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半年間続いた日本語教室も今日で最終日、閉講式を行いました。21回中15回以上の出席者に修了証が渡されます。受け取れるのは全体の半分にも満たない人数です。生徒たちにとってこれだけの回数くるのが実は大変で、途中で母国に一時帰国したりする人も多く、また、交通手段が自転車か送り迎えをしてもらうので、天気や家族の都合で来れないことも多いのです。最後に一言ずつ感想を発表してもらう際は、皆、確実に日本語が上手くなっていました。教室が楽しかったこと、先生への感謝、違う国の友達ができたこと、もっと上達したいことなどを自分の言葉で話せるようになりました。お母さんと通っている小学校一年生のペルーの男の子が、「日本人の同級生より漢字をたくさん知っていて、習っていないドリルを先に進めたら学校の先生におこられました」というのが可愛かった。日本語教室の漢字レベルは小学校2~3年生レベルなので、確かに一般の日本人よりリードしてるかも!半年だけはなく、年間通して開催してほしい、週に2度は行きたい、という要望も数多く出されました。語学の学習時間が週に1回2時間だけは確かに少ないし、学習効果を考えれば気休め程度の現状です。「ごめんね、予算が無いからねえ・・・また来年きてね」なんて答えていましたが、あらためて、無料による教室の運営の難しさを痛感するとともに、どうにかいい方法はないかなと考えさせられました。本音を言えば今の体制でも先生が不足しているし、ボランティアの手を借りるにしても、いろいろ経費がかかるし。それにしても、都内なんかにある、民間の日本語学校は結構学費がかかりますね~。”また来年も絶対来るからねっ!!”と言い残し彼らは帰っていきました。私は仕事といいつつ、外国人とふれあえ、中国語や英語も話せる貴重な機会であり毎週楽しみにしていたので、終わってしまい寂しい気持ちでいっぱいです。こっそり交換したケイタイ番号で、中国人の子達とコンタクトとって行くつもりです。
2005年11月24日
日本語教室の生徒達に「日本語教室に参加して」というタイトルで作文を書いてもらってます。自由作文になるととたんに難しくなるみたいでみんな頭を悩ませているようです。一行目で詰まる生徒、文末がすべて「・・・楽しかった」で終わる生徒、助詞をすべて抜いてる中国人、「漢字こんなに書けてすごいねえ」と先生にほめられたが、すべて中国の簡体字になってしまっている中国人・・・。見て廻るととても面白くてたどたどしい文章がかわいいのだけど、本人達には言えません。。。きっと私の英語と中国語もネイティブからしてみれば、こんなふうなんだろうな。「shizu先生かわいかったって書いてあげるよ~」といわれ「上の人に提出するからまじめに書いてね」と答えたが悪い気はせず(* ̄ー ̄)V現在携わってる日本語教室は半年間の講座なのであと一回で終了です。5カ国から来ている生徒達もお互い日本語で冗談を言い合い、クラスの雰囲気良くなっているだけに惜しい気もします。どうしてみんなこんなにテンションが高いんでしょうか。今日はお互いの国自慢みたいなことを発表しあってたのですが、ペルーの子が発表してるときに中国人が「よっ、フジモリ大統領!」と掛け声をかけたり、こっちがヒヤヒヤです。先生が中国の人口は世界一ですが・・・といったら中国人が口をそろえて「違うよ!世界一はインドだよ!」えっそうなの!?さて、私には今日ある計画がありました。名づけて「中国人に相互学習をもちかけよう!」職権乱用ですけどね。ちょっと仲良くなった生徒の一人に聞いてみました。そしたら「うん、いいよ!」とあっさりOK( ̄▽ ̄)v 日本語教室終わったら始めたいと思います。そんなわけで誕生日は残業で遅くなってしまい、彼の家に寄ったら、ゴハンを用意してまっててくれました。スーパーの惣菜にインスタント味噌汁、スーパーのケーキ(せめてケーキ屋に・・・)、にワイン(なんじゃそれ)。去年は誕生日の存在すら忘れられたので、彼なりにがんばったのだと思います。
2005年11月17日
