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文庫: 296ページ 出版社: 新潮社 (2004/10) ★★★★☆●はなの便り 突然バレンタインデーの日に「親戚のごたごたで会えないの」と言われたまま1ヶ月が経つ。 留守電を残しても返事は来ない。いてもたってもいられず部屋を訪れると、親戚だというガラガラ声の女性が出てきて、彼女は地方に出張しており、空気の入れ替えを頼まれた為に部屋を訪れた、という。 数日後、諦めきれずに会社帰りの彼女を待ち伏せると、顔が変わっていることに気付いた。 その訳とは・・・。 整形手術と思いきや・・・。 重度の花粉症であったのである。 (微笑ましい一遍でした)●はびこる思い出 年齢をごまかし若い夫を手に入れたバツイチの女性は、自分の娘を親戚の子として迎えて暮らし始める。 (したたかな女性の話)●ハイビスカスの森 台風が怖い、血だらけの顔をした男を思い出すから。 台風のせいで足止めされた沖縄旅行は彼女の記憶を呼び覚ました。●水虎 水泳のインストラクターをしているからと、定職に就かず役者志望の飽きっぽい友人が「スキューバ・ダイビングを教えてくれ」と言ってきた。一度苦い思い出をさせなければだめだと考え・・・。●秋旱 夫を事故で亡くし、不倫生活で塞ぎこんでいた女性が気晴らしに田舎へ帰り、ペンションに泊まっていると、手伝っている男性は幼馴染だった。 懐かしい思いで意気投合し夕食をし、何事も無く翌朝をむかえたかと思うと、起されたのはパトカーのサイレンの音だった・・・。●悪魔の羽根 マイラはフィリピン人なので寒いのは苦手なのに、夫の転勤の為、九州から北国へと引っ越した。 寒くて何をする気にもなれない。やがて雪が降り子供たちは楽しく遊んでいるが、マイラは外へも出たくなくなり、頭がおかしくなりそうに・・・。●指定席 会社でも存在感の薄い男は、行きつけの喫茶店でいつもの席でコーヒーを飲みながら過ごすのが日課だ。どうやらウエイトレスはやっと僕のことを憶えてくれたようだ。いつもの席を取っておいてくれている。 しかし、ある日いつものように喫茶店に入ると別のぶっきらぼうなウエイトレスが注文を取りに来た。マスターまで僕がいつも飲んでいるものを忘れているようだった・・・。悪魔の羽根
March 31, 2008
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文庫: 373ページ 出版社: 講談社 (1997/07) ★★★★☆ 第40回江戸川乱歩賞受賞作 横浜弁護士会所属の弁護士。 さすがは弁護士さん、臨場感ありますねぇ。.......................................... 東京弁護士会の重鎮で法制審議委員もしていた西垣文雄が、横浜の自宅で拷問され、手足がねじれた状態で殺されていた。日弁連の次期会長とも目されていた大物だったのである。 最初から検事を派遣し県警の捜査に協力することになった。 白羽の矢が立ったのは、やり手の美人女性検察官岩崎紀美子だ。 依頼者から訴訟を起こされていた事実、ラテックス社、2億円の生命保険、内紛。そして、前代未聞の日弁連に強制捜査が入る。 何かを企んでいる黒幕の考えることとは・・・。..........................................検察捜査
March 31, 2008
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文庫: 525ページ 出版社: 講談社 (2003/08) ★★★☆☆ 元刑事の園長探偵第二弾 For your pleasure 「楽しみに」 「あー、えんちょうせんせい、おんなのひとをなかしてるー」 と園児に騒がれるハナちゃん。 事件絡みで嫌な思いをしても、園に戻って小さい子供たちと接することで精神的に癒されていたのである。 ナンパされベッドインした男の捜索を引き受ける花咲。男の胸にはアゲハ蝶の刺青があり、ヤクの売人らしい。 やがて男の身元捜査から指輪の捜索へ。 そして、花咲の恋人である理沙が行方不明になってしまう。妹の家を訪ね、そこで拉致された痕跡があった。 理沙が監禁されていた部屋までたどり着くが、そこで男女の死体を発見してしまった。殺されていたのは稲葉組の松崎で、なんと疑いがハナちゃんにかかってしまったのである。フォー・ユア・プレジャー
March 30, 2008
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先日発売になった東野圭吾最新作『流星の絆』は、白夜行シリーズらしいですね。白夜行、幻夜より多少短めだとか。。ところで、wikiからの情報ですが、東野圭吾さんと大沢親分、奥田英朗さんは銀座で呑み仲間なんだそうです。銀座で豪遊かー、ええですのう。『文壇バー』ってのがあるらしい。作家さん専用キャバクラだったりして?(笑)
March 26, 2008
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文庫: 329ページ 出版社: 新潮社 (2005/11/26) ★★☆☆☆ 直木賞受賞作 ウブで性欲満点の4人の中学生の日々を綴った甘酸っぱい物語集。 ちょっと私には合わなかったかな。 冒頭の、ウェルナー症候群(年を速く取ってしまう病気)がらみの話だけは面白かったかな。4teen
March 26, 2008
