のりまきさんにとって、ほんとに良かったですね・・・

うちの長男も、幼稚園3年間だけミッション系でした。
小学校にあがってからは・・・クリスマスは、プレゼントをもらえる日になってしまいましたが。^^;


(2005/10/14 02:04:58 PM)

心のポテトサラダ

2005/10/13
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カテゴリ: カテゴリ未分類
みんなに、「おとなしい・影が薄い」と言われて中学に通い出しました。

毎日、2時間目と3時間目の間に、全校礼拝がありました。
賛美歌を歌い、聖書の一部を読み、その後その聖書の部分に合う話があります。
宗教主事の先生の話だったり、校長先生だったり、一般の先生だったり・・・時には卒業生や外部の方が来られて話されることもありました。
礼拝の時間が楽しみだった。
よくおまえだけ音が外れてると言われたけど、賛美歌を歌うのが好きでした。
何か落ち着くのがいい。
落ち着きすぎて寝てしまうこともあるが、とにかくこの時間は好きだった。
学校から地元のプロテスタント系教会を紹介され、強制ではありませんが日曜日に


地元の教会は、日曜の9時ごろに子供向けの礼拝が始まり、10時過ぎから大人の礼拝があります。
誰が行ってもいいし、途中退席もOKです。
そこでも基本は同じで、賛美歌を歌い聖書を読み、誰かが話をして、また最後に賛美歌を歌って終わり。
途中に、寄付する袋に10円とか50円・100円任意ですが、幾ばくかのお金を入れて、回ってきた箱に入れます。
その後は、教会併設の幼稚園の庭で、来てる子達とドッチボールしたり、サッカーしたり、女の子はまたなんかしています。

大人の礼拝に出たことも何度もあります。
牧師さんの進行で、ここの教会に通って来てる人が、得意なものの話をしたりする時があり、結構面白かったです。
その後、バザーの打ち合わせや、クリスマス会の飾りつけなど、大人たちがみんなで教会を盛り上げている感じがあります。

キリスト教国などでは、こういう教会がたくさんあり、日曜日に近所の人が顔を合わすことで、コミュニティーのつながりになっているのでしょう。
町内会の集会所に、用事のない方は日曜日に集まり、みんなで歌を歌い、近所のじいさんの話を聞いたりする、そんなもんでしょうか。

私は、幼児の頃、母親に連れられて、カソリックの教会に通っていました。


キリスト教と中学で深く関係することで、一神教の考えが入ってきました。
子どもは親の子ではなく、神様の子ども。
親も子どもも神様の前では並列です。
子どもは神様の導きで、その親に養育されているだけで、親に従う必要はなく、いつか自分の心の中に、「・・・がしたい。・・・になりたい」という神様のメッセージに従って行動すればいい。
自分の心に素直に従うことは、神様からのメッセージに沿うことで、それが生まれる前からこの場所で世の中の役に立って欲しいと、神様が願って地上に生を受けた自分の一番輝ける場所へ導かれる道。


なぜ大学生は親から学費を援助してもらうのではなく、奨学金やアルバイトで授業料を作っているか?
なぜオーストラリアなどは、大学授業料が全て国費なのか?
理解できました。
生みの親と本当の親が一致している儒教と、生みの親は育ての親で本当の親は神様だというキリスト教との違いです。

同じキリスト教でもプロテスタント系と中学で縁が合ったのは、良かったかもしれません。
カソリックは、神様を頂点に、次がローは法王、そしてその次は司祭というふうに、ピラミッド式になっている。
ローマ法王が神様の言葉の代弁者で、司祭はそれに従う。
さらにその下に、という風に神様の言葉が降りていく。
一番末端の神父さんの言葉が、神様の言葉です。
神父さんは結婚しない。
その修行をしている修道士さんも神様にだけ使えるために結婚しない。
シスターさんと呼ばれる修道女さんも結婚しない。

それに対して、プロテスタント系では牧師さんと呼ぶ。
神様の言葉の代弁者ではなく、教会の事務局であり、用務員であり、人々を神様に導く手助け者でしかない。
だから、人の言葉を神様の導きと捉えるのではない、自分の心に浮かんだ言葉や思いを神様の言葉と捉えられた。

プロテスタント系メソジスト会派は奉仕を特徴としています。
その学校である私の母校は、マスタリー・フォー・サービス(奉仕の精神)が教育の土台です。
夏休みに、ライ病隔離施設の手伝いに行くボランタリーなどもありました。
今はハンセン氏病と言われ、鼻がもげたりする病気で醜い顔になったりするので、伝染力がほとんどないのに、蔑まれいじめられて来た人々です。
その後、離島などの施設に隔離され、一般社会とは断絶されました。

中学生をボランティアに出すので、親の理解も必要です。
そういう映画を全校生徒で見に行ったり、ボランティア希望者の親を集めて説明会をしたりしていた。

そういう教育を受けた3年間で、私は大きく変わった。
親は所詮他人と思えるようになり、その言動をそれほど気にならなくなり、ナイフを見なくなった。
ごく普通の子になった。
多分私はその学校に導かれたのだろうと思っている。

