生活雑記2

2009.08.14
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少しのコツさえ掴めば永続的に楽しめ、鑑賞しながら水槽に植えるための水草を収穫できるという優れもの。ちょっと高価だけど、絶対お得な“佗び草”。

残念なのは、販売する側が佗び草の魅力や栽培方法などをうまく伝えきれていないこと。場合によっては間違った知識を提供してしまっているということもある。「湿度を高く保たなければいけない」「土台に肥料分が含まれるのでよく育つ」といったことは、その最たるものである。

湿度は通常でよく、高くしすぎると蒸れて腐る。一部の例外はあるが、水草の水上葉の耐乾性は一般の陸上植物と大差はなく、湿度が低くて萎れるということはまずあり得ない。これは水草というイメージで水分が豊富に必要だという勘違いからきている。水中葉と水上葉は形態が全く異なり、明確に生活圏を分けている。ただし、土壌水分の枯渇に対しては水上葉でも極めて弱い。

肥料に関しても、土台の腐植には微量の肥料分しか含まれておらず、3週間ほどで養分は枯渇する。あの微量の腐植から産出される養分程度で育成するなんてことは園芸では考えられない。園芸家にとって、土に苗を植え付けて肥料を与えるという作業は極々初歩的な知識である。そしてそれにはまた、非常に奥深い世界がある。

佗び草を楽しもう





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最終更新日  2009.08.14 22:15:55
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