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文庫:322P 出版社: 早川書房 (2005/12) ★★★☆☆ 全体的に「怖い」内容でした。 前半はすごく面白かったですね。 虫が出てきます。吐きたいほど~にはかないませんが。(笑)●かたつむり観察者 台所で2匹のかたつむりが戯れているのを観察していたら、可愛くなってしまい書斎に連れて行き飼うことに。 しかし、かたつむりはどんどん増え、部屋はあっという間にかたつむりに占領されてしまった。そして・・・。●恋盗人 手紙で求婚の返事を待つが、いつまで経っても届かない。つい隣のポストの手紙が気になり一通盗んできてしまう。その彼女からの手紙を読んだ彼はいたずら心に火がついていしまった。●すっぽん 料理用にママが買って来た生きているすっぽんと遊んでいると「また叩かれるかもしれない」と少年は怯えた。でも友人に見せてやりたくてしょうがなく、ママにそのことをお願いするとダメと言いながら生きたすっぽんを熱湯に入れてしまった。僕はママが憎かった。そして・・・。●クレイヴァリング教授の新発見 巨大カタツムリに襲われる話。その他●モビールに艦隊が入港したとき●愛の叫び●アフトン夫人の優雅な生活●ヒロイン●もうひとつの橋●野蛮人たち●からっぽの巣箱
March 26, 2008
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文庫: 443ページ 出版社: 講談社 (1997/07) ★★★★☆ 安積警部補シリーズ 喧嘩慣れしているバーテンのマスターは強かったなー。 一方的に痛めつけられていた客を助けにヒーローのように現れ、ヤクザ相手に一歩も怯まず、のしてしまった。彼は一体何者なのか!それは・・・。.......................................... ゲームソフト『蓬莱』を製作した会社の社長がヤクザ者に脅された。蓬莱を発売するなと。 顧問弁護士に相談するが、殴られた跡や脅迫の証拠が残っていない為、警察は動いてくれないだろう、とのことから警察沙汰にはしなかった。 だが、会社に突然刑事が現れプログラマーの大木が電車に撥ねられ死亡してしまう。ちらつく大物政治家の影…。 日本の古代に忠実な舞台を設定した街づくりシュミレーションゲーム『蓬莱』、徐福伝説、何故、たかがゲームソフトの発売を頑なに妨害するのか・・・。..........................................蓬莱
March 25, 2008
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文庫:249ページ出版社: 角川春樹事務所 (2006/09) ★★★☆☆ 安積警部補シリーズ テレビ番組脚本家の変死体が車の中で発見された。 検視の結果、被害者はコカインをやっていたことがわかった。 暴力団の容疑者を捕らえたが、何かを隠している雰囲気。 どこかで捜査を妨害、圧力が掛かっている可能性もでてきた。 そして、安積と同期の、本庁からきた防犯捜査員鳥飼の娘の名前が捜査線上に浮上、アイドル歌手の不穏な動き。 事件の真相は・・・。 隠蔽捜査を思い出しました。 そして、速水小隊長!パトカーをそんな風に使ってはいけないのですよ!(笑)(謎)硝子の殺人者
March 25, 2008
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文庫: 571ページ 出版社: 小学館 (2000/03) ★★★★★ これぞ松岡ワールドだ、ともいえる千里眼第一弾。 文庫での再読。 あのカルト教団を彷彿とさせる恒星天球教という宗教団体が暴走し国家転覆を企む計画に、臨床心理士の岬美由紀は立ち向かう。 数少ない航空自衛隊女性パイロットでF15戦闘機を乗りこなしていた経歴をも持つ岬美由紀。細い体ながら空手を武器に男をもねじ伏せる。 終盤の空中戦は圧巻ですね。.......................................... 茨城の山中にある要伶寺がミサイル攻撃をうけ爆発炎上した。 そして次に総理官邸が狙われているという。 発射されたのは横須賀基地。偽造パスワードを用いて侵入し犯行に及んだ男は精神に異常をきたしていることから精神科医等の応援が必要だった。 白羽の矢が立ったのは東京晴海医科大付属病院でカウンセラーを行い「千里眼」との異名を世に発している友里佐知子と優秀な部下の岬美由紀だった。岬美由紀は元自衛官という肩書をも持つ。 発射パスワードを聞き出そうと試みるが一瞬の隙に軍曹の銃を奪い犯人は自殺した。そして犯人は宗教団体である恒星天球教だった。 そして「恒星天球教を弾圧するな」という声明ビデオが官房長官のもとに届く。 恒星天球教の教典を持ち東京湾観音に登る女児をはじめ、異様な空気を発する様々な人たちが出入りしていた。 前頭葉手術、自殺への誘導、マインドコントロール…。 カルト教団が企む陰謀とは…。 日本に着陸してくるジャンボジェット機を欺瞞電波操作により自衛隊爆撃機に撃墜させる計画者であり、恒星天球教の教祖は友里佐知子であったのだ。 緊急安全保障会議で総理をはじめ国家の中枢を握るメンバーが集まる場所、総理府庁舎を攻撃することが狙いだった。..........................................(主要登場人物) 友里佐知子 岬美由紀 仙堂芳則 航空自衛隊航空総隊長 蒲生誠 捜査一課刑事 新村忠志 カウンセリング科長千里眼千里眼(DVD) ◆20%OFF!
