酒と旅とグチのつれづれ日記byのぶりん

酒と旅とグチのつれづれ日記byのぶりん

2025年09月05日
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16時すぎ、ホテルを出て京都駅の七条口側へ。
京都定期観光バス、通称 「おこしバス」 のチケット売り場で、スマホの予約画面を提示してクーポン券を受け取りました。


これから、 旅の目的第2弾 に向かいます。
コース名は 「愛宕街道灯し あだし野念仏寺千灯供養」 です。
京都で過ごした学生時代から、ずっと行きたいと思って行けなかった化野念仏寺の千灯供養をようやく見ることができます。
バスは 17時京都駅前を出発。

このツアーは夕食付です。まずは食事場所へと案内されました。
​清凉寺、通称「嵯峨釈迦堂」と呼ばれるお寺の境内にある​ という京料理のお店です。




ここは湯豆腐が有名ですが、今回は夏場の定番 「冷やし豆腐」のコースを いただきます。

冷やし豆腐は、 嵯峨豆腐の名店「森嘉」のお豆腐を使用、 なめらかで湯豆腐とはまた違ったさわやかな味わいでした。
別勘定のアルコールを頼む人は少なかったですが、わたしはもちろん地酒をオーダー
お店のオリジナル冷酒です。お料理によく合いました。
デザートはわらび餅。





「お酒を頼んでいただいておおきに。おなかを満たすだけやのうて、お酒を飲みながら料理を味わっていただけて、うれしおす。 と帰り際に言ってくれました。
わが意を得たりウィンク

さて、おなかもいっぱいになって、念願の 化野念仏寺(あだしの ねんぶつじ) へと向かいます。
念仏寺は、平安時代に弘法大師が創建し、のちに法然上人の念仏道場となったそうです。

かつてこのあたりで葬られ長い年月風雨にさらされ散乱した無縁仏の石仏や石塔約8000体を、明治時代に地元の住民や僧侶が「西院の河原」と呼ばれる念仏寺の境内に集めて、一体一体ろうそくを灯して弔ったそうです。
これが、 ​「千灯供養」​ の始まりで、京都の夏の風物詩として定着しました。
現在は、 毎年8月の最終土日の2日間 に行われています。

バスを降りて、高台にある念仏寺まで10分ほど歩きました。
受付でろうそくを1本受け取って境内に入りました。


言葉はいりませんね。 僧侶の読経が響き渡る中、そこにはこの世とは思えない光景が広がっていました。びっくり








まず御朱印をいただいてから、石仏や石塔が立ち並ぶ「西院の河原」に入って、受付で受け取った ろうそくに火を灯し、石仏の前に供えました。

しばし、幻想的な雰囲気にひたったあと、念仏寺をあとにしました。
参道では、にぎやかな笛や太鼓の音が聞こえてきたので行ってみると、 盆踊り でした。

盆踊りと聞いて連想するような近所の人たちがやぐらの周りで踊る、という感じではなく、ひょっとこや狐、おかめなどのお面をかぶった法被姿の人たちや獅子舞が笛太鼓にあわせて踊りまわるという、ちょっと 妖しげな雰囲気 を醸し出していました。このあたりの伝統芸能なのかな。



この参道は 「旧愛宕街道」 と呼ばれ、毎年この時期に、念仏寺への訪問者を迎え入れるため、また地元の地蔵盆を盛り上げるため、 手作りの小さな行灯を道沿いに灯します。
「愛宕古道街道灯し」 と呼ばれ、今年で29回目を数えるそうです。
嵯峨野保勝会という地元団体と、嵯峨野に自分の庵を持つ瀬戸内寂聴さんが立ち上げた行事で、行灯の数は大小800基、奥嵯峨の古き良き街並みを行灯のほのかな灯りで演出しています。





石垣の上の方に、 「まゆ村」 というまゆ細工のお店があり、カミさんが見たいというので息を切らせて石段を昇りました。

まゆ細工を作っていたおじさんと奥さん?とも少しお話しできました。
さっき見た盆踊りは、昔はこの店の前あたりまで踊り下ってきたそうですが、最近は来てくれなくなった、とおじさんがこぼしていると、笛太鼓のお囃子がだんだん近づいてきました。
「あっ、来た」と店の中にいた全員が外に飛び出しました(笑)
でも、店の手前で引き返してしまい、みんな少し肩を落として店内に戻りました
まゆ細工をひとつお買い上げ。


バスの集合時間も近づいてきたので、再び参道を引き返しました。
解散した盆踊りの躍り手さんたちがまだそのあたりにいて、観光客が写真を撮ろうと群がっていたのをかきわけながら、バスに戻りました。


千灯供養を紹介した中日新聞WEB版のコラム記事です。



バスは、何カ所かの主だったホテルと京都駅七条口に立ち寄り、わたしらは 八条口ホテル京阪前で20時半ごろ下車 しました。
宿泊するホテルの近くにあるドン・キホーテに寄って、飲み物や朝食のパンなど買い込んでからホテルに戻りました。
ドンキは外国人であふれかえっていて、はじめてドンキに入ったというカミさんもビビッていました(笑)

ホテルには大浴場もあるようでしたが、テレビのインフォメーション画面で大浴場の混み具合を確認すると、男女とも混雑表示だったし、行くのも面倒、外国人と一緒になるのもちょっといやだったので、部屋のお風呂に入りました。トイレとは分かれていて広さもまあまあだったので、十分でした。

テレビ番組をつけるとちょうど24時間テレビをやっていたので、ぼーっと眺めながらドンキで買ってきた缶ビールとポテチをお供に、京都の夜はふけていきました。
さすがに暑さがこたえたし歩き疲れましたが、長年の念願をいろいろかなえることができたので充実感にあふれた一日でした。ぽっ





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最終更新日  2025年09月06日 08時04分10秒
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