能登の手染め日記

能登の手染め日記

Jan 6, 2016
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カテゴリ: 染色
なんという正月から、縁起の悪いタイトルであろうか(^^;

染めを行っている身としては、草木染めの古典と現代の化学の染めの狭間において学ぶことが多く、そこで生まれ出ずる疑問を解明しないと進めないこともある。ということで古典の染色で使われていた灰汁の正体を解き明かしたいと新年に思うわけ。

で、正月早々ではあるが、さっそく家の周囲の藪椿を燃やして椿灰をつくった。日付を入れ100gごとに袋に入れて分けて、次のデータに使う。

椿灰.jpg

椿灰から採る灰汁にはアルミ成分が多く含まれているというので、昔からアカネ染めなどに使われていたという。という話を講習会でしたら、何人かの人が灰汁媒染を行って染めていた(^^
なので、石川県の工業試験場で成分を調べたのが、これ。・・・これ、分かるだろうか?(^^;

灰汁成分.jpgデータ「蛍光X線分析 定性分析チャート」

アルミニュムはAl-SKA3,Al-KA、ま、色々な成分が含まれているということは分かる。ほかの植物から作った灰汁にも夫々に使用に適した有効な成分があって、アク抜きや清澄剤として使われたり、藍染めや焼き物にも使われている。

まぁ、椿の灰汁による媒染にも色々な方法があるので、1度や2度の結果だけでは断言できないこともある。今後そうしたデータもまとめて残していきたいと思っている。セミクラッシックの草木染めを行う身としては、古典も現代の染めもデータを明らかにして、自身の染める方向を見つけたい。

だが、こんな時間の掛かるデータばかり取っていては、わが身が灰になるまでに、この正体を明らかにできない感じもする(~~;

ということで、灰になるまで頑張ろうかな(^^

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Last updated  Jan 6, 2016 03:06:11 PM
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