March 24, 2008
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新書:205ページ 出版社: PHP研究所 (1999/10) ★★★★☆ 拳銃の使用を極端に制限されている日本。 昭和45年のシージャック事件では、犯人が立てこもり、長時間に渡り船を乗っ取り警官に発砲し重傷を負わせた。最後にはライフルによって射殺されたわけだが、なんとライフルを撃った警官が人権擁護団体に殺人罪で訴えられたというのだ。この件を境にさらに精神面においても銃使用にブレーキがかかったという。 そして、同時期に起った、よど号ハイジャック事件により「ハイジャック防止法」が成立した。それまでハイジャックによる犯罪において罰する法律がなかったというのだ。 筆者の体験、科学捜査、交通事故死、暴対法、最後に国松長官との「対論」がありました。日本の警察
March 24, 2008
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文庫: 493ページ 出版社: 講談社 (2001/10) ★★★★☆ for dear life 一所懸命、命からがら 刑事を辞めるに至った苦い過去を持つ、無認可託児所『にこにこ園』の園長花咲慎一郎、通称ハナちゃんは刑事の経歴を生かし、城島探偵事務所からの依頼も受け持つ。アルバイトでもしないと経営が成り立たないのだ。 園児やその親たちのごたごた、土地の名義人が変わったことにより持ち上がった立ち退きの問題が絡み合う中、ある男を組事務所から連れ戻す仕事は入った。 トルエンを売り捌いていたのだが、別の組の島を荒らし監禁されているというのだ。 そしてもうひとつの依頼は、13歳の家出少女の捜索だったのだが、なんと少女を探していた別の探偵が失踪しており妙に危険な匂いが漂っていた・・・。 高橋克典主演でドラマ化されたんですねー。キャラがぴったりかも。 普通の病院にかかれないチンピラやヤクザ専用ともいえる診療所の女医さん他、様々なキャラクターが登場します。 全体的にほんわかしている探偵ものでした。 内容も厚さも文字数もなかなかの読み応えでしたね。フォー・ディア・ライフ
March 23, 2008
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文庫: 326ページ 出版社: 新潮社 (2008/1/29) ★★★★★ 『おれは、ふわふわしたじゃぼん玉だ』 『ぼうが、ええ子なとは、婆ちゃんがよおく知っとると』 田舎の婆ちゃんは強い。 がばいばあちゃんを思い出し、田舎に泊ろうを思い出しました。 ジーンとくるなぁ。 婆ちゃんのキャラもいいですが、シゲ爺のキャラがまたいいですね。 そうか、この表紙の目線は…。.......................................... 翔人は盗んだ原付でひったくりをやった際、勢いあまってナイフで女性を切りつけてしまった。 あの女性は死んだのだろうか…。逃げよう。 原付を捨てトラックをヒッチハイクしたが途中で降ろされそうになったのでナイフで威嚇しそのまま走らせたが、どうやら知らないうちに眠ってしまい、いきなり放り出されてしまった。体中が痛かった。 山道を徒歩で下っているとスーパーカブが倒れ老婆が助けを求めていた。 「あいたたたー」と言いながら有無を言わせず指示をされ自宅まで二人乗りで送り届け、病院まで付き添い、入院は絶対したくないと言い張るので自宅で看病をすることになってしまった。あてもなくたどり着いたその地は九州の宮崎だった。 そして、その婆さん「おスマじょう」と近所の人から呼ばれている家でしばらく過ごし、何か金目の物を物色することに。 平家祭の準備に駆り出されて下準備をする日々を過ごす。 やがて、はじめて若い女性に出会った。きれいな人だった。 ある日、婆ちゃんの息子が、いきなり里帰りしてきたと思うと、なにやら争っている声が聞こえ…。..........................................しゃぼん玉
March 20, 2008
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東野圭吾最新作!『流星の絆』おや?流れ星のきずな?流れ星のキズナー流れ星キズナー流れ星キナー流れ星キラーさん似てるー、ぐふふ、伊良部先生風。(笑)でも『りゅうせいのきずな』らしい…。内容紹介(Amazonより)全ての東野作品を凌ぐ現代エンタメ最高峰!殺された両親の仇討ちを流星のもと誓った功一、泰輔、静奈の兄妹。十四年後、泰輔が事件当日目撃した男に、功一が仕掛ける復讐計画。誤算は、静奈の恋心だった。 これAmazon評判もすごいですねぇ。悩むなぁ。流星の絆
March 19, 2008
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文庫: 355ページ 出版社: 講談社 (1993/05) ★★★☆☆ 古美術商経営の社長の妻が殺された。 両手首と頭部がない死体の身元は、双子のどちらかではないかと予想された為、困難となる。 保険金絡みで一方が一方を殺したのではないか。 推理作家の空知雅也と編集者の会話がなんとも笑っちゃいます。 様々なアリバイトリックの話も面白かったですね。 電車の時刻とかルートとちょっとわけ分からなくなりました。マジックミラー
March 19, 2008
