砂漠大陸5
10月12日。(5日目)
モーニングコールは6:00。
予定されていた陽関跡の見学は翌日に回された。
今日の視察は、楽しみの一つだった莫高窟から始まった。
普段(一般の観光客)は公開しない、非公開窟も見学できる。(v^-^v)♪
莫高窟大仏殿広場で、敦煌学研究所の責任者が歓迎の挨拶をしてくれた。
次いで、日本語の話せる研究員がガイドとして付いた。
入り口で記念撮影をした後、約2時間に亘って窟内を視察した。
大小、2400余(含非公開)の窟がある。
全部を観るには相当の時間が掛かる。
今回は、代表的なもの、特別な意味があるもの、普段は公開しないものを中心に見学した。
像に傷つけるという理由から、小さなバッグ以外は取り上げられた。
勿論、撮影などは誰人も如何なる理由があっても許されない。
従って、その画像はない。
売店で日本語版の本を購入した。
これにも、模して描いた石像や壁画は載っているが実物の写真はない。
石像や壁画は、敦煌に行ってあなたの目で確かめてください。(*^_^*)
あれ~っ?
いつの間にか、敦煌の観光ガイドになっていなかぁ~?
♪☆\(^0^\) ♪(/^-^)/☆♪
窟内は温度を嫌うため、電灯もなく、ガイドが持つ小さな懐中電灯1つで回った。
しかし、生まれて初めて目にした石像や壁画は美しく、1300年以上も前に造られたとは思えないほどの魅力が漂っていた。
雪解け水が湧き出ずる敦煌。
シルクロード、砂漠のオアシス。
当時の人々の生活の様子をかいま見た。
昼食。
ここでも、大陽村(ホテル)に着いた時と同じように、バクチクを鳴らし、歌を歌い、小学生まで動員して出迎えてくれた。
敦煌の、並々ならぬ意気込みが窺える。
し、しかしだ! また同じ食事かよ!(>O<)
白酒(ばくしゅ)という、アルコール度数58度のお酒が美味しかった。
白酒は、注がれたら一気飲みするのが礼儀だとか。(*^_^*)
但し、日本の杯より小さな器だ。
ビールは日本のビールの味に似て、これも美味しかった。
17:00。
○○市・敦煌市友好交流議定書調印式。
ここでは多くを語るまい。
ただ、我が地域と敦煌市が「国際友好都市」になった事だけは確かな事実だ。
今回の訪中の最大目的でもある。
そしてσ(^_^;)は、この歴史的な出来事の立会い人となった。\(*^ ^*)/
議定書にサインをする孫敦煌市長。
大事を終わして懇親会(夕食)だ!
敦煌市の要人がσ(^_^;)に就いた。
日中観光について語り合った。
通訳もいる。(*^o^*)
副市長とタバコの交換をした。
キャンプファイヤー。
我々は敦煌の空の下で歌った。
里の秋 ⇒ 静かな 静かな 里の秋・・・・・
月の砂漠 ⇒ 月の砂漠を はるばると・・・・・
北国の春 ⇒ 白樺 青空 南風・・・・・
そして、「海はふるさと」を中国語で歌った。
小 時 候 媽 媽 対 我
xiao shi hou ma ma dui wo
大ー海 就 是 我 故 郷
da-hai jiu shi wo gu xiang
にわか仕立ての中国語だったが、彼らから感動の拍手が沸き起こった。
彼らは伝統舞踊を披露した。
この寒空で裸に近い。(*^^*ゞ
日本勢も負けじと・・・(v^-^v)
この後、日本勢が次々と歌を唄った。
「上を向いて歩こう」・・・あと何だったかな?(^o^)
とにかく、次から次へと歌が飛び出した。
中国の彼らを引っ張り込んでダンスが始まった。
いや~! 盛り上がる、盛り上がる!\(^O^)/
言葉は通じなくても、2つの国の老若男女が1つに溶け込んだ。
国は異なれ、彼(彼女)らも同じ人間なのだ。d(^-^)
この宴は、時間が経つのを忘れ延々と続いた。
忘れられない敦煌(異国の夜)の思い出となった。
さてと、寝る前に、下着を洗濯洗濯と!
敦煌の夜は氷点下になるほど寒いのに、今夜も素っ裸で一人ベッドインかよ。(*^o^*)
明日は陽関跡の視察から始まる。
【砂漠大陸6】 に続く