仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2008.01.24
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カテゴリ: 東北
鍼灸師の竹村文近さんが、ドラムの音が人の決断力を強くする、と書いていた。

竹村さんは、作家の色川武大さんの鍼灸治療をしていた。色川さんのナルコレプシー体質(睡眠障害、幻覚作用)も改善させた。竹村さんの所には山下洋輔ニューヨークトリオの黒人ドラマー、フェローン・アクラフが治療に来ていた。肩関節に鍼を刺した時、筋肉の反応が早くて鍼が曲げられてしまい、特注の鍼を作ったほどで、筋肉そのものがまさにドラムだった。竹村さんは、色川さんとはジャズの話で盛り上がっていたのだが、大胆にも色川さんにすごいドラマーがいると話したら、一関から出てきてくれてフェローン・アクラフを聴いてくれた。そして、何かやれそうな気がしてきた、と語った。

おおよそこんな内容の文章だった。
(カラダに効く音楽(第12回)『音遊人』第12号(08年2月号) ヤマハ株式会社発行)

色川さんが亡くなられる前のことだからもう20年も前になるのだろう。そして、一関でジャズと言えば、色川さんも通ったはずの菅原マスターの Basie だ。色川さんが移住する縁もあってだと思うが、文人を輩出した城下町に文学とジャズの新しい薫りを咲かせようとする運動があった。

心と体と音楽は、つながっている。言葉にすると陳腐になるが、今まで見たことも聴いたこともないものに接する驚きに、動かされる。そして、人と町もつながっていくのかも知れない。
文章に構成することがしにくいメタフィジークなことをあれこれ頭の中で考えてしまっている。人の本質的なことなのか、それとも単なる雑念で言葉にできないだけなのか。





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最終更新日  2008.01.24 08:04:44
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