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文庫: 281ページ 出版社: 角川書店 (2001/02) ★★★★☆ 鉄人28号を操る少年からとったというネーミングの正太郎。 飼い主の気分次第で適当な名前で呼ばれる正太郎。クロちゃんだったりタマだったり…。 あとがきで柴田さんが言っていましたが、柴田さんは2匹の猫を飼っており、やはり適当に呼んでいるんだそうです。めんどくさい時は2匹同時に「ねこさん」だったり。(笑) 一緒、一緒!うちもそうでした。 やはりみんなそれぞれ適当な名前を呼んでいましたね。にゃんこ先生、にゃんちゃん、ねこ、おじょうさん、にゃん太郎(メスなのに?) でも「太郎!」って呼んでもちゃんと返事をしていました。 なんでもいいんじゃんね。(笑) そもそもきちんとした名前がなかったんです。(笑).......................................... バスケットに入れられ電車に揺られ、正太郎はそうとう飽きてきた。 「もうすぐだから静かにしてよぉ、駅からタクシーに乗ればすぐだから」 まもなく東京―、東京終点です、お忘れ物のないよう―。 正太郎が連れてこられたのは東京であった。滋賀県から東京へ。こりゃまた大胆だな、と正太郎は思ったのであった。 なぜ、突然東京へ? あるエッセイストが桜川のことを「離婚しても逞しく明るく作家生活を続ける作者の云々……」と雑誌に掲載されたことに対してクレームを付けにきたのであった。 だが、事件が起きてしまうのであった。 猫の撮影所に来ていたカメラマンがプレハブのトイレの中で猫と一緒に青酸カリのようなものを飲んで死んでいた。 そして、正太郎たちは事件解決に向けメッセージを送るための行動に出るのだが、 「しょうたろぉぉぉぉぉぉぉっ!」 「あ、ああ、あんたって猫は、なんてことしてくれたのよっ!すぐ降りてきなさぁぁぁぁいっ!」 怒られた…。.......................................... 目次に笑っちゃいました。 猫は知らなかった 赤虎同盟 長い尾は彼 お上の灯 あくまで手毬唄 そして誰もいなくなった? 人間が証明 すべてがチャラになる(登場人物、猫ども) 桜川ひとみ 糸山大吾 出版社 山県雅美 渡会優香 エッセイスト 堤庸一 刑事 正太郎 雄猫 ケメコ 赤虎 雌猫 蘭子 三毛猫 雌消える密室の殺人
March 18, 2008
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文庫: 345ページ 出版社: 新潮社 (2007/07) ★★★★★ とうとう、わたしも読んじゃいましたよ、ええ。 ウッヘェ~、ゾクゾクッ。 決して食事の前には読まないで下さい・・・。 相当なグロい展開もありますが、すべてそうではありませんでした。 3話目の冒頭では・・・ 「アパートのドアの前に知らない女性が座り込んでいる…」 と、今にも「さんちゃん来ちゃった」と言いそうな雰囲気だ。(笑) この「まゆかの恋慕」は胸が痛くなる悲しい悲しい一編でした。 新堂さんの他の作品も読みたくなりました。●半蔵の黒子 身長155センチ90キロ、虫歯を放置し、がたがたで口は臭い。家賃3万風呂なし共同便所の極貧生活をしている40歳の毒島半蔵には5百円玉サイズのホクロが頬にある。 流し台の上のジャガイモなどが転がっている生ごみの中には、蛆が数百匹わいている。その蛆とともに肉を炒めご飯をいれ塩コショウを少々入れると、肉蛆チャーハンの出来上がりだ。 精神に異常をきたし暴走する毒島はある女性に狙いを定め近寄り…。 (すごい苗字ですね、毒島(ぶすじま))●お鈴が来る 妻が統合失調症にかかり食事もろくに取らず、体重が激変し今では骸骨のようだ。 やがて暴力がひどくなり定期的に相談している精神科医に尋ねると、ハリントン症候群ではないかとの診断。この病気に罹ると対処のしようがないというのだ。 「すべて夫であるわたしのせいだ、私が浮気なんかするから…」 次第に妻はゴキブリを食べるようになり…。●まゆかの恋慕 知らない女性がアパートの扉の前に座り込んでいた。どうやら脚を怪我しているようだ。 一人暮らしの男のアパートに見知らぬ若い女性を招き入れるには躊躇したが怪我の処置ということで自分の気持ちをごまかした。 どうやら彼女は衣服の乱れ具合から察するにレイプでもされたようだった。さらに彼女はしゃべることができないようだった…。 「わたしをどこか遠くへ連れて行って下さい」 家には帰りたくないというし、彼女にいったい何があったというのか。 甘酸っぱい物語が一変、彼女は豹変し…。●英吉の部屋 娘に手を出す不届き者を殴りつけ、娘には外出できないよう柱にくくりつけることはしょっちゅうだった。 妻にも当たり、殴りつける日々を過ごしてきた男は現在寝たきりの生活でその娘の世話になっている。 過去の行動にツケが回り、おむつもろくに替えてもらえない日々である。 自業自得といえば自業自得。 この親子の結末は…。(重い、重い、一編)吐きたいほど愛してる。
March 17, 2008
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文庫: 242ページ 出版社: 文藝春秋 (2001/10) ★★★★☆ またまた先生のへたくそ!なイラスト付き。 若者に苦言を呈した最後の一言、 若者たちよ、あなたがたに言いたいことは山ほどあるが、このへんで打ち切ろう。 さっきからわたしに言いたいことがあると横で妻が言っているから。 助手室にいくと助手がいた。 ここから何が始まるのかな?これだけでなんか期待しちゃいます。(笑)ツチヤの軽はずみ
