七転びなおきの徒然日記

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くらのすけ8585 @ 久々の更新ですね 恒久的に続けられてきた暫定税率を巡って…
七転びなおき @ Re:はじめまして(03/11) くらのすけ8585さん どう回答したらい…

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2007/06/12
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 前年に比べて、利益が大幅に減っていて、その原因を、前年比の数字を比較・分析しながら、お客様と話をしていたときのこと。

 簡単に言うと、ある製造業で、年度中頃の月次決算の数字が、売上高は前年比95%、材料費も同95%、労務費は、それほど下がらず同100%、外注費は同95%という数字。その他の製造経費も同95%。販売費・一般監理費は、ほとんど変わらず、前年比100%。

 売上が5%も減っている以上、人件費や販管費等の固定費もあるので、利益が売上減少率以上に減るのはごく当たり前の話だが、どうもそれ以上に利益が少ない。予想をはるかに超えている。そこまで利益が減るものか?一体この原因はどこにあるのか?という話であった。

 あくまでも、会計上の月次決算の数字の上の話なので推測でしかないが、売上高95%に外注費95%、この対前年比の数字だけを見て、変動比率は、ほぼ利益が出ていた前年と同じであるから問題なし・・・と安易に考えてはいけない。

 前年の外注費は、売上が大幅に伸びて、生産能力を上回った結果、内製できる工程をかなり外注に頼らざるをえず、外注比率が前年に比べ上がった状態の数字であったことに気がついた。売上が今期に近い2期前の数字と比較してみると、明らかに売上高に対する外注比率が高い。

 一度出すようになった外注先に、売上が減って内製可能な状態に戻っても、また同じように安易に外注に出したりはしていないか・・・?実はここに大きな問題があるのでは?という仮説にたどり着いた。聞いてみると、外注か内製かの判断は、どうも担当者任せらしい。一度緩んだひもが、そのまま元に戻ってないのかもしれない。

 特に、年によって売上高が大きく上下する業種の場合、生産能力をどこまで増やすかは、工場や機械装置の設備投資、従業員の採用等、多額の固定費に関わる重要な意思決定であることが多いが、その生産能力に関連して、外注をどう管理するかが、利益に関わる重要な要素であることに違いない。内製によって得られる利益を、みすみす外注先へ渡してしまっては、利益も残らないな。一度洗い直ししてみようと。そんな話となった。





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Last updated  2007/06/12 04:53:47 PM
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