久しぶりに日本語教室をのぞいてみました。6月から始まったこの講座、半年間のものなので11月で終了です。週に1度、半年じゃそれほどの上達も見込めないかな、と思っていたら、彼らは確実に上達していました。始めは中級クラス。日本の抱える問題や事件について話し合う。今日は人数が2人と少なかったので、私もディスカッションに参加。二人とも20~30才位の中国人。それぞれTOPICSを挙げてそれについてはなす。・ATMに取り付けられた小型カメラの事件・中国の有人飛行について・アメリカのBSE問題について(これ私。NOVAの使い回しです・・・)・小泉総理の靖国参拝についてああ・・・とうとう来ましたね、その話題。「どうして参拝するのかわからない。中国人はみんないやな気分になる」ウンウン。その後の言葉が印象的。「でも日本に来て、日本人がみんな親切で想像と違った。」「日本のニュースをみてたら中国のものと違っていて、見る角度でこんなに違うんだと驚いた。」「中国の若者は靖国問題のときだけ騒ぐけど、日本のテレビドラマ大好きだしね。」日中双方の意見を客観的に穏やかな口調で話す彼女達。来日4ヶ月で時事問題を語れる語学力!その後は犯罪に関する単語を使ってのどかに物騒な話題。驚くこともいろいろあった。殺人について・・・日本と中国の殺人のやり方はどうちがうのか「中国はお金目当ての殺人がおおいかな~。でも2000年くらいまではほとんど報道されなかったよ。みんな隠されてた。最近ニュースになるようになったね。」誘拐について・・・中国は?と聞くと「誘拐はしょっちゅうだよ!子供をさらって売るんだ~」ていうことは、親元に戻ってくることはないけど、殺されはしないのかな?日本は身代金目的の他にいたずら目的など、なんだかイヤなカンジですね。後半は初級2のクラス。ココは一番雰囲気がよく受講生も多い。席を回って問題の丸つけ。中国人の子達が中国語で質問してくる。一人の男の子が言った。「中国語、もっと上手になりたければ、中国行ったほうが早いよ」うん、そーだよね、それはわかってるよ・・・「ウチの父親ハルピン理工大の教授だからもし入るなら話しとくよ」「こんど中国帰るとき、一緒に行く?」「心がきまったら電話して」と携帯番号を書いて渡される。わぁ~お金持ちなのかしら~???中国連れてってえ~んξ*^∀^*ξって、そんなに気軽に授業中に言うなんて。やっぱりコネで大学入れるのですか?ていうか一緒に行くって???私を嫁にでもする気ですか?と思ったとき、彼の薬指に結婚指輪が光ってるっ!ああ・・・勘違い。しかも最近日本で2000万の家を買ったとのこと。(このあたりのマンションではまあまあのトコです)彼の意図は純粋に親切なのか?でも上達の方法は中国で学ぶのが早い、というのに実感しつつ彼の父親のコネが使えるのなら・・と本気で考えてしまいました。今日質問されて答えられなかった言葉・・・無念。でも英語でも言えないもの、多いなあ。光がさしこむ竹薮雪解けハイジャックガードマン奉るデモを行う贅沢*********話は変わりますが、さっきTBSの新ドラマ「今夜一人のベッドで」を観ていたらすごく面白かった。モックンておしゃれだなあ。こんな微妙な大人の雰囲気のドラマも中国で受けるかな?
2005年10月27日
今日の日本語教室は雨のせいか生徒の出足が悪い。先生がクラスに入ってきた生徒一人一人に質問した。「今日はここへなにでいらっしゃいましたか?」この質問に対し、多くの生徒が「なにって・・・日本語を勉強しにきました」と答えた。「車で来ました」「自転車で来ました」と答えられた生徒は3割くらい。漢字にすると「何で」でいっしょだけれど、「なんで」と読むと理由・目的(英語だとWHY)を聞かれ、「なにで」と読むと手段(HOW)を聞かれていることになる。確かに外国人には区別むずかしいかも。日本語教室のはじめにテーマに基づいた発表をする。今日のテーマは「日本に来て一番うれしかったこと」みんなが何て答えるのか興味があった。「花見をしたこと、桜を見たこと」が一番多かった。「雪を見たこと」「富士山を見たこと」「着物を着た女性をみたこと」など「みんなが交通ルールを守っていること」なんてのもあった。日本人が想像する、外国人に受けそうなもの、で思い描いていたとおりだった。今日は「に」の使い方。これがみんなの頭をなやませていた。↓に言葉を入れて文を完成させる練習。1.先生に・・・2.家に・・・3.電話に・・・3の電話に・・・の文は、「電話に鳴る」「電話にする」「電話にかける」など正解がでなかった。「電話にでる」ときだけ、なんで「に」を使うのか?「~に」という格助詞は中国語にないから難しい。1のように前に人がきたら「給」や「対」になるし、2のように場所が来たら「在」になり、3の場合は動詞と目的語をつないでいるので中国語ではない。「電話にでる」が「接電話」で、「電話をかける」が「打電話」だから「に」と「を」の違いは中国語からは分からない。日本語教室に出ているうちに、中国人がどうして間違えるのか、そのパターンがだんだん分かってきた。上記の「日本に来て一番うれしかったこと」も何人かはうれしかったのあとに「の」を入れてしまう「日本に来て一番うれしかったのこと」これは中国語に一度翻訳して「高興的事情」の「的」をまた日本語訳に直してしまっているからだろう。中国語で「的」となっているところは一律「の」を余分に入れてしまう傾向にある。中国語ネイティブの気持ちになり彼らの間違え易いメカニズムを考えていくのも面白い。