March 17, 2008
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文庫: 343ページ 出版社: 新潮社 (2003/10) ★★★★☆ 人によって姿形が違うダイモン(守護精霊)というペットのような存在。 主人公のライラに渡された謎のアレシオメーター(真理計)。 頭の皮を剥ぐ話、子どもたちが神隠しに遭っている噂、北の国の不思議なダスト、空中に浮かんだ街、ライラの出生の真相は・・・。 さらわれた友人を助けるためライラは、鎧を着けたクマのイオレクを仲間に加えライラは旅立つ。 さらにライラを助けに加わる魔女集団、度重なる危機、ライラは要領のいい嘘をふんだんに使い子供たちを救うことが出来るのか! 想像力が乏しい私なので、神秘的な風景などが頭にイマイチ浮かびませんでしたが、それなりに面白かったですね。 映画を観たくなっちゃいました。クマ デカイー
March 14, 2008
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REBECCAに続き、ソロになったNOKKOもなかなかいいですね~。 どれも聴いたことある曲だけど、なんか新鮮ー。 10曲目のナチュラルがお気に入りです。 ♪ 夜あ~けは~やさ~しく~ はじまりはいつも~澄んだ空~♪ 歌詞を検索するのにいいなぁここ。 ↓ http://www.utamap.com/index.html しかし、ま~ みなはん花粉はらいじょうぶれふかー?(笑) 明日はいっぱい飛ぶみたい。 フルフェイスのヘルメットを被ってみんなで外出しましょう! これも付けちゃう?ヘルメットに貼り付ける安全標識!職務や所属が一目瞭然!ヘルメット用ステッカー 今日からあなたは工場長
March 14, 2008
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文庫: 303ページ 出版社: 角川書店 (2000/10) ★★★★☆ 長編ユーモア・ミステリー。 これが第一弾だったようで。 僕の飼い主はきちんとした名前で僕を呼ぶことはあまりない「たま」だったり「ミーちゃん」だったりするのだ。 桜川ひとみは、友人の結婚パーティーによばれ山間の別荘に。 一服盛られてバスケットに詰め込まれ旅行に駆り出される正太郎。 途中では招待客である作家が崖崩れに遭い骨折してしまう。その崖崩れで山荘は孤立してしまったのである。 そのパーティーは、新人女性作家の盗作疑惑を解明する為に仕組まれたパーティーだったのである。 盗まれた小説のトリックは毒を使ったものであり、それを解明する為にひとみには毒で死んだ役を演じて欲しい、ということだった。 だが、実際に毒が盛られ、一人の男が苦しみだし吐血してしまう。 事件は3年前にホームに飛び込み自殺したとされていた女性作家が実は自殺なのではないか、というノンフィクションの作品が発表されようとしていたことが原因のようだ。 立て続けに起きてしまった3件の事件の真相は・・・。(主な登場人物) 桜川ひとみ 作家、バツイチ 正太郎 2歳の雄猫 トーマ シャム猫 サスケ チャウチャウ犬 浅間寺竜之介 作家 正太郎の育ての親ゆきの山荘の惨劇
March 13, 2008
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文庫: 276ページ 出版社: 集英社 (1996/08) ★★★★★ 岡嶋二人の一人である井上夢人さんの作品、お初でした。 妄想性人格障害、パラノイアがテーマ。 ゾクッっとするような短編集。●ホワイトノイズ ディスカウントショップでたまたま見付けた盗聴器VT-500を買った僕は、人生観が変わった。 様々な人々の会話を盗み聞きするうち、自動車電話が一番謎めいていることが分かった。 そして、ある女性が浮気をネタに強請られている状況に遭遇し・・・。●ブラックライト 目が覚めたのだが真っ暗で何も見えない、手足も動かない。 「気がつきましたね」と医師らしき人物。 どうやら交通事故で両目の視力を失い、両手両足を骨折したらしい。 だが、しばらくすると手足が動くことが分かってきた。実は、何者かに監禁されているのではないか。 必死で手足を動かし逃げる準備に取り掛かった・・・。●ブルーブラッド 夢の中の自分が本来の姿。思う存分吸血鬼として振舞えるから。 女性の首筋を見ると特に興奮するのだ。 やがて夢なのか現実なのか分からなくなり・・・。●ゴールデンケージ 財閥の家庭に生まれた兄弟の兄は優秀で跡継ぎ候補であるが、弟は成績が悪く反抗的な態度を取り、親からも見離されていた。 だが、兄から見ると弟がとても羨ましかった。弟になりたかった。 そして、兄はだんだんおかしくなっていくのであった・・・。●インビジブルドリーム 彼女が見た夢が現実となって僕の前に現れる。だが、僕は夢をぜんぜん見ない。これは夢なのか現実なのか・・・。 解説:我孫子武丸あくむ 文庫
March 12, 2008
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文庫: 301ページ 出版社: 講談社 (2002/06) ★★★★☆ 映画にしても面白そう。 エキストラとか大変そうだけど。 篠塚とか、巨人の面子に歴史を感じますね。懐かしいな。.......................................... 山に弓矢の試し撃ちに来ていた連中が落としていった猛毒が塗ってある矢を手に入れた敏彦は殺人計画を立てた。 舞台は最も人が多く集まる場所、東京ドーム。 コンパクトな手製の矢を作成し、週刊誌を筒状に丸め、中からターゲットに向け毒矢を放つのだ。 巨人阪神線を観に来ていた客の殺害を皮切りに狩りは始まった。 僕だってここまでやれるんだ、僕は強いんだ・・・。..........................................殺人!ザ・東京ドーム
