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2007.05.19
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法月綸太郎『一の悲劇』


 法月さんの長編です。名探偵、法月綸太郎さんが登場する作品としては、第四作目、『頼子のために』に続く作品です。
 それでは、内容紹介と感想を(割と物語が進むところまで書くので、予備知識をあまり持ちたくない方はご注意ください)。

 わたし―山倉史郎の息子、隆史が誘拐されたという連絡が、妻から入った。妻の父、つまりわたしの義父にして会社の専務は、わたしよりも先にその連絡を受けており、すぐに帰宅するようわたしに命じた。
 妻の話を聞いてみると、実際に誘拐されたのは、近所に住む冨沢家の子供、冨沢茂だった。わたしは、その母親、路子と、七年前に不倫の関係を結んでしまっており、茂は、わたしの子供だった。
 犯人からの電話で、わたしは要求された金額を持ち、指定された場所に急ぐ。しかし、さんざん走らされたこともあり、足を滑らせ、わたしは待ち合わせ時間に間に合わなかった。そして、茂は殺されていた。
 わたしは、隆史の本当の父親に疑いの念を抱く。しかし、その男―三浦は、事件の当日、推理作家にして実際の事件も解決しているという、法月綸太郎と一緒にいたというのだった。
 しかし、わたしは三浦が犯人と信じて疑わなかった。何度か三浦の周辺を調べていると、さらなる事件が起こる。わたしが三浦に殴られ、昏倒していたわずかの間に、三浦が殺されていたのだった。しかも、現場は密室状況だった。


 ちょっとトリックのことについてひっかかりました。以下本当にネタにふれますので、反転させます。<ここから><ここまで>
 と、ひっかかるところはありましたが、順当な<本格ミステリ>としては、面白かったです。





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Last updated  2007.05.19 06:32:29
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