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能登の手染め日記

Feb 13, 2024

梅の花の咲く日

(1)

テーマ：どんな写真を撮ってるの??（*^-^*）(52100)

カテゴリ：日々

朝の太陽の光が変わったようだ。空は澄みわたる青色が広がり、風が出てきて東南の海の向こうに戴冠の立山連峰が映えて、波頭がキラッキラッ輝いていた。

その景色を見て栃木県、奈良県、静岡県のゼッケンをつけた3人の応急危険度判定士さんが感嘆の声をあげてシャッターを切った。「透き通った海の色に立山連峰、こんな美しい景色を初めて見ました。今度は子供を連れて魚釣りにきます」と。そんな午後、庭の梅の花が、次々に咲いてきた。

数日前から膨らみ、ほころびた蕾、今朝の光の中で数輪、いっきに花開いた♪

青空　透きとおり

いっきに　ふくらんで

花ひらく

家の周囲に６本ある梅の木、蕾がつらなっている♪

昨年も13日ころに開き、このブログでは開花が一番早かった2020年2月4日という日もあったから、特段早いわけではないが。今年は花の咲くのが待ち遠しかった。丘のフキノトウも水仙畑の新芽も芍薬の紅い尖った芽も、チューリップの葉も。もっと伸びて来るのが待ち遠しい！

ひと時でも早くあれ、命の芽吹く音が聞こえるような姿が、ありがたい。倒壊した家屋や瓦礫の山、切り裂かれたままの海への道、遅々として進まない隣地区の避難所では、不公平ゆえの怒声が聞こえるという。

枕もとに車のカギと免許証と財布のバッグを置き息を潜めて眠る夜、余震に身を縮め、断水で仕事も思うように進められないのが心苦しい。せめて、新芽が伸びるとき、蕾の開くこの時を記録しておこう。

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