March 11, 2008
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文庫: 358ページ 出版社: 光文社 (2004/12/10) ★★★★☆ 関西口調の猫目線で語られたりもする、ユーモア・ミステリー短編集。 バスケットに入れられ旅に出るのが大嫌いな正太郎。そんな時はストレス解消におもちゃのネズミをかじかじするのである。●愛するSへの鎮魂歌 ある女性作家に惚れこんでしまった男は執拗なストーカーと化し、とうとう彼女のマンションの隣りに引っ越すということまで辿り着いたのだが、彼女の部屋には強敵がいたのである。それは黒に白ぶちの猫だ。猫嫌いのストーカーは、なんとかその猫をおびき出し始末しようと、猫が好みそうなグッズを買いこみいざ敵に向かうのだが…。●正太郎とグルメな午後の事件 僕の飼い主である作家の桜川ひとみが取材で京都に行くということで、僕もバスケットに入れられて一緒に行くことに。 同行した犬のサスケに再開し仲良くしゃべっていると、なにやら車の中でポメラニアンが「泥棒!」と騒いでいた。 お土産のひよこまんじゅうにその意味は隠されていた…。●光る爪 浮気相手の男が飼っている猫を一目見てみたいと思い家を訪れる。すると男の家から出てきた猫の爪が光っているに興味が湧き追い掛けてみると、爪にマニキュアが塗られていることが分かった。持っていた除光液できれいに落とす。これを見た男の妻はなんと思うだろう…。 だが、同時刻に妻は何者かによって殺されていたのである。●正太郎と花柄死紋の冒険 花壇で死んでいた猫が残したダイイング・メッセージは、梅の花を思わせる足跡だった。 正太郎たち近所の猫は推理する。●ジングルベル クリスマスイブになると忙しく男を欲しがる女性の行く末に、正太郎は囁き掛ける。●正太郎と田舎の事件 正太郎の育ての親である浅間寺と桜川ひとみは、正太郎を連れ取材旅行に出掛けるが、そこでは密室殺人が起きてしまうのであった。猫は密室でジャンプする
March 10, 2008
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文庫: 206ページ 出版社: 小学館 (2008/02) ★★☆☆☆ 詐欺師(シロサギ)を騙す詐欺師、彼の名前は黒崎、通称『クロサギ』。 映画化ということと「詐欺師」に惹かれ読んでみました。漫画を小説にしたものなので、どうかな~と思いつつ、まぁ読んでみたのですが、う~ん・・・。
March 10, 2008
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文庫: 378ページ 出版社: 講談社 (2006/5/16) ★★★☆☆ 国名シリーズ第7弾、短編集。●あるYの悲劇 ギタリストが自分のエレキギターで殴られて死亡した。たまたま駆けつけた女性にダイイング・メッセージを残していた。壁に血糊で『Y』と。 「山崎」と書いて『やまもと』と読む名字があるらしく、それが鍵を握っていた。●女彫刻家の首 女性彫刻家がアトリエで殺された。死体の首を切っただけでは気が済まず、彫刻の首が代わりに置かれていた。●シャイロックの密室 高利貸しを営んでいた男が拳銃で撃たれ殺された。 金に相当汚かったらしいので恨みからくるものなのか。だが、部屋の内側からは閂が掛けられていた。●スイス時計の謎 経営コンサルタント会社の社長が事務所で殺された。 その被害者は有栖川の同級生だった。 掃除機を使ったような形跡、スイス製の腕時計の謎と通帳への不審な入金から推理する。スイス時計の謎
March 9, 2008
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文庫: 375ページ 出版社: 小学館 (2005/02) ★★★★☆ まえがきで松岡さんは「今までグロテスクな暴力表現はなるべく避けてきたが、構成上不可能な為…」と言っていました。 そういえば松岡さんの作品は残虐な表現少ないな。 今回の催眠シリーズは、法律によって守られている少年犯罪、家庭不和、PTSD、復讐、制裁などがテーマです。 シリーズですが、単独でも楽しめます。(ミュンヒハウゼン症候群) 健全でありながら孤独感や寂しさを紛らわせる為に病気のふりをする虚言癖のこと、らしい。 別名かまってもらいたい症候群か? 主人公の響野由佳里は、ピアノを弾いた女の子の心境ばかりではなく、家庭環境までも察することができる小学校教員で音楽療法士でもあり、児童心理学にも詳しい彼女が暴走する。.......................................... 文部科学省に業績を評価された小学校の教諭である響野由佳里の二人の幼い子供と両親が同時に刺殺された。 残された由佳里は容疑者となった。 警察の取り調べの最中なんともなかった彼女だったが弁護士がパンフレットを見せた瞬間激しく嘔吐し貧血の症状が出たのはなぜなのか。 容疑者は13歳の少年。 動機は「むかついたから・・・」 注意されたことに腹を立てたことによる、いきあたりばったりの犯行だった。 親も親で、自分の息子のことに無頓着な母親だったのである。 やがて、一人残された由佳里は闇で拳銃を購入し・・・。..........................................カウンセラー