親の恩に報いなきゃを筆頭に、いろいろなものとのしがらみも、あまり気にしなくなった。
洗礼も受けていないし、クリスチャンでもないが、私をこの世に生まれさせ何かをさせようとしている神様が後にいると思うようになり、人生がなんか安心するようになった。
将来の不安、病気・怪我・・・におびえず、余分な準備もせず、自分のこころに正直に生きるのがいいと思うようになった。

いろいろ私にとって不都合なことが起こるが、それも1つの試練で、コツコツしていればいつか過ぎ去ると思えるようになった。
子どもにも、よその人にも、「なぜ分からないんだ」とか思うことがなく、この人は私にはわからない別の使命をもって生まれてきているから、私の意見を言うこともあるが、その人が自ら決める事が一番その人にいいと思うようになった。
だって、それが神様の意思だから。
だから、自分の思うようにならないことに対して、深く思い込むことがなくなった。

あなたの心に浮かぶ「・・・したい、・・・になりたい」が神様のお願い、という言葉は、あんたは何も出来ないと言われてきた私に、自分への自信を与えた。
出来れば、親として子どもにこの神様のような役割をしてあげたいので、子どもの「・・・したい」にはNOと言わないようにしている。
「きっとできるよ、がんばりな」
何の根拠もない。
でもそれは、わが子を導いている神様の意思。

出来なくても、「大丈夫、またチャレンジしな」
と、何の保証もないのに言っている。
何も考えていない調子のいい人間と写るかもしれないが、それがその子の持っているものを一番発揮させると思っている。
生涯、子どもに拍手を送る一番の応援団でありたい。
2人のわが子は、それぞれに神様の導きによって行動している。

彼等の一番輝ける場所で、より輝くために、私が必要だと思っていること、つまり、何でも食べられることであったり、人に迷惑をかけないことであったり、スポーツであったり、勉強であったり、が十分出来る環境を提供しようと思い、そうしてきたが、彼らが拒否したらあっさりやめる。
きっとそれは神様の意思じゃないんだ。
やめてからやっぱりまたやりたいと言ってきたら、また手続きを取る。
親はそれぐらいが一番だと思っている。

一気に書いてたら長くなってしまって、3日に分かれてしまいました。
読んで頂いてありがとうございます。

200510ElsinoreHokko019ss
大阪湾を走っている時、遠くで大型艇のレースをしていた





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Last updated  2005/10/13 08:20:27 PM
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Re:中学とキリスト教3 の巻(10/13)  
モアイ2463  さん
キリスト教でもいろいろあるのですね。

>そういう教育を受けた3年間で、私は大きく変わった。
たしかに、中学校でこのような考えに触れたのは人生に大きな影響を与えると思います。
(2005/10/13 10:10:40 PM)

Re:中学とキリスト教3 の巻(10/13)  
私はときどき、あっきいが、神様かご先祖様のお使いに思えるときがあります。
私に幸福と教育を与えにきたんだな、という感じ。

ありがとうございます。
良い勉強になりました。 (2005/10/14 07:09:28 AM)

Re[1]:中学とキリスト教3 の巻(10/13)  
モアイ2463さん
あの中学に通えたことは、私にとってとてもラッキーでした。
>キリスト教でもいろいろあるのですね。

>>そういう教育を受けた3年間で、私は大きく変わった。
>たしかに、中学校でこのような考えに触れたのは人生に大きな影響を与えると思います。
-----
(2005/10/14 10:19:44 AM)

Re[1]:中学とキリスト教3 の巻(10/13)  
かなにゃん3728さん
子どもってそうだと思います。親に幸せを運んできます。
>私はときどき、あっきいが、神様かご先祖様のお使いに思えるときがあります。
>私に幸福と教育を与えにきたんだな、という感じ。

>ありがとうございます。
>良い勉強になりました。
-----
(2005/10/14 10:20:32 AM)

Re:中学とキリスト教3 の巻(10/13)  

Re[1]:中学とキリスト教3 の巻(10/13)  
えこえこ112さん
親に逆らってあの中学を選んでよかったと思っています。あのまま親のレールに乗ってたら、際限ない上昇志向スパイラルでした。いつか爆発しただろうし、私と子どもの間で爆発していたかもしれません。
>のりまきさんにとって、ほんとに良かったですね・・・

>うちの長男も、幼稚園3年間だけミッション系でした。
>小学校にあがってからは・・・クリスマスは、プレゼントをもらえる日になってしまいましたが。^^;
-----
(2005/10/14 05:57:35 PM)

Re:中学とキリスト教3 の巻(10/13)  
キリスト教では、他の宗教はすべて悪魔なのでしょうか?韓国人の友人がそう言うんです。宗教という物の考え方がわかりません。心の支えになる物だと思っているのですが、いま少し、選択に戸惑います。
(2005/11/02 03:56:15 PM)

Re[1]:中学とキリスト教3 の巻(10/13)  
あかりでぇ~すさん
一神教のイスラム教なども、他の宗教の神様は違うと思っている信者がいると思いますが、教義に他を否定するものはなく、元々の本質とはずれています。まして悪魔などというのは極端です。そのようなことを言う牧師さんはいませんよ。
>キリスト教では、他の宗教はすべて悪魔なのでしょうか?韓国人の友人がそう言うんです。宗教という物の考え方がわかりません。心の支えになる物だと思っているのですが、いま少し、選択に戸惑います。
-----
(2005/11/02 08:01:11 PM)

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