。





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Last updated  2025.11.07 14:05:54
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