March 6, 2008
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文庫: 384ページ 出版社: 新潮社 (2007/9/28)★★★★★ 「ヒグッちゃん」こと樋口顕警部補が活躍するシリーズ第二弾。 今のところ第三弾の『ビート』までなのかな? 題名は朱夏ですが、夏ではなく寒い冬の季節の物語。 今回はなんと樋口警部補の妻が連れ去られてしまうのだ。 いやー、最後スカッとしたなー。 家族不和、歪んだ若者、刑事の絆がテーマ。............................ 樋口警部補の妻が何者かにさらわれた。一晩たっても帰ってこない。樋口はかつての相棒氏家に内密に相談、個人的に協力を仰ぐ。 一方、警視庁警備部に脅迫状が届いた。『激昂仮面』と名乗り「腐った政治、無能な総理大臣、警察は正義を行うのを旨にすると信じる。しかるに、警備部は腐りきった権力を擁護している為、警備部長に天誅を加える」というものだった。 樋口は妻を無事助け出すことができるのか!...................................朱夏
March 5, 2008
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文庫: 436ページ 出版社: 新潮社 (2007/06) ★★★★☆ 40歳のベテラン刑事樋口警部補はヒグっちゃんと呼ばれている。 まじめで賢く冷静で、確実な仕事をする男で、取り調べの際には容疑者や参考人が自然と打ち解け、話を引き出す能力がある。 分類で言うと『隠蔽捜査』に近い雰囲気、内容の一冊でした。.......................................... マンションの一室で男が殺され、現場から若い女性が逃亡するところを目撃された。 殺された男は不動産業の傍ら空き部屋でデートクラブをやっていた。 そして第二の殺人事件が発生し、やはり若い女性が逃げるところを目撃され、聞き込みから浮上してきた『リオ』という少女は相当な美人であった。 同年代の娘を持つ樋口は困惑する。 『少女A』の企みとは何なのか、本当に彼女が犯人なのか・・・。..........................................リオ
March 5, 2008
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文庫: 466ページ 出版社: 講談社 (1997/12) ★★★★☆ これシリーズみたいですね。酒を飲むほど推理が冴え渡ってくるという匠千暁(タック)、高瀬千帆(タカチ)が登場します。ちょうど第一弾だったようで良かった。 バラバラ殺人が大盛りですが、あまり重くなく結構な読み応えがありました。 この作家さん、他にもホラーとかSFっぽいものとか面白いそうなのがありますねー。 これは短編集ですが『七回死んだ男』という長編も面白そう。 聞いた話や以前の事件について推理していく、という方法で猟奇的バラバラ殺人であるグロい部分が表現されるので多少「気持ち悪さ」が軽減されています。●解体迅速 手錠で柱に拘束し殺害後、首と胴体、両手両足が切断され、6パーツにされた事件の後、同類の事件が起きた。 過去の新聞や週刊誌のネタを読み返し、犯人を予想する。 死体の解体に秘められた深層意識とは・・・。●解体信条 女子高の双子姉妹が彼氏の姉にまつわる事件について、先生に相談する一編。 「自分の恋人を奪った女の娘が、自分の息子と一緒になるなんて許せない、どうしてもその女と一緒になるなら私は死ぬ」と息子に断言していた母が毒殺された。バラバラにされた死体は34個に分けられていた。 胴体と頭以外が特に細かくされていたのは何故か・・・。 何故毒殺なのか。●解体昇降 マンションの8階からエレベーターにひとりで乗った女性が、一階に到着すると死体になっていた・・・。しかも全裸に剥かれ首と左手足が切断されていたのである。何故か首と左手足は8階と7階の間の踊り場に置かれていた。 動く密室。マジックショーでもあるまいし、と入院している上司のところに相談に来た刑事は唸る。 ある男の性的趣味とうるう年が関係していたのである。●解体譲渡 エロ雑誌100冊を大量購入していった年配女性の目的とは何なのか。 バラバラ事件に繋がる推理は当っているのか・・・。●解体守護 人ではなく、ぬいぐるみの手が切断されていた話。 タカチとタックコンビの推理。●解体出途 ある男がバラバラにされた。その男は恋人の母親とも関係を持っていたのである。 死体は分散されて捨てられていた。 公園など余りにも見つかりやすい場所に捨てられていたのは何故か・・・。●解体肖像 首の部分だけ切り取られたポスターの謎に迫る。嫌がらせなのか、殺人予告なのか。双子の姉妹とタックは推理する。●解体照応(推理劇『スライド殺人事件』) スーパー従業員の首無し死体の傍らには、昨日殺害された小学校教諭の首が置かれ、翌日には、女子高生の首無し死体の傍らに、昨日殺されたスーパー従業員の首が置かれていた。何故か髪が無造作に切られていた。 首のリレーの理由とは・・・。 刑事のあわてぶりが笑っちゃいます。●解体順路 2人の死体の首をすり替え、推理劇『スライド殺人事件』を真似た事件の真相は・・・。解体諸因
March 4, 2008