2005年09月22日
(日本語教室)いろいろ問題を抱えている日本語教室です。悩みの種は一番初級のクラス。先生が話しかけても無反応でつらい・・・と先生に泣きつかれました。話す言葉が難しくて多分、生徒は理解していない。そして考える時間が先生は待てないみたい。素人の私がアドバイスしようがなく、生徒の立場での意見を言ってみる。ひとつ上のクラスはかなり人気があり雰囲気もいいので余計にプレッシャーなのだろう。でも、プロなのだからどうにかしてください、と言いたいです。お金払ってる立場としては。今日はそのうまくいってるひとつ上のクラスでのヘルプ。確かにいい雰囲気だ。生徒の声も大きく質問も活発だし授業も充実している。中国人は日本語と中国語交じりに質問してくるし、それ以外の生徒も大きな声で呼ぶ。中国語で単語の意味教えてと言われるのがちょっとツライ。彼らが知らない日本語は私が知らない中国語である可能性大だ。そういえばついでに英語でどう言うかも調べておけばいいのだ。今日出てきた単語は・・・中国語は出ないものもあるので換わりに英語を書いておきます。・田植えrice planting・貝殻shell・気配sign,indication・ちくわfish paste cooked in a banboo-like shape・ミシンsewing machine・縄跳びrope skippingちくわは英語も中国語もないのね・・・。(今日のER)週末だし夜更かししてのんびり「ER」観よう!と張り切ったのですが、、、、ER6のDVD4枚目。あまりにも悲しく、衝撃的な事件でショックでした。外傷で運ばれてきた患者に精神疾患があることに気づいた医学生のルーシーは、先輩のカーターに相談しようとする。なぜかカーターは冷たくて早く精神科医を呼べ、とだけ言う。彼もまた他の患者のことで頭がいっぱいなのだ。しかし精神科医はなかなかこず、患者につきっきりのルーシーは何度もカーターにしかられる。バレンタインデーの夜、ERのメンバーはつかの間のパーティを楽しんでいた。ルーシーがまだ頼まれた仕事をしていないことに気づいたカーターが、彼女を探しに病室を訪れる。暗闇の中後ろから何者かがカーターを刃物で刺す。倒れたカーターは薄れ行く意識の中で、向こう側で血まみれに倒れているルーシーを発見する。パーティで盛り上がっているERメンバーはそのことにまったく気づかずパーティを楽しんでいる・・・sideBは悲しすぎてもう夜中に一人で泣きながら観ていました。日本ではタブーなことも描くドラマです。
2005年09月02日
今夜は担当する日本語教室の開講日。私は、教師ではなくて運営側なので教えることはできないけれど、日本語教室は前から興味があったのでいよいよ、とういう気持ちだ。当日申し込みなので果たして外国人くるかなあ~と心配していたが、予想を上回り40人以上が来てくれたのでホッ。実は知り合いの中国人やERINにも来てくれるよう声をかけていた小心者です・・・。開講式で教室利用の注意事項を話した。ゆっくりはっきり大きな声で話すのってちょっとはずかしかった。たとえゆっくり話しても全然わからない生徒もいるようだ。申込書に記入してもらい、レベル別に教室を3つに分けてどうにか授業開始。一番下の入門クラスでは50音からはじまった。おおきな声で「あいうえお~」と聞こえる。いろんな国の生徒がいるので講師は日本語オンリー。ボランティアの方がいてついていけてない生徒に個別に指導している。自分の母国語を一生懸命学ぼうとする外国人の姿ってなんだか感動的だ。勉強したいって思ってくれてありがとう、とすら思う。(きっとNOVAティーチャーは絶対思っていないだろうけど)私の役目は講師の指示が全く分からない生徒に呼ばれ、英語か中国語で指示を訳すこと。即座の切り替えが難しいけれど、自分の英語と中国語が必要とされることがひそかにうれしかった。休み時間の生徒とのおしゃべりもとても楽しかったし。本当は問題が山積みだ。授業の進め方、講師間の連携、ボランティアの活用法など、来週の教室までに解決しなければならないことがたくさんある。できれば生徒達とずっと話をしていたいけれど、ほんとのお仕事は裏方(講師)の裏方なので、主役の生徒達ができるだけ居心地よく学べるようにできる限りのことをしていきたい。~今日のお勉強~●日本語教室での通訳(中・英)●ビジ英音読(英・30分)●ER1話(英・45分)音読、たどたどしかった自分の英語がスラスラになってく過程が気持ちいい。割と長い英文も、読んでいくうちに区切りが明確になって頭から理解できる。黙読より理解し易い。それに戻り読み防止の訓練にもいいかも!
2005年06月23日
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