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文庫: 464ページ 出版社: 新潮社 (2003/11) 第5回新潮ミステリー倶楽部賞受賞 ジョン・ジェームズ・オーデュボン(John James Audubon) アメリカ合衆国の画家・鳥類研究家、のようです。 100年前と現在がリンクし、様々な個性的なキャラクターが登場します。 過去2度途中挫折しましたが、今回がんばって読んでみました。 デビュー作で、しかも結構好評なので、読み終えないとね、伊坂さんのファンだしね。 ですが、どうも私にはこの世界観についていけませんでした。 とにかく奇妙、魑魅魍魎ですね。 伊坂さんの作品の中では、一番好みが分かれる作品のようですね.............................. 「世界中の物事は、小さいことでつながっていて、影響しあっている」 パトカーに追われ、凶暴な警官城山から逃げていたことは憶えているが、気付いたら伊藤は知らない島にいた。 日比野という男が島を案内してくれた。そこは仙台に近い荻島という島で、どうやら孤立しているらしい。 田舎道を行くと田圃の真ん中にカカシが立っていた。なんとそのカカシが喋ったのである。 カカシは預言者だった。伊藤がこの島に来ることも予言していたという。 ある日、そのカカシは、田圃から引っこ抜かれバラバラに解体された。殺された?のである。.................................(登場人物) 優午 カカシ 伊藤 日比野 城山 伊藤の友人で警官なのだが、何をやらかすか分からない 轟のおっさん 無口で熊みたい 曽根川 3週間前にやってきたらしい 園山 変人画家 反対のことしか言わない 若葉 少女 草薙 郵便局員 静香 桜 理不尽な連中を殺している。 園山の奥さんを殺した犯人? ウサギさん すごく太っている 田中 足が車輪のようだ 小山田 日比野の幼馴染の刑事 天気を当てる猫オーデュボンの祈り
March 4, 2008
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文庫: 241ページ 出版社: 小学館 (2001/10) ★★★★★ 感動しました。 結末が結末だけに・・・言いたいけど言えない・・・・・・もごもご○△※●アー○ウー■ワン。 なんだか最近ウルウル系が多いな・・・。 これは松岡さんの作品の中でも、さくっと読める部類ですね。....................... 医大で教官もしており、カウンセラーで精神科医の深崎が食道ガンに罹り入院したが、その後病院から失踪した。その彼が抱えていた患者の木村絵美子にそのことを伝えてほしいと、知らない女性から嵯峨の携帯にかかる。データベースによると彼女は何らかの刑事事件に絡んでいるようだ。 木村絵美子は、ある男に部屋に連れ込まれ監禁されたと警察に被害届を出していたが、精神科への通院歴があるということから正式に受理されずにいた。嘘を付いているというだけでなく催眠にかかっていたのではないか、とまで言われていたのである。 どうやら親が警察関係者ということで、もみ消しにしようと企んでいることが分かる。............................ (映画ゴースト、シックス・センスを思い出しました)後催眠
March 3, 2008
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文庫: 268ページ 出版社: 文藝春秋 (2001/02) ★★★★☆ あいかわらず、おもろーい。(以下抜粋) 最近目立つのは、女子高生など若い女がちやほやされているということだ。 たしかに彼女たちは中高年の女よりきれいかもしれないが、中高年の女には、若い女にない押しの強さがある。若い女より体重もある。 わたしの生活は恵まれていない。出勤する時は途中で喫茶店に寄り「さあ、これから仕事をするぞ」と何度もいい聞かせてからでないと大学に行けない。帰宅する時も喫茶店で「さぁ、これから家に帰るぞ」といい聞かせないと帰ることができない。解説:森博嗣人間は笑う葦である
March 3, 2008
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文庫: 350ページ 出版社: 集英社 (1998/12) ★★★★★ 『クマのプーさん』の原作者唯一の推理小説らしいです。 解説で赤川次郎さんが「2番目に繰り返し読んだ」と言っていました。一番はアガサ・クリスティーの『そして誰もいなくなった』だという。そういえば、そして誰も~の方も解説していましたね。................................ 庭の花壇では、蜂がうなり声をあげ、鳩の鳴き声。遠くでは芝刈り機の音が聞こえてくる長閑な館。 その館の主人であるマークの兄ロバートが15年ぶりに訪れたのだが、眉間を銃で撃たれ事務室で死亡した。ロバートは国外に追い出されていたのである。 二人が争う声を秘書は聞いていた。マークが犯人かと思われたのだが、マーク本人は消えてしまったのである。 秘書のケイリーが庇っているのか・・・。 秘密の抜け穴と鍵、消えたマークの衣類一式、マークはどこへ消えたのか、ロバートを殺したのは別の人間なのか・・・。..................................赤い館の秘密
March 2, 2008
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